発売から日が経ち、情報もだいぶ落ち着いてきただろうところで一つ。
わずか5日程度で5万台の注文が入り、受注停止となったジムニー5ドアノマド。
待望のラインナップと思います。
「5ドアがあれば間違いなく買っている」と常に口外していた方も多いかと推測しますが、これで買わないわけにはいかなくなりました。
私はたぶん、そう豪語してはいないと思うのですが、、
ホイールベースを伸ばして5ドアになったといっても、後席のスペースに充てられたのは5㎝程度で、そのほとんどはラゲッジになるもの。
つまり4人乗れても、荷物が一切入らないというのでは軽自動車となってしまいます。
とはいえ、ボディはジムニーをベースにしていますから、シエラの全幅のほとんどはオーバーフェンダーに充てられ、5㎝しか増えていない後席と考えると、居住性に関してはジムニーと大きくは違わないのだろうと思われます。
それでもシエラの後席シートとは違い、大きめのシートを入れたようですから違いは感じられるでしょう。
居住性云々はまだしも、一般ユーザーが使うには、あのハンドリングと4速ATというトランスミッションをよくよく考えていない方も多いのだろう。
また軽のジムニーやシエラのオーダーを入れていた方は、優先的にノマドへ切り替えられたと見られますので、まったくの新規で5万台ではないと思われます。
現代のリッターカーがみずすましの様に軽く走り、それは軽ターボでも実現可能となっています。
そういった感覚で乗ると、ジムニーという車種は別物でしょう。
兄弟が乗っていたJA11型には良く乗ったものですが、現代の快適で簡単な軽自動車やリッターカーとは比べ物にならないくらいのクロカン車でした。
現行のJB64型がそこまでとは言いませんが、間違いなく昔のジムニーを思い出す乗り味を見せます。
まずはボールナット式のステアリングに洗礼を受け、6速ATやCVTが当たり前の時代において4ATなのです。
そこがワイルドだろ?って聞かれればそうなのですが、それを毎日の日常使いにできる方とできない方がいるのは確かでしょう。
私はその後者であるので2台持ちとなったとしても、きっとジムニーは買わないのだろうと思う。
なんにしても、待望の5ドアは265.1万~となり、2025年4月3日の発売を予定しているという。
我々世代にはノマドというと、エスクードを思い出すものです。