生きている世界 2019-07-24 | 魚眼図 眼下に広がる赤い大地に、「これがカントリーだ」と機内から目を凝らした。しばらくすると飛行機は鮮やかな色の海と砂浜を横切って、オーストラリア北西部の町ブルームに降下した。ここはヤウルというアボリジニの1グループが住むカントリーだ。 「カントリー」とは、オーストラリアの先住民族アボリジニにとって、たんなる「国」に留まらない、特別な意味をもつ。その世界への扉を開いてくれる本に『生命の大地』(平凡社 . . . 本文を読む