えまちゃんと

C43(S205)日記とチャリ少し

B8からB9へ

2016-03-13 | 車関連
7年ぶりのフルモデルというのだろうか。
どの雑誌を見ても、Dセグにて急速にシェアを伸ばしているA4の特集が組まれている。
無論Cクラスや3シリのフルモデルでもお決まりの展開だ。

3シリーズほどの比率ではないのだが、アウディに至ってもA4の販売比率が同社の中で25%程度あるという。
屋台骨であるのは明らかであるし、こちらも承知している。
今回の発表も、当初の予定よりも1年ほど遅れたという。
その遅れの原因は、燃費性能でもなく、安全性能でもない、単なるデザインの最終決定が遅れただけだとか。

誤解を承知で言わせていただくならば、煮詰めれば煮詰めるほどにB8に戻っていったという事でしょうか。
Mジャーナリスト達も、「外観の変更からは、そぐわない程の進化を見て取れる」などといったやんわりとしたコメントも多い。
インテリアの工作精度が上がったとか、全輪5リンク式となったとか。。
つまり怖くて弄れないのだろうかと、意地悪な気持ちが湧きあがる方も多いのではないでしょうか。

身近にB8のオーナーが居るのですが、あまりのキープコンセプトに、ブランド力低下に繋がらないかを危惧していた。
それもそうだろう、A1からA8、更にはQシリまでも同じテイストである。
その昔のメルセデスが、CとEとSクラスがメインだった頃とは事情が違うだろう。

このDセグは、各社販売比率の大きさから見てコケる事のできない商品であるのは同じだ。
そんな中で、3シリだってCクラスだって見違えるほどのチェンジを果たす。
このあたりの潔さが足りないと思わざるを得ない。
四半世紀も前の頃、日本においてアウディはよく「奥様専用車」と揶揄された。
その角の立っていないフォルムと、その特徴のないセダンは上品である以外にはセールスポイントが無かったように思う。
メルセデスやBMWに追い付け追い越せと気張ってきたが、この様な有様では再び水を開けられるかもしれないとも感ずる。
その伸びだって、中国頼りなのは明らかであるのだから。
目の肥えた顧客を満足させてこそのプレミアム市場でありましょう。
今後に期待す。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする