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ダンナのぼやき

あられダンナの日々のぼやきです。
色んな事を思い、考えぼやいてます…。

借りぐらしのアリエッティ

2010-08-15 23:37:25 | アニメ・コミック
『借りぐらしのアリエッティ』を観た。

今回はヨメと一緒。

ヨメは「良かった!」と、鑑賞後に満足してましたが…。
もう僕個人としては、遂に今年度のワーストNo.1候補大本命が登場したか?!って感じです。



ジブリ作品が大好きな僕であっても今回ばかりは「退屈」とか「地味」、そして「駄作」という言葉しか思い浮かびません。
ジブリ作品として、これまで最も破壊力を持った駄作は、かの『ゲド戦記』だと言えます。
そして御大・宮崎駿が監督した世紀の珍作にして問題作は、例の『崖の上のポニョ』かと思います。



『ゲド戦記』は単にアニメや映画作りを全く理解していない素人が手掛けてしまい、素晴らしい素材を無駄使いした何の救いも擁護も不可能な最悪な駄作でした。
御大・宮崎の手掛けた、問題作『ポニョ』も大概酷い内容でした。
しかしアレは確かな破壊力(あの作品の中では軽く億単位で人が死んでいる筈:苦笑)を持ちつつも、それをネタに突っ込みまくりで笑える要素が満載でした。
敢えて言うならば、作り手側が真面目であるからこそ、「それはおかしいだろ?」と言いたくなる要素が満載でした。
観た後で、酷い映画ながらも“ネタ”として楽しむ事が出来た。

本作の場合は、先に挙げた2作品をはるかに凌駕する、ジブリ作品としては最悪・最凶の破壊力と殺傷力を持って観る側に襲いかかります。
とにかく「映画」として、長編アニメーション映画として、もうコレ以上無いってまでに退屈で悲惨な作品に仕上がっています。
アカンやろって突っ込む事すら出来ないまでに。



先に言わしてもらうが、マッドマウス絡みの効果か手描きによる美術の色彩の美しさや、膨大な労力が産みだす手描きアニメ描写ならではの滑らかな動き。
そして、自身がジブリ作品の大ファンとして自ら売り込んだという、セシル・コルベルによる音楽や主題歌と音楽は文句なしで素晴らしかった。
コレは素直に高く評価したい。



ただ、それ以外の要素があまりに壊滅的なまでにダメダメ過ぎる。
最近のジブリの“負”の特徴とも言える、完全な原作殺し、盛り上がりに欠ける平凡な脚本、一体何がやりたいのか意味不明でメリハリの欠ける演出。
コレを日本最高と名高いアニメ・スタジオとしてのジブリが、夏休みの大作として公開した事実が、自身のブランドとしての大きな没落と失墜を意味していると言いたい。
やたらと有名&演技派の俳優(三浦友和は凄い!)をズラリと揃えて声優陣として迎える事によって、妙に大作感を匂わせる手段も非常に胡散臭い。
何より企画と脚本を手掛けている御大・宮崎氏も、遂に致命的なまでに才能が枯渇したのを露骨に曝した作品としか言えない。



本作を手掛けた米林宏昌監督はアニメーター出身で、本格的な監督作はコレがデビュー作となる。
米林監督はアニメーターとしては非常に優秀な才能と技術の持ち主なのだろうが、監督としてはあまりに未熟としか言えない。
コレは今ジブリの中で、長編を監督出来るだけの人材が宮崎&高畑の大御所以外は居ない事実を意味している。
ジブリというアニメ・スタジオ自体が、健全な人材の育成が行われていない事の現れだろう。
ジブリをリスペクトしている、アメリカのピクサーと比較すれば一目瞭然だろう。
ハッキリ言うが、大御所頼りのままではジブリの未来は暗い。

他にも、作品自体に言いたい事はある。



原作はイギリスが舞台なのに、わざわざ日本を舞台に変更している。
何らかの意図があるのかもしれないが、物語や生活様式等の面で気持ち悪いまでの違和感を最後まで拭う事が出来なかった。



そして主人公とアリエッティの交流。
ヤマ無し・オチ無しの脚本のせいもあり、ラストになっても何の感慨を抱く事も出来なかった。
個人的には例のドール・ハウスや洗濯バサミ等を伏線として生かし、いくらでも面白く感動的な展開と結末を演出する事も出来たと思う。
何よりメインである「カリ(狩り?借り?!)」のシーンも、もっとワクワクして楽しいシーンになった筈だ。



