7月21日の日曜日、15年ほど前に登ったのを最後に、その後は行かなかった祖母山の黒金尾根
を歩いた 当時は、学校跡の教室に畳を半分ほど敷いた簡易宿泊施設に泊まり、自炊して早朝に登
山口に向かったが、今回は早朝に自宅を出発し、尾平トンネルを超えて駐車場に着いたのは既に9時
を過ぎていた
先日調査に来た時に登山口周辺を歩いてみたが、駐車している車は少なかった 21日も3台の
車が駐車しているだけだった 季節外れとはいえ、これでは宿泊施設は成り立たないだろうと思っ
た
ストレッチをして「川上渓谷入り口」の案内板から登山道に入って歩いた 鉱山跡からは祖母山
に連なる山脈の眺望が楽しい 昨夜の予報では午後は天気が下り気味だとのことだったことと、出
発が遅いことがあり、今日は普段遠くから眺めている「天狗岩」まで歩くことにして、いずれ尾平近
くに泊まり、早朝に出発して黒金尾根コース~祖母山~宮原コースを歩くことにしたい
先年の大雨で流された後に架設された立派な橋の下を通って黒金尾根に向かうと、登山道は以前に
比べてよく整備されていると思われた しかし、暫く歩くと長短2つの梯子が続く所では、二つの
梯子がいずれも斜めに傾いたままになり、大きく迂回して渡渉するようになっていた 対岸側は一
部苔が付いたなめら岩なので、注意しながら歩いた
黒金尾根コースでは、100メートル毎に標識が建っているので、標識を見ながら歩くのは楽しみ
だ しかし、30分ほど歩くと急登になるので、息がはずむ
また、急登の坂道の途中で90度ほど右に曲がって登る所では、多くの先人が右折しないでうっか
り直進したらしく、直進の道が100メートルほどは幅の広いしっかりした踏み跡があったので、我
々の先頭を歩く仲間も直進した 暫く歩くと「登山道」が狭くなり、「獣道」であることが分かっ
た これをそのまま歩くと尾根から谷に降ることになる
坂道の右折個所では、倒木を拾い集めて通行を遮断したので、今後は道迷いはなくなるだろう
黒金尾根は、聞きしに勝る手ごわい登山道だった 15~6年前は淡々と歩いたと思ったが、今
回は「立休み」が普段の山より多かった
登山道は殆ど忘れていたが、記憶違いもあった 「天狗の水場」は岩の傍に梯子があると思って
いた
空は11時頃からどんよりと曇り、水場を過ぎた辺りでは降雨が気がかりになってきた 天狗
岩の手前で午後2時近くになったので、このまま歩けば下山時間(約3時間)と降雨があれば渡渉箇
所で苦労することが予想されることを考慮し、今回は「天狗岩」を断念して引き返すことにした
午後4時46分、鉱山横の広場について祖母山に連なる山脈に挨拶をした
「また来るよ」
温泉に向かう途中で、道路端に淡い桃色のグラジオラスが1本咲いていた 既に盛りは過ぎてい
たが、そのさまは見事に目に染みたので車を止めて引き返した すると山友が「仏像があるから停
まったのですか」 私は7~8体の仏像が安置されている小堂には気が付いていなかった
グラジオラスのお蔭で、仏像の安置されている小堂で仏像の撮影をすることができた 木像と石
像が安置されていたので、道路拡張工事などで整理され、小塔に集められたものだろう 30cm
~1mほどの仏像だが、相当な歴史を有するものと思われた 取りあえず、小型のカメラで撮影
したが、いずれ一眼レフカメラ、三脚などを用意して撮影に行きたい
先日は祖母山の別コースからの帰途に偶然に仏像を見つけ、今回はまた偶然にグラジオラスに導か
れて貴重な仏像に会えた 有り難い
2013年7月27日
風
※ 写真はクリックすると拡大し、もう一度クリックすると更に拡大する
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/66/89/debe915a15c1c7f1466c61664f01bede_s.jpg)
川上渓谷入り口
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/66/d9/d0c0c51813c712b3021cf9a628df0d4c_s.jpg)
鉱山跡から祖母山に連なる山脈
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/6e/27/846c016bcdc2cd8843cba43da76f2080_s.jpg)
黒金尾根コースと宮原コースの分岐 黒金尾根は橋の下を通る
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/03/a4/401b1c88ae4f61e829c8125bd48dbc5f_s.jpg)
次の橋を渡る
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/27/6c/9b6e09efbe5f650b4b369ac2e3d3b4c0_s.jpg)
左側の大きな岩を廻りこんで橋を渡る
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/31/d4/beb5f9b06dbeedc0a660aef76c1e0532_s.jpg)
長い橋を渡り、前方で登る
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/7e/df/83277b65945bd343c8808c0a68690b13_s.jpg)
長短2本の橋が斜めに傾き、通行不能なので左に迂回して渡渉する
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/40/f9/fbeb2877999069e898fe8454f2b9229e_s.jpg)
渡渉
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/45/ce/c6312e123c44682314a2d189436233a3_s.jpg)
渡渉した対岸の岩は苔で滑る
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/2c/38/4ce7fcce729f6bc3ef37cd83f5858ddd_s.jpg)
