長襦袢の洗いのことが気になって、
書店であれこれ見ていたら、
女性向けのきもの本ではなく
男着物」の本で見つけました。
「自由にいこう! 男着物」
(鴨志田直樹氏著・河出書房新社」
著者は舞台演出家。
年齢は記してないけけど多分40代。
あるときから着物に目覚めたとか。
この本、初心者向け着物本で、
とにかくシンプル。
かつわかりやすい。
男きものは、着つけもカンタン?だからかな。
目次をざっと見ただけでも、
その気軽さがわかります。(小文字は本の著者の考えです。)
着物を着るなら人の目を気にするな」
→見たければ見ればよい。
「ふだん着の着物なら堅苦しく考えない」
→「着物が伝統文化」「粋」というのはやめませんか。
この考えが敷居をたかくしている。
「着物のルールという厄介者」
→冠婚葬祭には着ていかない。
方や家柄によってルールが違うから。
著者は2980円で買った無地浴衣を
着物として着用、高いものは買わない。
女子学生が呉服屋にいって「予算は?」
と聞かれ「一万円」と答えたら、
「そんな安い着物はありません」と笑われた。
だから「もう着物は着ない」と彼女は言い、
そういう消費者の金銭感覚を理解して欲しい、とか~~。
そう、今や着物は呉服店ではわからないけど、
一万円で十分ゲットできるのよ。
で、襦袢の項目には
「こまめに襦袢ごと洗っているから、
襟は付けっぱなし」
ゆえに使っている襦袢は、
麻と化繊混だそうです。
着物は単衣を冬でも着用、
絹でも木綿でも洗濯機で洗う。
足元は足袋にスポーツサンダル~~。
女性の着物は、私もそうでしたが、
やはりあの美しい彩りや模様に魅かれて着始める人が
多いように思うので、
ガンガン洗うというわけにはいきませんが。
でも、初心者がきものを着たいなと思ったとき、
男女に関係なく、この精神は参考になる思います。
とにかく着てみる、
いろいろ知りたくなったら学べばいい、
という考えです。
若い人のふだん着物の着始めは浴衣が多く、
これからの季節、
「女着物」も「自由にいって」ほしいものです。
「女着物」も、フォーマルはファーマルとして、
普段きものはファッションとして、
もう分けて考えたほうがいい.
冠婚葬祭のときには、ワタシも、
自分で着るなんて意地張らないで、
もう着つけの方にやってもらおうかなあ、
肩の力抜けた気分。
きもの歴8年のワタクシにも、
とても参考になりました。
襦袢に麻、は滑りがいいので、
夏だけではなく使えるかも。
「男着物」、まったく興味なかったけど、
めくってよかった、よかった。
男着物って結構、参考になるのよね。
「大人の色半襟」→男きものを参考に。
自転車に乗っている後姿が可愛い!?
また自由になれた気がする~~。
息子にも着せようかな、
まだ着ないだろうな~~。
気が向いたら
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