えまちゃんと

C43(S205)日記とチャリ少し

トレイルホークは如何に

2016-03-26 | 車関連
以前、次期愛車になり得るか試乗させていただきましたレネゲード。その上級モデル「トレイルホーク」の試乗車が配備されたので再度伺いました。
やはり、アプローチアングルを取るためにえぐられた顎は勇ましく本来のSUVを思わせる。
2度目の試乗ともなると、シートのフィッティングや、静粛性にも気が回る。
シートは、思っていたよりもフィットせず、Mスポシートとフィット感という部分だけで比べるならば、雲泥の差である。
まぁ使い方が違うので、このあたりは各人の判断なのでしょう。

出だしのトルクの付きには頬が緩むほどに軽快である。
それは下位グレードの1.4ターボとは違い、軽いといった意味の軽快ではなく、しっかりと燃料を使って太いトルクを感じるものである。
つまりダウンサイジングにはない、古き良きトルク感を持ち合わせる。
なかなか踏める場所がなかったのですが、やっとこ見付けて踏ませていただきました。
そこにあるのは驚きに満ちたものではなく、特に色のない加速感でありました。
国産車の2・5Lクラス車を踏んだ感じにとても近いと思いました。
きちんと仕事をし、特段光る部分もない代わりに丈夫なトレーンなのかもしれません。
この部分に関しては、私がエンジン屋の心臓を使っておりますし、特にこだわり屋でなければ良い仕事をするエンジンセッティングでしょう。
普通に乗って、普通に遊ぶ、必要十分な動力性能とパッケージと思います。
きっとスキー場のパーキングに停めれば、その姿は類を見ないほどに映えることでしょう。
遊びに来ています感がオーラの様に漂うはずです。

私が帰り道に感じたこと、これは新しい発見でありました。
1.5Lが出たので最小ではなくなったものの、BMWの中では最も小さい部類に入るN13B16Aではありますが、その血筋は驚くべきものである。
やはり滑らかさと、吹け上がりのドラマ感というものを、BMWは捨てていないと感じ取れるのです。
超低速からの踏み込みで、五感を働かせて感じ取れるでしょうか「絹のフィール」を。
なぜこんなにも滑らかなのだろうと思う程に肌理が細かい。
ではメルセデスが滑らかでないのかと聞かれれば、そうでもない。
しかし、その吹けはあくまでも工業製品然として無機質に盛り上がるのが普通である。
ここに色気が入るのがエンジン屋の醍醐味であるのですが、この違いをどれ位の人が感じ取るのだろう。
滑らかさはについては多くの人が感じ取るのかもしれない。しかしこの「ドラマ感」というフレーズを、阿保かと切り捨てる方も多いのだろう。

さてトレイルホークに戻りましょう。
その出だしの付きは、120iのスポーツモードにほど近い位レスポンス良く力強いのである。
とても気持ちの良いものだが、燃費にはかなり影響すると思われます。
しかしこのトレイルホークは、レギュラー仕様との事ですので、そこはまたアドバンテージになるのでしょう。
若い方や、道具の様に使いたい方など、私の思うユーザー像に日産エクストレイラーが思い浮かびます。
現行型こそHVなども発売し、無骨なイメージを薄めたが、あの初代のラフ感が近いと思います。
コストを気にするならば1.4LのFFモデルを、自然吸気の贅沢さと4駆性能を欲するならばレネゲードでしょう。

私の初SUV候補にするかと聞かれれば、やはりGLKに軍配は上がります。
まぁ価格が倍近いので、これを比較するのはフェアでありません。
私は、自然吸気ならば3L以上を欲しているのですから。
コメント
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