(北海道新聞夕刊<魚眼図>2012年9月14日掲載)
人が、生まれつき変えられないことや、病気・障害などによって差別を受けることなく、夢や希望を自由に追求できる権利。これを人権という。現実に人権はさまざまな場面で脅かされることがある。だから、差別の歴史と現実を学び、それを繰り返さない社会を構想する場が求められる。
世界的にみてもまれな、人権を学ぶための場が「大阪人権博物館」(愛称「リバテ . . . 本文を読む
新しい本がでます。
越田清和さん編の『アイヌモシリと平和』(法律文化社)。「北海道」は、アイヌ民族にとっては「アイヌモシリ」。これは人間の住む静かな大地という意味。ここを「植民地」論の視点から捉え直してみようというのが、この本のコンセプトです。
私は「足もとからの平和―北海道の「民衆史掘りおこし運動」から学ぶ」という章を担当しました。これを読めば民衆史運動とは何かがお分かりになると思いま . . . 本文を読む