『クラニオセイクラル・バイオダイナミクスVol.1』出版まで 2007-09-30 23:06:05 | Weblog 3冊目になる『クラニオセイクラル・バイオダイナミクスVol.1』を9/20に出版した。この本はFranklyn Sillsの原著CRANIOSACRAL BIODYNAMICSのVol.1の日本語版で、2006年に森川ひろみさんの訳で出版された『クラニオセイクラル・バイオダイナミクス』の前の巻に当たる。本来はVol.1、Vol.2の順で、しかも同じ人が翻訳すべきこのシリーズが、このような変則的な形 . . . 本文を読む
鬱病について 2007-09-19 22:43:17 | 一治療家の視点 鬱病の人が増えている…らしい。雑誌やテレビでの特集も多い。ウチの治療院にも鬱病の患者が徐々に増えている。かく言う私もかつて鬱病になったことがあり、(それだけが理由ではないが)12年勤めた会社を辞めた、という過去がある。 最近、患者の1人に『ツレがうつになりまして』(細川貂々著、幻冬舎刊)という本を貸してもらったので読んでみた。会社員だった夫が鬱病になって戸惑う日々の様子が、マンガ家 . . . 本文を読む
肉体より上の層の弱さを治療する 2 2007-09-11 09:31:28 | 症例から考える ウチでは主にTL(セラピー・ローカライゼーション=ザックリ言えば、体のどこかに触れること)によって、どこをどんな順番で治療するかを決めている。 キネシオロジー的には、問題のある部分や治療が必要な部分にTLする(=触れる)と筋力が変化することから、逆に、TLして筋力の変化する部分(これを私たちは便宜的に、「弱さのあるところ」と呼んでいる)を探し出すことで、治療すべき部分を検出することができるのであ . . . 本文を読む
サイモン・マースデンの怪異な世界 2007-09-04 19:16:15 | Weblog 7月末に『スティルネス』の日本語版を出した記念、と言うか自分へのご褒美に、かねてから考えていたことだが、サイモン・マースデンのオリジナル・プリントを買うことにした。 サイモン・マースデンの名を初めて知ったのは、もう10年以上も前のことだが、銀座のある画廊(今はもうない)で行われる個展の記事を『ぴあ』で見た時だった。記事に載っていた作品に興味を引かれ、その画廊を訪ねて1枚の作品──タイトルはGot . . . 本文を読む