えまちゃんと

C43(S205)日記とチャリ少し

怪速セダン A250 4マティック

2022-03-22 | 車関連
大所帯となりすぎて、ネーミングがわかりずらいところありますが、Aクラスベースセダンの最上位モデルです。(AMG除く)
CLAクーペなどという瓜二つの車種もあったりで、今や至れり尽くせりな感あります。
ちょっとした整備の台車としてこの車を借り、200キロほど走りましたので、インプレです。

ネーミングを見ないで乗車し、右足に軽く力を伝えると「これAMGなのか?」と一瞬思ったが、その排気音でそうでないと知るものです。
先日C43を乗っていましたから、あまりにもトルクの付きの良さに、もしやと思ったのです。
しかし、ハーフスロットルくらいでAMGではないと確信が持てます。
それは速さというよりも、エンジンの緻密さにあります。
力はあるが、そのエンジンの雑味が邪魔をするのです。
踏めばトルクスプリット型の4WDと相まって、本当に充分なスピードと安定感を備えます。
軽く走れますし、その挙動も安定志向であり、ちょっとやそっと飛ばしても十分なポテンシャルを持ちます。
それこそクーパーSの様に自由自在に走り回ることができる性能を持ちます。
山坂道こそ走っていませんが、MINIよりもハンドリングは楽しいと想像できます。(何ってナチュラルですから)
しかし邪魔をするのは、そのエンジンの雑味です。
2Lエンジンとして、GTIのエンジンやクーパーSのエンジンには及びません。
出力性能が勝っているのに及ばないとは残念です。
DCTとの絡みもあるかもしれませんが、一つ思うのは2Lターボとして精度を上げ、フィールも良くしたらCクラスに肉薄してしまうからだろうと思い至るのです。

これは、上位車種とのバランスを考えなければならないメーカー特有の事情で、VWの様にパサートに遠慮しなくていいブランドとは違います。
アウディも同じで、つまりA3セダンの作り方と似ていると感じました。
本当はもっと重厚感を持たせることもできるでしょうけれど、A4に肉薄してしまいますからの寸止めといえば分かるでしょうか。

最初に厳しいことを書きましたが、Cクラス並みの室内空間を持ち、一回り小さく感じるボディは思った以上に使いやすいものです。
本当に大きいことが偉いと言わんばかりに大きくなり続けるのは、Dセグも例外ではなく、今やCクラスを持て余す方はそれなりにいらっしゃるでしょう。
大きさだけでなく、その重さという部分に疲れる方もいると思われます。
年中高速道路を使って長距離を走るのでなければ、軽くてホールディング性能が良いに越したことはありませんから、この大きさのアドバンテージとして、走りの軽快さというのは抜きん出ているのは間違いありません。
224馬力あるこの2Lターボは、メルセデスらしからぬ走りが可能です。
つまり、私がM135iで走るように走りこむことも可能で、違いはその迫力やスピードが常識の範囲内であるということです。
正直なところ、クーパーSよりも簡単に速く走ることが可能でしょう。
もちろん180や200dの方がメルセデスらしくあるのは間違いありませんが、BMWのような走りが好きで最近のメルセデスのパッケージングが良いという方に合うと思われます。
例えば、2シリーズのグランクーペなどには218と218dの次がM235となってしまいますから、もうちょい走りたいという方にはうってつけなのかもしれません。
実際Cクラスにはガソリンの2Lターボは存在しませんから、回して走りたいという方にはうってつけのモデルなのでしょう。
排気音がエコモデルのような雰囲気ありますが、その音からは想像できない走りを見せますので、ちょっと長めの試乗をすればこいつの良さが分かるでしょう。
腕さえあれば、ほとんどのCクラス(180や200)や3シリーズ(320)は、敵ではない。

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