札幌のレオンハルト 2011-05-25 | 音楽 不意に風が吹くように、レオンハルトはチェンバロを弾きはじめる。 いったん演奏がはじまると、すさまじい集中力が発揮され、密度の高い、輝かんばかりの音楽が流れ出す。 けれども演奏家本人はその間、やはりまっすぐな姿勢のまま、感情を表に出すことも、体を揺り動かすこともない。 これが齢83にならんとする音楽家の境地なのだ。 札幌でグスタフ・レオンハルトを聴くことができる幸運。 キタラ・ . . . 本文を読む