寺山修司の荒野へ 2009-11-26 00:44:18 | 趣味人的レビュー とばすべき鳩を両手でぬくめれば 朝焼けてくる自伝の荒野 ──寺山修司 演劇実験室◎万有引力の新作『幻想音楽叙事詩劇 書物の私生児-自叙伝の荒野を記述する試み、あるいは自作詩朗読の鉄仮面-』を観に、新宿に行った。万有引力の舞台を観たのは『レミング』以来だ。だが『レミング』を観たのはいつだろう。思い出せないほど前だったワケでもないのだが、思い出せない。だが、とにかく『レミング』以来だ。いや、 . . . 本文を読む
福岡でセミナーと治療 2009-11-19 18:41:55 | 一治療家の視点 11/17,18の2日間、七星鍼灸院のnanahoshi先生のご厚意で、福岡でキネシオロジーとクラニオセイクラル・ワーク(クラニオ)の1Dayセミナーと治療を行ってきた。 17日は魔法使いの弟子(自称)さんと埼玉の草加を朝5時半に発つため、4時半に起床。普段は「今日は午前中、治療の予約は入ってないから、朝メシ食ったら二度寝するかー」みたいなユル~イ暮らしをしているので、ちゃんと起きられるのかとち . . . 本文を読む
筋反射テスト考 その1 2009-11-11 12:55:39 | 一治療家の視点 キネシオロジーは、そのおおもとのアプライド・キネシオロジー(AK)自体がさまざまな治療法の集合体のようなものだが、それが単なる「各種療法の寄せ集め」にならなかったのは、筋肉テスト(筋力テスト)と筋反射テスト(筋肉反応テスト)があったからだ。この2つのテストを幹にして、そこに各種療法を枝のような形で結びつけることによって、AKという1つの大きな体系が成立している。 ということは、その幹に接ぎ木する . . . 本文を読む
ハイデガーという「道」を行く 2009-11-04 21:15:01 | 一治療家の視点 小田一の『気と気診』には大いに触発されたが、これを読んで特に強く感じたのが、哲学の重要性である。『気と気診』には、小田一がインターンの頃から、哲学教授の主催するカントの勉強会に20年通い、それが気診というものを作り上げるのに役立った、という話が出てくる。 私は哲学について無知なので全くの素人考えかもしれないが、哲学というのは要するに人に対して、ある視座と視点を与えるものだと思っている。同じ物を見 . . . 本文を読む