もう何度も言うが…とにかく退屈で酷い映画だった。
この程度の作品をあたかもファンタジーの傑作、感動出来る大作としてプロモーションする日本映画とジブリこそ劇中の台詞の通り「滅びゆく種族」だと言っても過言ではないと思えて仕方ない。


今、観る『銀河鉄道999』

2010-08-14 13:10:27 | アニメ・コミック
NHK-BSでやっていた『銀河鉄道999』の再放送を、ずっと観ていました。

『銀河鉄道999』、子どもの頃から大好きなアニメです。
もう40手前になった今観ても、本作の持つ深いメッセージ性は心に訴えるものがあります。

今回のTVシリーズ(傑作選)再放送を観て思ったのは、いかに子どもにとって「親」の存在がとてつもなく重要な存在であり影響力を持つ…って事。

主人公・鉄郎は謎の美女メーテルと共に、999に乗って長い宇宙の旅を続けます。



彼はその旅先で様々な人々と出会い、そして「命の尊さ」を巡る様々な体験を積みます。
鉄郎はその度に「命の尊さ」を痛感しますが、彼は決してそこから学びません。
逆に、頑なまでに自身の信念を貫こうとします。

結局、鉄郎がそこまで学ばずに頑なになってしまったのは、親(母親)が惨殺されるのを目の前で目撃し、そこで「機械の身体を手に入れる」という遺言を受けます。
この悲劇的な経験が彼の精神にトラウマと言っても良い大きな傷を与え、最後の最後になって心から信頼していたメーテルの「正体」を知って初めて自身の考えを改めて学ぼうという事には繋がりました。

凄いアニメですよ、本当に!!

あと、劇場版『銀河鉄道999』も一緒に放映してましたね。

アレも素晴しい傑作です。

でも、TVシリーズの鉄郎と違って、劇場版の鉄郎(TV版は10歳くらいの子どもと言う設定、劇場版は15歳という少年の設定)は学び成長する存在でした。
アレは故・手塚治虫先生のような「スター・システム」を導入した、原作者の松本零士先生によるヒーロー達(ハーロックの言動にはシビれまくりました!)が集う“漢のロマン映画”となっていました。



劇場版・鉄郎は「命の尊さ」に目覚め、機械が支配する世界に反旗を翻します。
松本SFマンガ/アニメにおいて登場する、立派なアンチ・ヒーローへと成長します。
それに劇場版の鉄郎は、TV版と違って美少年でしたしね(笑)。

あとメーテル萌えって方も多いでしょうが、僕は子どもの頃より「ガラスのクレア」萌えでした(自嘲)。



あの何とも言えない可愛さと儚さ、そして何とも言えない妙なエロティックが非常に印象的でした(爆)。
松本先生の描く女性キャラ、それも薄幸系美女キャラって…何か妙にエロかったという思い出があります。
薄幸系でも、シリーズも違いますが、かの『宇宙戦艦ヤマト』の森雪はそれを最も象徴しているかと思います。

どうせなら、ラストに『さよなら銀河鉄道999』もやって欲しかったですね。




今、万感の思いを込めて汽笛が鳴る。

今、挽回の思いを込めて汽車がゆく。

一つの旅が終わり、また新しい旅立ちが始まる。

さらばメーテル。

さらば銀河鉄道999。

さらば少年の日よ。

PS:子どもの頃、よく鉄郎に似ていると言われました。今は完全にトチローです(苦笑)。


『耳をすませば』を観て泣く

2010-07-09 23:22:15 | アニメ・コミック
ヨメ、不在。

晩ご飯に大好きな寿司を買う。

寿司を食いながら、優雅にTVで『耳をすませば』を観る。

何度観ても思いますが、コレは傑作です。

この甘酸っぱくも、可愛らしくて素晴らしい映画です。
ジブリ系のアニメにおいて御大・宮崎の作品よりも、実はこの作品が大好きだと言う女性が多いと聞いてます。

本作を監督した近藤喜文さんにとって、コレが最初の長編大作であると同時に遺作になった事実は悲しいとしか言えません。

敢えてハッキリと言いますが、ジブリはこの作品以降はこれほどまでに瑞々しくて美しい作品は作れてはいません。

ジブリにとって、近藤氏を失う事は絶大な損害であったのは間違いないでしょう。
今まで非常に面白くて、完成度の高いアニメを発表して来ました。
ただコレ以降、ここまで若々しくて瑞々しいアニメをジブリは作れてはいません。
圧倒的なまでに書き込まれたセル・アニメの凄さと技術力もありますが、この作品にある“魂”というべき要素を今のジブリは完全に見失ってます。
アニメは技術だけでは語れません、そこには作品に関わる作家の魂と感情から生まれる特別な“何か”が何よりも大切です。
今のジブリ作品には、それが完全に欠けています。

