深く潜れ(Dive Deep)! キネシオロジー&クラニオセイクラル・ワーク(クラニオ)の蒼穹堂治療室

「ココロとカラダ」再生研究所、蒼穹堂治療室が送る、マニアックなまでに深く濃い、極私的治療論とお役立ち(?)情報の数々。

「なんちゃってマキマ方式」の話

2022-12-13 14:50:44 | 一治療家の視点

アニメ『呪術廻戦』には施術(治療)に使えるネタがいくつもあって、そうしたものを記事にしてアップしてきたが、アニメ『チェンソーマン』は、物語の内容は『呪術廻戦』と被る要素が多いのに使えるネタが全然なくて、見ていて不満だった。

けれど、第9話に出てきたアレは施術メソッドとして見ても、とても興味深いものだ。

それについて書くには、『チェンソーマン』という物語についてネタバレなしで、ちょっとだけ触れておかなければならない。『チェンソーマン』は「週刊少年ジャンプ」に連載中のマンガで、現在、MAPPA制作によるアニメが放送中。物語の舞台は悪魔という存在が社会問題化している世界で、チェンソーの悪魔と融合した主人公、デンジは公安で対悪魔を担うマキマに拾われ、彼女の下で公安部所属のデビルハンターの一員となった。

そして第9話では、初めてマキマの持つ力(の一端?)が明らかになる。

その問題のシーンは配信などでいくらでも見られるので、ここでそれを繰り返し述べることはしないが、あそこでの彼女の手の動きは見ていて非常にそそられるものがあった。「あれをモードして使えないものか?」と。

キネシオロジーには、仏像の印を結んだ手の形にインスパイアされて開発された、モード(ハンド・モード、フィンガー・モード)というものがある。全てのキネシオロジーのシステムがモードを使っているわけではないが、モードを使うシステムでは、モードによって心身の状態を調べたり、それを改善させる手段(施術法)を選んだりしている。

ただ(あくまで私の知る限りだが)、キネシオロジーのモードは手や指で、ある特定の形を作って、筋反射テストで反応が得られるかどうかを調べる、という形で使われるもので、マキマのように手を動かし続けることはしない。

ところが、マキマと同じような手の動きをしながら筋反射テストをしていくと、その動きの中で、例えば心身の何らかの問題(=「弱さ」)が検出できることが分かった。しかも手の動かし方を変えると、検出できる「弱さ」も変わることも。このマキマの手の動きをモードと呼んでいいのかどうか分からないので、ここでは「なんちゃってマキマ方式」、略してNM方式と仮に呼ぶが、このNM方式による手の動きは(今のところ)定型はなく、その場のアドリブのようなものなので、左右の手の位置や動かし方を微妙に変えてやれば、理論上は無限のバリエーションで検査することができる。

しかも検出できる反応は、私がこれまで使っていた位相の切り替え無限遠点の追加図地反転といったもので検出してきたのとは別のもののようで、それが何なのかは現時点ではよく分からない(ただキネシオロジーのいいところは、それがどんな「弱さ」か分からなくても取り去ることができる、というところにある)。だから、これを読んだあなたが実際に使ってみて、そこから分かることがあれば(たとえ否定的な意見でも)コメントでもメールでもいただけると有り難い。

最後に、『チェンソーマン』第9話のEDにも、ほんの一瞬だがマキマが「力」を発動しているシーンが出てくるので、公式によるノンクレジットの動画を貼っておく。ただし、この動画は第8、9話のネタバレを含むのでご注意。


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