これは傑作!すばらしいドキュメンタリー映画だ。
主人公は竹の皮。群馬県から始まり、九州、近畿、四国と、竹の皮を使う職人、竹生産者、流通業者のつながりが浮びあがっていく。
見所は職人の手仕事だ。竹の皮がみごとに製品へとつくりあげられる様は、見ていて飽きない。雪駄の”表”は藁でできているとばかり思っていた。また版画をする馬簾の中身がこれほどの手間をかけて作られていることを初めて知った。
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本日7万カウントを越えました。はやいものでこのブログも8年目になります。
地球上、面白いフィールドは数知れず。今年は、ドイツとアフリカで調べていることをまとめていきます。
徳島の上勝町のように、地域には注目すべき萌芽がみられます。新しい社会のあり方を先取りしているのは、国政ではなくて、このような地域の動きではないかという気がします。それを捉える方法論としてエスノグラフィーを鍛え直していく . . . 本文を読む
(北海道新聞夕刊<魚眼図>2013年1月7日掲載/1月10日ブログ版として修正)
鹿児島県から台湾までの間に、琉球弧と呼ばれる島々が連なっている。その中の宮古島は沖縄本島よりも南方に位置し、比較的平たんな土地がエメラルドグリーンの海で囲まれた美しい島だ。そこにドイツの古城がそびえている。なぜだろうか。
正確にいうと、これはドイツ・ライン河畔に建つお城を、原寸大に再現したもので、「博愛記念 . . . 本文を読む