もし、今も近藤監督が健在であったなら、ジブリ云々を抜きにした素晴らしいアニメの傑作を生まれたかと思います。

素朴です、飾り気もありません。
でも、ここにあるのは誰にも一度は訪れる大切な一瞬であり、それが何よりも大切な宝物になりえる素晴らしい記憶です。

アニメだからこそ成立する瑞々しさと美しさであり、素晴らしい映画だと思います。


「戦士の休息か…。」

パパとおっさんと娘、そしてモニーちゃん

2010-07-03 21:22:27 | アニメ・コミック
7月になりました。

しかし、鬱陶しい天気と蒸し暑さに少々参っています(苦笑)。

そんな中、しっかりと『パパがも一度恋をした』の2巻を買いました。

今回は前作以上に強烈な下ネタ攻撃と、主人公であるパパ・吾郎のエスカレートする激しい変態的妄想が爆笑を誘います。

ただ、今回吾郎はある出来事をキッカケとして、おっさんとして生まれ変わった妻・多恵子を最愛の存在であると遂に認識します。

そこから感動的になる訳ではなく、更に強烈な下ネタと不条理なギャグにより物語が混沌としてくるのが、このマンガのある意味最大の魅力ではないかと思います(笑)。

前巻もそうでしたが、そんな下ネタと過激なギャグの中にあっても、嫌味にならない程度にしっかり家族の「絆」を描いているのも大切なポイントです。

今回、娘・トモの進路を巡る親子の衝突が物語の良いアクセントとなってます。

身勝手ながらも不器用に娘と向き合おうとする吾郎、その姿は滑稽で笑いを誘いますが感動的でもあります。

妻・多恵子が生き返った事を認識した吾郎、その姿がおっさんである様々な困難を一体どう乗り越えていくのか?!

まだまだ波乱と混沌が続きそうな予感です。


「それは…これでも一応親だから。」

3月のライオン

2010-06-09 19:06:06 | アニメ・コミック
仕事とリハビリの日々です(苦笑)。

そんな中で『3月のライオン』、最新刊である第4巻を読みました。

面白いですよね、このマンガ。
大好きです!!

この作品を知るキッカケは偶然でした。
先日完結した某メタル・マンガを読む為、ヤング・アニマルを立ち読みしていた時でした。
それ以降、作品の持つ面白さにドップリとハマりました。

絵が多少クセがある少女マンガチックなんで、好き嫌いがハッキリしたり、今一つ世界に入り込み難い…って方も多いかと思います。

マンガの内容としては近年の少年マンガとしては、実は熱くて硬派な作品であるのは事実です。

同時に主人公の桐山くんだけではなく、メインのキャラクター達の抱える切なさや苦悩と葛藤が、読む者の心を掴みグッサリと切りつけて来ます。

凄いです!!

今後、読み続けたいと思うマンガです。

先入観を持たずに、多くの方に読んで頂きたい傑作です。


「君は僕を信用し過ぎた…。」


父と息子、その狂気と確執

2010-04-04 21:05:12 | アニメ・コミック
やっと春って感じです。

先日発売されたばかりのコミック版『新世紀エヴァンゲリオン』、最新刊の12巻を仕事帰りに買いました。

11巻より、約3年ぶりの発売…。

その間に「エヴァ」自体がリメイクされ劇場公開されたりで、コミックの掲載や単行本化の間隔が開くのは仕方ない。
でも貞本先生、超多忙なのは重々理解してますが、もう少しだけペース・アップして下さい!!(涙)

さて今回の12巻、物語は終盤のクライマックスに突入。

戦自によるネルフ大虐殺、アスカの復活と覚醒。
遂に明らかになるゲンドウの陰謀、そして隠された謎が怒涛の勢いで明らかになります。

以前にも言いましたが、このコミック版はアニメ版と決定的に違うのが「判りやすさ」です。

アダムと融合したゲンドウの超人ぶり、そしてミサトがシンジに明かした使徒とサード・インパクトの真意等が暴かれます。
最初の劇場版でもミサトによる謎に対する解説がありましたが、このコミック版は少々強引ながら非常に判りやすいかと思います。
何より最期にシンジを諭して送り出すミサトの姿は、アニメ版よりも感動的だったかと思います。

この12巻で強烈なのが、やはり全ての策略の鍵を握るゲンドウの鬼畜外道ぶりです。

いや~コイツはホンマに狂っている!

