小田博志研究室

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土の時間

2020-09-05 | 魚眼図
 土には土の時間がある。そのことにようやく気づくようになった。  札幌市内で小さい土地を借りて耕しはじめたのが3年前。もとは湿地帯で、農地になってからは水田として使われていたらしい。そのためだろう粘土質の赤土で、雨が降ればぬかるみ、乾けば固まって、爪も入らないほどカチカチになる。農薬も肥料も使わず、くわとスコップだけで耕すのが流儀だ。くわで土を起こそうとしたら、刃がグニャリと曲がってしまったのに . . . 本文を読む