「なんちゃって芻霊(すうれい)呪法」の話 2021-03-27 20:30:36 | 一治療家の視点 アニメ『呪術廻戦』から、これまでに「『なんちゃって無量空処』の話」と「『なんちゃって構築術式』の話」を書いてきたが、今回も全くの想定外の第3弾。いや~『呪術廻戦』はネタの宝庫だね。ホント有り難い。 さて、『呪術廻戦』に登場する呪術師の一人、釘崎野薔薇(くぎさき のばら)の使う芻霊呪法は、いわば丑の刻参りを拡張したような術式だ。それを使うエピソードは複数話あるが、術式を解説してくれるアニメの24話 . . . 本文を読む
カバラと「生命の木」 25 2021-03-20 17:13:48 | 心身宇宙論 「カバラと『生命の木』」の第25回は、第24回に引き続いて第7セフィラ、ネツァクの話。 第6セフィラ、ティファレトによって「一なる生命の白き光」はプリズムのように分散され、その光はネツァクにおいて玉虫色に輝く「燦然たる光輝」となる。「一者」が形による顕現という目的のために「多者」へと変えられるのである(ネツァクに当てられた天使の位階がエロヒム=神々と複数形になっているのはそのため)。こうしてネツ . . . 本文を読む
さらば、全てのエヴァンゲリオン。 2021-03-17 20:43:27 | 趣味人的レビュー 「さらば、全てのエヴァンゲリオン。」という『シン・エヴァンゲリオン』のキャッチコピーを見た時、「ああ、庵野秀明は本当にもう『エヴァ』を作りたくないんだな」と思った。実際、宮崎駿は庵野とのやり取りの中で、 それはだって本人からも聞きましたから。テレビシリーズのときに、どういう目に遭ったかってことをね。それで、本当に困ってたから、『逃げろ!』って言ったんですよ。『本当にやりたくないんですよ』って言っ . . . 本文を読む
トリイとシーラ 2021-03-12 14:09:26 | 趣味人的レビュー トリイ・ヘイデンという人の書いた『シーラという子』という本があることはずいぶん前から知っていたが、これまで全く関心がなかった。それがハヤカワ・ノンフィクション文庫から新装版が出たのを見て急に読んでみたくなって、早速読んでみた。 何と、今回の新装版の前、ハヤカワはトリイ・ヘイデン・レーベルの文庫を出していたのだ! ハヤカワはこれまでにもアガサ・クリスティーやダニエル・キイスなど特定の作家をプッシュ . . . 本文を読む