『ソラリス』あるいは意識について 2015-05-29 11:33:25 | 心身宇宙論 スタニスワフ・レムの『ソラリス』を読んだ。これは飯田規和の訳で『ソラリスの陽のもとに』というタイトルで出されていたものの新訳版である。 今回の沼野充義訳の『ソラリス』と飯田訳の『ソラリスの陽のもとに』との違いについては沼野自身による解説に詳しいが、大きくは飯田訳が、レムの原作のロシア語訳版からの重訳だったのに対して、沼野訳はポーランド語の原作から直接訳したものであること。これによって、ロシア語訳 . . . 本文を読む
量子論的クラニオ、みたいな… 2015-05-20 22:23:16 | 心身宇宙論 量子論的クラニオセイクラル・ワークというのを、セルフヒーリング・セミナーでやってみた。YouTubeなどを見ると、セルフヒーリング(セルフケア)のためのクラニオの動画をアップしている人もいるが、それは自分で自分の頭をホールドして頭蓋の動きを調べ、それを調整する、みたいなもの。私もかつては(10~15年くらい前には)そういうやり方をしていたが、バイオメカニカルなクラニオ(いわゆるクラニオセイクラル・ . . . 本文を読む
バナッハ-タルスキーの定理が意味するもの 2015-05-13 11:16:21 | 心身宇宙論 バナッハ-タルスキーの定理(面倒なので以下、B-T)は、現代数学が生み出した最も奇怪な定理の1つである。現代数学の定理の多くは、その分野のかなりの知識がないと何を言っているのかサッパリわからないものも多いが、B-Tの場合、それが述べていることは小学生でも理解できるほど平易なものだ。その定理とは 「大きさの異なる球体KとLがある時、Kを適当に有限個に分割し、それを同じ形のまま適当に寄せ集めるとLを . . . 本文を読む
円環と回帰 2015-05-05 23:13:59 | 趣味人的レビュー 人間と妖夢の間に生まれ、自らの中に妖夢を取り込んだ不死身の半妖の少年、神原秋人と、妖夢討伐を生業とする異界士の中でも、忌み嫌われる呪われた一族の最後の生き残りの少女、栗山未来(みらい)の物語、アニメ『境界の彼方』が、劇場版の『未来篇』をもって完結した。『境界の彼方』はテレビシリーズが2013年10月~12月に放送されたが、2015年に劇場版がテレビシリーズを再編集した『過去篇』と、その続篇で完結篇 . . . 本文を読む