此処から急な坂道になる
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/4d/5c/8891b8ab1f165e4a8faf293d00124d9e_s.jpg)
最初の岩場
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/75/6d/eed6bb4e6afbe52d7826844c9cf998b7_s.jpg)
ロープに頼らず、岩や木の根を掴む
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/51/8d/63843acfd4c445626f6254b0908f685c_s.jpg)
痩せ尾根で補水
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/0e/ae/de63241e707dc6db54544d2be51f1435_s.jpg)
突き当りからは獣道 手前の二つの石から右に登る
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/0a/65/4e1d7447f1eac6a1585875de4d169ea8_s.jpg)
標高1300m
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/2f/c5/f5082902cda2f0db30cc028968f14d5c_s.jpg)
標高1400m
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/2c/b2/b1c3086ae4aeb3a5949eca9c5becdbe7_s.jpg)
天狗の水場
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/3d/e8/8bb23307d5375616c3e9d5d2447cb7f3_s.jpg)
道端の小堂内に安置されている木像
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/0b/c2/ae54a7c146ebb2261a58b6fb1397d760_s.jpg)
道端の小堂内に安置されている石像
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/65/02/9a841535a24e0e32b682ec7d536d17c9_s.jpg)
道端の小堂内に安置されている木像
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/1a/e4/16a208e5c9a89f58dcec3b94cd25a58c_s.jpg)
道端の小堂内に安置されている木像
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を歩いた 当時は、学校跡の教室に畳を半分ほど敷いた簡易宿泊施設に泊まり、自炊して早朝に登
山口に向かったが、今回は早朝に自宅を出発し、尾平トンネルを超えて駐車場に着いたのは既に9時
を過ぎていた
先日調査に来た時に登山口周辺を歩いてみたが、駐車している車は少なかった 21日も3台の
車が駐車しているだけだった 季節外れとはいえ、これでは宿泊施設は成り立たないだろうと思っ
た
ストレッチをして「川上渓谷入り口」の案内板から登山道に入って歩いた 鉱山跡からは祖母山
に連なる山脈の眺望が楽しい 昨夜の予報では午後は天気が下り気味だとのことだったことと、出
発が遅いことがあり、今日は普段遠くから眺めている「天狗岩」まで歩くことにして、いずれ尾平近
くに泊まり、早朝に出発して黒金尾根コース~祖母山~宮原コースを歩くことにしたい
先年の大雨で流された後に架設された立派な橋の下を通って黒金尾根に向かうと、登山道は以前に
比べてよく整備されていると思われた しかし、暫く歩くと長短2つの梯子が続く所では、二つの
梯子がいずれも斜めに傾いたままになり、大きく迂回して渡渉するようになっていた 対岸側は一
部苔が付いたなめら岩なので、注意しながら歩いた
黒金尾根コースでは、100メートル毎に標識が建っているので、標識を見ながら歩くのは楽しみ
だ しかし、30分ほど歩くと急登になるので、息がはずむ
また、急登の坂道の途中で90度ほど右に曲がって登る所では、多くの先人が右折しないでうっか
り直進したらしく、直進の道が100メートルほどは幅の広いしっかりした踏み跡があったので、我
々の先頭を歩く仲間も直進した 暫く歩くと「登山道」が狭くなり、「獣道」であることが分かっ
た これをそのまま歩くと尾根から谷に降ることになる
坂道の右折個所では、倒木を拾い集めて通行を遮断したので、今後は道迷いはなくなるだろう
黒金尾根は、聞きしに勝る手ごわい登山道だった 15~6年前は淡々と歩いたと思ったが、今
回は「立休み」が普段の山より多かった
登山道は殆ど忘れていたが、記憶違いもあった 「天狗の水場」は岩の傍に梯子があると思って
いた
空は11時頃からどんよりと曇り、水場を過ぎた辺りでは降雨が気がかりになってきた 天狗
岩の手前で午後2時近くになったので、このまま歩けば下山時間(約3時間)と降雨があれば渡渉箇
所で苦労することが予想されることを考慮し、今回は「天狗岩」を断念して引き返すことにした
午後4時46分、鉱山横の広場について祖母山に連なる山脈に挨拶をした
「また来るよ」
温泉に向かう途中で、道路端に淡い桃色のグラジオラスが1本咲いていた 既に盛りは過ぎてい
たが、そのさまは見事に目に染みたので車を止めて引き返した すると山友が「仏像があるから停
まったのですか」 私は7~8体の仏像が安置されている小堂には気が付いていなかった
グラジオラスのお蔭で、仏像の安置されている小堂で仏像の撮影をすることができた 木像と石
像が安置されていたので、道路拡張工事などで整理され、小塔に集められたものだろう 30cm
