ダンナのぼやき

あられダンナの日々のぼやきです。
色んな事を思い、考えぼやいてます…。

WORLD WAR Z

2013-08-10 19:08:05 | 映画
『ワールド・ウォーZ』を観た。
かの大スターである、ブラッド・ピット主演である。



そのせいか日本では「タイトルの「Z」は人類の最期という意味」等と、日本側で勝手にプロモーションしたり。
ウィルスによる人類滅亡ディザスター映画に、家族愛を絡めた宣伝のされ方をしている。
ハッキリ言うがタイトルにある「Z」は“ゾンビ”の事。
そう、コレはゾンビと人類の戦いを描いたホラー超大作であります。



ゾンビと言っても御大ロメロ的な「ノロノロ動くゾンビ」ではない。
『28日後』、更にはリメイク版『ドーン・オブ・ザ・デッド』の流れをくむ、いわゆる“疾走するゾンビ”。
更に本作のゾンビが他と違う要素は、もう凄まじい数とスピードで襲撃するのがポイント。



ブラッド演じるジェリーは元国連の調査員。
調査員と言っても、紛争地域で相当ヤバい任務をこなして来た強者。
現場の仕事に嫌気がさし、内部告発をして退任した。
しかし、この未曽有の危機の中で原因解明の為に家族の保護を条件に強引に現場復帰させられる。



冒頭で“希望の星”と言われた科学者が、不慮の事故(笑)によりあっさり亡くなってしまう。
その後、ジェリーは単身で原因究明の為に奮闘する。
韓国、イスラエル、そしてイギリス。
舞台を変えつつ、ジェリーはイーサン・ハントばりの大活躍を繰り広げる。
群がり襲いかかるゾンビ軍団に対し、ジェリーは不死身としか思えないです(笑)。
もう何度も死にそうになりながらも、それを乗り越えてジェリーはゾンビ化現象の核心に迫っていく。



観ていて感じたが、本作は文句なしで面白い。
ただ個人的な好みもあるだろうが、本作には全く残酷描写が無い。
否、正確に言えばかなりグロい事をやっているがハッキリと見せない。
コレは“PG-13”と言うレーティングのせいだろう。
もし“R指定”で残酷描写が満載であれば、新たなホラー映画の傑作が誕生したのかもしれない。



実は本作のラストは2つあったと言う。
最初に撮ったのはロシアにて、ゾンビ軍団との壮絶な血塗れの最終決戦だったようだ。
でもコレでは“R指定”は絶対に避けられない。
だが撮り直したのが、今回の公開ヴァージョンだった。
しかし、この公開ヴァージョンが実は斬新で秀逸だった(笑)。
このラストとしっかりとした残酷描写があれば、アクション・ホラー映画の新たな傑作として俄然燃えまくったのだが…。



本作は評論家の予想を裏切り、アメリカで大ヒットを記録した。
その大ヒットを受けて、映画会社側は早々に続編の製作を決定させた。
本作に製作として関わっているブラッド自身、本作を「3部作にしたい」と言う希望を持っていた。
ロシアでの凄惨なゾンビ軍団との戦いが続編に登場するかも?!
又はソフト化された時に、「アンレイテッド版」をリリースして収録されるとも噂されている。
楽しみだ。
とにかく久々に滅茶苦茶面白いアクション・ホラー映画を観た。
オススメです。

「この戦争は終わっていない、始まったばかりだ…。」


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