今、平気で我が子を手にかける身勝手な親が増えていますが、コイツの狂った行動原理は正にソレを象徴する暗くおぞましく歪んだものだ。
著者のコメントにて、貞本先生が「子は親を選べない」という言葉がとてつもなく重たいです。

物語は結末に向けて更にドラマチックに盛り上がってきました、この先に訪れる「終わり」とは一体どうなってしまうのか?!…目が離せません。

でも最終巻になるであろう13巻が、また3年先って事だけは止めて欲しいです。


「私と共に復讐者になれ…。」

甦る『GAIKING』!?

2010-03-27 19:08:51 | アニメ・コミック
現在開催中の「東京国際アニメフェア2010」。

そこで東映アニメーションが今後の海外プロモーション戦略の一環として、かの巨大ロボット・アニメの名作『大空魔竜ガイキング』をリメイクした『GAIKING』を発表しました!

コレはかなりカッコ良いのではないでしょうか?!



いや~子どもの頃、リアル・タイムで観ていたし、本当に大好きな作品でした。
何が凄いって正義のヒーローである当の「ガイキング」や「大空魔竜」のデザインが、どう見ても厳つい悪役って感じの凶悪なフォルムが斬新であり強烈でした。
特に後半、一度大敗した「ガイキング」が修理と強化が施され、「フェイス・オープン!」の掛け声(偉大なり神谷明:笑)と共に顔面の装甲が剥がれ、コレまた更に凶悪な顔が登場する“超兵器モード”の持つ衝撃は今も全く衰えていないと思います。

さて、今回のリメイクは海外での実写映画化を念頭に置いているようです。
製作スタッフに、かの『アバター』等を手掛けたスタッフと最新鋭の技術を導入した様です。



確かに画面から伝わる雰囲気は、良くも悪くもハリウッド的と言うか、先に巨大ロボットものとして実写映画化されて大成功した『トランスフォーマー』からの絶大な影響を感じます。
しかし、オリジナルの持つ武骨で凶悪なイメージを尊重し、日本のスーパー・ロボットらしい優れたデザインであると個人的には思います。
コレがホンマに実写映画で動くと思うと…ワクワクしてくるのは悲しい性でしょうか?(苦笑)。

『ガイキング』は平成にもTVアニメとしてリメイクされましたが、個人的には今風にアレンジされたキャラに違和感があったので、結局一度も観ていません(没)。
今回のリメイク・パイロット映像が、一体どんな方向性を狙うのか判りません。
フェスでデモ映像を観た方の話では、何とパイロットが美少女だったと聞いてショックを受けました…。
まぁ~コレも時代の流れなのでしょうが、オリジナルを尊重したハードSF然とした作品になるのを期待したいです。

明日、この映像の製作に関わったジュールズ・アーバック氏によるプレゼンがあるとの事。
是非動く姿を観てみたので、ネットでもパイロット映像が公開されるのを願います!!


PS:懐かしい『大空魔竜ガイキング』のOPとEDです。




PS:パイロット映像UP! 凄い!!






聖☆おにいさん

2010-02-14 16:50:43 | アニメ・コミック
研修で東京に行ってました。

新幹線の中で、とっても大切なipodを紛失(没)。

おまけに腰痛が悪化…(痛)。

もう踏んだり蹴ったりの状態で、フラフラになりながら戻ってきました。

依然、激しく凹んでおります(自嘲)。

今日は「ヴァレンタイン・デー」ですよね。

有り難い事にヨメから「義理チョコ」として、チャーリー・ウォンカ氏のチョコレート。
そして、この『聖☆おにいさん』のコミックを頂きました。

クリスマス・プレゼントに、ブラック・メタル・バンドのソフトを買ったり送ったりする夫婦ですよ…我々は。
しかし、この『聖☆おにいさん』のコミックはブラック・メタル云々を超えて、はるかに「不遜」!
インパクトがあまりに強烈かつ刺激的!!

あまりに大爆笑してしまい、読み終わった後腹が痛かったです(笑)。

私、キリスト教系の学校で学んでいたので、バッチリとキリスト教を叩き込まれていました。
でも、基本的に僕は「無宗教」です(無神論者ではありません)。
キリスト教にしろ、仏教にしろ、敬虔で信心深い信者の方々にとって、このコミックは一体どう受け止められるのでしょうか!?