~1mほどの仏像だが、相当な歴史を有するものと思われた 取りあえず、小型のカメラで撮影
したが、いずれ一眼レフカメラ、三脚などを用意して撮影に行きたい
先日は祖母山の別コースからの帰途に偶然に仏像を見つけ、今回はまた偶然にグラジオラスに導か
れて貴重な仏像に会えた 有り難い
2013年7月27日
風
※ 写真はクリックすると拡大し、もう一度クリックすると更に拡大する
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/66/89/debe915a15c1c7f1466c61664f01bede_s.jpg)
川上渓谷入り口
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/66/d9/d0c0c51813c712b3021cf9a628df0d4c_s.jpg)
鉱山跡から祖母山に連なる山脈
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/6e/27/846c016bcdc2cd8843cba43da76f2080_s.jpg)
黒金尾根コースと宮原コースの分岐 黒金尾根は橋の下を通る
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/03/a4/401b1c88ae4f61e829c8125bd48dbc5f_s.jpg)
次の橋を渡る
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/27/6c/9b6e09efbe5f650b4b369ac2e3d3b4c0_s.jpg)
左側の大きな岩を廻りこんで橋を渡る
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/31/d4/beb5f9b06dbeedc0a660aef76c1e0532_s.jpg)
長い橋を渡り、前方で登る
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/7e/df/83277b65945bd343c8808c0a68690b13_s.jpg)
長短2本の橋が斜めに傾き、通行不能なので左に迂回して渡渉する
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/40/f9/fbeb2877999069e898fe8454f2b9229e_s.jpg)
渡渉
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/45/ce/c6312e123c44682314a2d189436233a3_s.jpg)
渡渉した対岸の岩は苔で滑る
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/2c/38/4ce7fcce729f6bc3ef37cd83f5858ddd_s.jpg)
此処から急な坂道になる
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/4d/5c/8891b8ab1f165e4a8faf293d00124d9e_s.jpg)
最初の岩場
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/75/6d/eed6bb4e6afbe52d7826844c9cf998b7_s.jpg)
ロープに頼らず、岩や木の根を掴む
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/51/8d/63843acfd4c445626f6254b0908f685c_s.jpg)
痩せ尾根で補水
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/0e/ae/de63241e707dc6db54544d2be51f1435_s.jpg)
突き当りからは獣道 手前の二つの石から右に登る
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/0a/65/4e1d7447f1eac6a1585875de4d169ea8_s.jpg)
標高1300m
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/2f/c5/f5082902cda2f0db30cc028968f14d5c_s.jpg)
標高1400m
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/2c/b2/b1c3086ae4aeb3a5949eca9c5becdbe7_s.jpg)
天狗の水場
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/3d/e8/8bb23307d5375616c3e9d5d2447cb7f3_s.jpg)
道端の小堂内に安置されている木像
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/0b/c2/ae54a7c146ebb2261a58b6fb1397d760_s.jpg)
道端の小堂内に安置されている石像
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/65/02/9a841535a24e0e32b682ec7d536d17c9_s.jpg)
道端の小堂内に安置されている木像
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/1a/e4/16a208e5c9a89f58dcec3b94cd25a58c_s.jpg)
道端の小堂内に安置されている木像
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