生きとし生けるものが織り成すコミュニケーション世界
草木虫魚 獣 微生物 土 石 川 海 空 星・・・人間のコミュニケーションは、生きとし生けるものの壮大なコミュニケーション世界のごく一部なのだろう。
「木々は会話し複雑な社会生活を送っている」と専門家、私たちは木々の言葉を理解できるのか?
https://gigazine.net/news/20180101-trees-language/? . . . 本文を読む
「まず土をみなさい」が木村秋則さんの最初の教えだった。今年僕は後志管内仁木町の自然栽培農学校に通った。講師はリンゴの無農薬・無肥料栽培に成功した木村さん。仲間たちと仁木の畑で楽しく学んだ。実ったリンゴを口に含めば折り畳まれていた味が次々に広がるようで、そのおいしさに驚いた。
木村さんは青森県弘前市のリンゴ農家だ。妻が農薬の健康被害に悩まされ、無農薬でリンゴ栽培に挑戦。だが6年間何も実らず家族 . . . 本文を読む
(作成途中です。今後補足していきます。)
あこがれの大峯奥駈にチャレンジした。
すでにネット上にたくさんの奥駈体験記がアップされている。けれどその多くは逆峯であり、僕は季節的に珍しい3月に行ったということもあり、記録としての価値が多少あるかもしれない。ちなみに順峯とは熊野から吉野まで北上するルート、逆峯は吉野から熊野へと南下するルートのことである。アクセスのしやすさから近年は逆峯が主流とな . . . 本文を読む
映画『ダムネーション』を観てきた。
ダムを撤去する、というのは目から鱗の発想。
一旦できてしまえばあきらめるしかない、と思い込まされてきたから。
この映画では、アメリカの各地で実際にダムを撤去するまでのストーリーを知ることができる。ダムの壁面に真夜中ぶらさがって、ペンキで巨大な「ひびわれ」を落書きしたりするアーティストが登場。その機知あふれるやり方が面白い。なんとそれが大きく報道されて、ダム . . . 本文を読む
香川県牟礼町の実家には、猫の額ほどの山がある。山の斜面の一部、と言った方がいいか。(ちなみに香川県のまたの名はうどん県で、四国の右上の県のことね。)
幼い頃、祖母とたけのこを掘りに行ったり、松葉をかいて(集めて)来て、風呂の焚きつけにしたりしていた。つまり里山だ。(「里山」という言葉は、たぶんNHKのテレビ番組の影響で日本全国的に使われるようになってきたもので、以前、地元では聞いたことがなか . . . 本文を読む
どろ亀さんの山小屋の跡を見つけた。これまで何度探してもわからなかったのに、今日、目の前にパッと現れた。札幌市の手稲山にいたる自然歩道からちょっと外れた笹薮の中。取り壊された山小屋のカラマツ材が、ひっそりと積み重ねられていた。それは苔と幼木におおわれて、森に還りつつある。100年後にはここに巨樹が育っていることだろう。森を愛したどろ亀さんは、きっとそれを楽しみに見守っているにちがいない。
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(北海道新聞夕刊<魚眼図>2014年9月16日掲載)
宮城県気仙沼市の舞根(もうね)で頂いた一粒の生ガキは、それは美味だった。そのカキと森にどんなつながりがあるのだろう。
舞根湾でカキ養殖業を営んできた畠山重篤(しげあつ)さんは、二十数年前から山で木を植えている。きっかけはカキの異変だった。昭和40~50年代に気仙沼沿岸で赤潮が発生し、カキの身まで赤くなってしまった。その頃、海岸は埋め立 . . . 本文を読む