図書館で本を盗まれる 2016-02-29 20:07:04 | Weblog どうにもツイてない。今日、図書館で読んでいる途中だった本を盗まれた。図書館の本ではない。自分の本だ。テーブルになっている閲覧席に本を置いて、ちょって昼食を食べに席を外した30分くらいの間のことだった。確かに不用心だった。が、これまで少なくとも5年以上同じことをずっとやってきたが、それで本を盗まれたことは一度もなかった。そもそも誰かが盗みたくなるような本ではない。数学書だから。今回盗まれたのはポント . . . 本文を読む
ウンベルト・エーコ死去 2016-02-20 20:35:00 | 趣味人的レビュー ウンベルト・エーコが死去した。享年84。エーコは記号論を専門とする哲学者であると同時に、世界的なベストセラーとなった『薔薇の名前』などの作品を著した小説家でもある。『薔薇の名前』は中世北イタリアの、巨大な図書館を擁する修道院を舞台に、そこで起こる不可解な連続殺人事件をイングランドから訪れた修道士が解決するミステリ仕立ての物語だが、そこにはキリスト教の黎明期にあってさまざまな教団が、その教義の正当性 . . . 本文を読む
バイオダイナミックなクラニオと施術者の意識のあり方 8 2016-02-16 11:14:42 | 一治療家の視点 人間システムに生じる第1次呼吸(primary respiration)メカニズムを構成する要素について、近代クラニオセイクラル・ワークの創始者、ウィリアム・G・サザーランドは次のように規定した。 1.脳脊髄液の固有波動…命の息吹(Breath of Life)のポーテンシーによって駆動される、脳脊髄液に生じる潮流のような運動で、それは吸気相と呼気相と呼ばれる2相で感じられる。 . . . 本文を読む
逃げる女 2016-02-06 18:12:46 | 趣味人的レビュー NHKの土曜ドラマで放送中の『逃げる女』が凄くいい。土曜ドラマでは過去にも『ハゲタカ』、『外事警察』、『64(ロクヨン)』など、名作、傑作と呼ばれる作品が数多く作られてきたが、『逃げる女』もまたそれらに負けない出色の出来だ。舞台は九州の佐世保。物語は刑務所に服役中の西脇梨江子(水野美紀)のもとに裁判所から釈放命令が届き、釈放されるところから始まる。西脇は児童養護施設の職員だったが、そこの児童の1人 . . . 本文を読む