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ダンナのぼやき

あられダンナの日々のぼやきです。
色んな事を思い、考えぼやいてます…。

今、観る『銀河鉄道999』

2010-08-14 13:10:27 | アニメ・コミック
NHK-BSでやっていた『銀河鉄道999』の再放送を、ずっと観ていました。

『銀河鉄道999』、子どもの頃から大好きなアニメです。
もう40手前になった今観ても、本作の持つ深いメッセージ性は心に訴えるものがあります。

今回のTVシリーズ(傑作選)再放送を観て思ったのは、いかに子どもにとって「親」の存在がとてつもなく重要な存在であり影響力を持つ…って事。

主人公・鉄郎は謎の美女メーテルと共に、999に乗って長い宇宙の旅を続けます。



彼はその旅先で様々な人々と出会い、そして「命の尊さ」を巡る様々な体験を積みます。
鉄郎はその度に「命の尊さ」を痛感しますが、彼は決してそこから学びません。
逆に、頑なまでに自身の信念を貫こうとします。

結局、鉄郎がそこまで学ばずに頑なになってしまったのは、親(母親)が惨殺されるのを目の前で目撃し、そこで「機械の身体を手に入れる」という遺言を受けます。
この悲劇的な経験が彼の精神にトラウマと言っても良い大きな傷を与え、最後の最後になって心から信頼していたメーテルの「正体」を知って初めて自身の考えを改めて学ぼうという事には繋がりました。

凄いアニメですよ、本当に!!

あと、劇場版『銀河鉄道999』も一緒に放映してましたね。

アレも素晴しい傑作です。

でも、TVシリーズの鉄郎と違って、劇場版の鉄郎(TV版は10歳くらいの子どもと言う設定、劇場版は15歳という少年の設定)は学び成長する存在でした。
アレは故・手塚治虫先生のような「スター・システム」を導入した、原作者の松本零士先生によるヒーロー達(ハーロックの言動にはシビれまくりました!)が集う“漢のロマン映画”となっていました。



劇場版・鉄郎は「命の尊さ」に目覚め、機械が支配する世界に反旗を翻します。
松本SFマンガ/アニメにおいて登場する、立派なアンチ・ヒーローへと成長します。
それに劇場版の鉄郎は、TV版と違って美少年でしたしね(笑)。

あとメーテル萌えって方も多いでしょうが、僕は子どもの頃より「ガラスのクレア」萌えでした(自嘲)。



あの何とも言えない可愛さと儚さ、そして何とも言えない妙なエロティックが非常に印象的でした(爆)。
松本先生の描く女性キャラ、それも薄幸系美女キャラって…何か妙にエロかったという思い出があります。
薄幸系でも、シリーズも違いますが、かの『宇宙戦艦ヤマト』の森雪はそれを最も象徴しているかと思います。

どうせなら、ラストに『さよなら銀河鉄道999』もやって欲しかったですね。




今、万感の思いを込めて汽笛が鳴る。

今、挽回の思いを込めて汽車がゆく。

一つの旅が終わり、また新しい旅立ちが始まる。

さらばメーテル。

さらば銀河鉄道999。

さらば少年の日よ。

PS:子どもの頃、よく鉄郎に似ていると言われました。今は完全にトチローです(苦笑)。



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
そうですね (zzz)
2010-08-15 17:59:14
私は、母親とのことを最近、人になんとか話せるようになりました。

松本零士さんのマンガは、独特の画風で子供心に非常に深い印象があります。
たぶん「冒険クラブ」とか「少年画報」の時代ですが、潜水艦物だったと思います。
当時の主人公の目やスタイルなどが忘れられません。
(55歳)

PS
このBlog背景は重いですね。
先日、同じ物に変えて思いました。
返信する
今、見る『銀河鉄道999』 (猫かつお)
2013-12-01 20:12:46
ミライさんってどこですか!?
懐かしいですね
返信する

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