(これは、「第9条の会・オーバー北海道」の求めに応じて書いたメッセージです。)
まず、自民党政権が憲法をどう変えようとしているのかを知ろう。
自民党憲法草案(「日本国憲法改正草案」)は、インターネットでも公開されており、容易に見ることができる。しかし、テレビではその全体が詳細に報道されず、第9条や第96条(改正規定)が断片的に取り上げられるにとどまっている。
この草案を見ると、第9条 . . . 本文を読む
(北海道新聞夕刊<魚眼図>2013年4月24日掲載)
冬の札幌から、ナミビア共和国にやってくると暑さが身にこたえる。ナミビアは南アフリカ共和国の北西にある。南半球だから季節は日本と逆だ。つまり私が訪れた3月は晩夏にあたる。首都ウィントフックの日差しはとてもきつい。気温は平気で35度くらいになる。道を歩くと、地面の熱が靴底を通して伝わってきて、足の裏が熱くなってしまうほどだ。
ここから所用 . . . 本文を読む
(北海道新聞夕刊<魚眼図>2013年3月29日掲載)
沖縄に育ち、警察官となった比嘉康雄(1938~2000年)は、写真家へと転向した。1968年に嘉手納基地で起きた、米軍機墜落に衝撃を受けてのことだった。では比嘉がどうして基地問題など時事的な写真ではなく、離島の伝統的な民俗の撮影をライフワークとしたのか。それが私にとって謎であった。その謎が、今回の久高島(くだかじま)への旅で解きほぐれてき . . . 本文を読む