コレ、絶対日本でしか発売出来ないコミックだと思います。
日本人で良かった(微笑)。
神の存在、そして宗教における信仰という意味において、この基本設定は欧米的には絶対に「タブー」でしょう。

まぁ~難しい話は抜きにして、コレは地球(東京の下町!)に休暇にやって来たイエス・キリストとブッダの話です。
人間社会における、神である2人の掛け合いが最高です!
とにかく世紀単位で世界観と価値観を持ちながらも、妙に所帯地味ているというか人間臭いのが最高であります。

衝動買いをし、何かあれば「奇跡」を起こして大変な事になる、ちょっとワガママながら憎めないキリスト。

百円単位でお金に細かく拘り、手塚治虫の『ブッダ』に感動し、何でも苦行にしちゃう少し天然で可愛いブッダ。

とにかく笑えます!

個人的にはイエスのネット絡みの話と、そのオチとなるネコの件に関しては大爆笑してしまいました!!

最高です。

心身共に激しく凹んでいましたが、コレを読みながら随分癒されました…(ププっ)。


「いい時代だなぁ…。」

祝・DVD発売決定!!

2010-02-11 18:45:42 | アニメ・コミック
相変わらず凹んでます(自嘲)。

今日、休日で正直助かりました…。

さて、そんな中、やっと『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破/EVANGELION:2.22 YOU CAN (NOT) ADVANCE』のDVD・Blue-Rayの発売日が発表となりましたね。

5月26日。

衝撃の公開から、ほぼ1年という間隔が空いてのリリースです。

洋画・邦画問わず、こんなに発売まで時間のかかるソフトって珍しいです(笑)。

発売が遅れた理由として、本作に大幅なリテイクを加えていたと聞きます。

アコギな「エヴァ商法」ですから(苦笑)、また「劇場公開版」と「完全版」を分けてリリースするのかと思っていました。
今回は「2.0」ではなく「2.22」の通り、コレが「完全版」でしょうか?
一説では、追加・変更カットが大幅に加えられると言われましたが、コレ自体は公開版と同じく108分です。
また…別ヴァージョンが出る可能性は拭えませんね。

何はともあれ、早く観たいっ!!




「パパがも一度恋をした」

2010-02-04 23:03:59 | アニメ・コミック
以前から予約していた、『パパがも一度恋をした』第1巻がやっと届いた。

馴染みの本屋(ここは予約・注文しても遅いぞ!:怒)に取りに行き、帰りに電車の中で読んでいて…ヤッパリあまりの面白さに悶絶しまくっていました。

コレを読んでいた僕は、間違いなくアブナい不審者のおっさんだったでしょう(自嘲)。

このマンガとの出逢いは、ホンマに「偶然」でした。
「ビッグコミック・スピリッツ」にて、あの『ホムルンクス』(凄い展開ですね、どうオチをつけるか注目です)を読もうと思って、このマンガに出逢ってしまいました。

いや~コレは凄いマンガですよ!

もう腹を抱える程に爆笑出来るのですが、同時に何とも言えないやり場の無い切なさが襲ってくる読後の感覚があります。

物語は最愛の妻に先立たれた夫(僕とそんなに歳が変わらない:苦笑)、そんな父に反発しながらも見守るしっかり者の娘(お母さんに似て美少女)、失意の息子を見守り続ける祖父。
そんな行き詰まった家族の前に、死んだ筈の妻が還ってきます…しかし、その姿はメタボで禿散らかしたおっさんでした。

もう、ある意味ブラックな要素を含めたコメディでもありますが、本当に胸を締め付けるような切ないも同居しているのが摩訶不思議であります。

読んでいて印象深いのが、本作の主人公でもあるパパこと吾郎。

あまりにピュアで不器用過ぎる彼。
その言動も含めて全てが腹立たしいながらも、何故か憎めない。
妻を心の底から愛しているが故に今彼が置かれた不条理な状況と、世間に置き去りにされた苦悩と葛藤が読む者に強く印象に残る。
アルパカの可愛さを伝える、バカバカしさも最高ですよ(笑)。

あと、やはりお母さん(メタボな禿げたおっさん)の可愛らしさでしょう。

そもそも、お母さんが何故死んだのか? 何故おっさんとして生まれ変わった!?と言う最大の疑問は消えません。
でも、その仕草や言動の数々が「在りし日の多恵子さん」を思わせる、天然っぽい感じが本当に可愛いです。

もう、コレは気持ち悪さギリギリの可愛さです。

個人的には、ほぼペット化した祖父のキャラクターも大好きです。
この祖父の存在が、良くも悪くもこの作品を救っています。

今後、コレは一体どんな展開を迎えるのでしょうか?!

楽しみです。

とっても面白いです、同時に凄~く甘くて締め付けるような感覚があります。


「頑張れ…パパ」