ワタリガラスの神話 2014-02-08 | 北海道 (北海道新聞夕刊<魚眼図>2014年2月7日掲載) 「森と氷河と鯨」は美しい本だ。星野道夫さんが撮影した北米アラスカの風景に加えて、装丁やレイアウトもまた、本の作り手たちの愛情が伝わってくる特別なものだ。私は1996年に世界文化社から刊行された初版を手にしている。 そして、星野さんがつむぐ物語の魅力と深さ。アラスカに生きる人と自然とが、親しく語りかけてくるようだ。ワタリガラスの神話をたど . . . 本文を読む