ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫

書籍「年金五万円が教えてくれたお金の向き合い方」「あるもので工夫する楽しい節約生活」は9万部。工夫の毎日は続く。

着物ルール、混乱の理由がわかった、気がする

2015-05-24 09:34:05 | しきたり、ルールについて考えた

 

きもの、着付けやしきたりについていろいろあって、初心者にとっては泣いたり、悔しかったりと、なかなかにハードル高くなっています。

しきたり、ルール擁護派だったり自由派だったり~~。

その確執??の理由が、お茶のお稽古をした帰りには「わかった!」気がしました。

はい、山路を登りながらこう考えた、じゃないけど、お茶の帰りにこうひらめいた~~。

というのは、お茶というのは、ルールがとても厳しい。

手の角度までうるさい。

それなのに、ワタクシはお稽古に行く。

うるさいわね、お茶なんて、ただ飲めばいいだけでしょ」とは言わない。

言いそうだけど??(汗)

それは、自ら進んで、「この場所」に来ているから。

 

 

 ところが、着物というのは、着ようと思えば、誰でも普通にも着られる。

 お茶も誰でも作法など知らなくても飲めるけど。

茶道という「道」=修行というか、飲む以外の何かを学ぶ場所でもある。

 きもの道があるわけではない、よね? あるかも?

それは教える人、学ぶ人の問題。

私が着付けを習うときは、先生がこうしなさいと言えば、「はい」と、その通りにします。だって、習いに来ているだから。

 「先生、これは違うんじゃないですか。幸田文さんは左寄りに帯締め締めていましたよ」などと言っていたら(言いそう?)、「あなた、出ていきなさい、もう来ないで」と言われますよね、きっと。

 

 きもの姫も最初は「KIMONO道」だった?!

 

でも一方では、「着物、もっと楽に着られるのになあ」とも思っています。

着物が日常のものではなくなって、なぜか「着物は普通に着られない」と思ってしまい(思い込まされた?)、その世界で習ったことが「外の世界」でも常識だと思わされている。

 私は、着付けの方たちが、とてもきれいな帯の結び方を考案したり、より美しい着付けを考えたりする、その技術やアイデアに素直に感動します。

きれい着付けの効果」

 

いや、やはりきれいでしょう。

それは、まさに職人の世界、もっといえば芸術、美の世界に通じるもの。

 しかし、その世界を外の、一般の着物にも持ってくる人たちがいて、「あれはおかしい」「これは着物ではない」などというから、混乱するのではないでしょうか。

 

教室では「お金をもらって教えている限り」細かい個所にもこだわりはあるでしょうから、厳しくて当たり前。

でもいったんお仕事を離れると、着付けの先生だって、普段の着付けは緩やかなかたも。

それは仕事、芸としての内の世界」と「外(一般)の世界」を分けていらっしゃるからではないでしょうか。

お茶の先生だって、いったん稽古から離れたら、「そのお茶の頂き方は違いますよ、おかしいですよ」とは言いませんね。

 着物の世界も、お茶の世界のように、分けて考えればいいのでは、と思ってしまいました。

習う、自分で着る、でも、外に世界で違う着方していても、作法、流儀が違うと考える。

和菓子の世界にもお茶席のフォーマルと普段用がありますね。

ファッション雑誌を見るときだって、ファッションの世界と普段は分けて眺める。

「シャツは手首を出して着ると痩せてみえる」「ヘアはこの角度の巻きがベスト」などと細かいノウハウがあり、どっちでもいいといえば、これほどどっちでもいいものはない。

でも参考にする人はする。納得すればマネするし、そうでなければスルー。

着物だって、同じ。

雑誌が参考になればするし、ならなければしない、くらいの軽さでいいのに、なぜか権威みたいになっている~~。

でも、同じ着るなら、やはりきれいに着たい~、

だから私は、あちらのブログやこちらの雑誌から、「そうなんだ、ふーん」と学びつつ、「道」というほどではなく、楽しみながら自分の「似合う」を探していきます。

容姿と趣味と思想が一致した幸せー白洲正子さん」こちらは母娘三代にわたる着物戦争?

 きもの本、あなたはどこを見ますか?」

着付け・試行錯誤」&「しきたり、ルールについて考える」のカテゴリー作りました。

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コメント (4)
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