和がまま紫苑の人生「思うがまま」

きもの着付けは引き寄せのとてもいいレッスンだとほかのことに応用。環境どんどんいい方向に。探求、実践してみます。

原由美子の大人アンティークVS藍大島

2013-10-31 13:21:36 | きものコーディネイト

 

前に「きものは大人の最高のファッション」というブログを書いたことがありますが、

残念なことに一般のファッション誌では浴衣以外、きもの関係のこと、なかなか取り上げてくれません。

きもの雑誌はきものに興味がある人が読むから、きものに興味を持ってもらうためには一般の雑誌にもっときものの記事の載せてくれないものかと。

ページを組もうとしてもきものの広告が入りにくいといった雑誌の事情があるせいでしょう。

特にアンティークとなると、正統派きもの雑誌が載せることはありませんね。

そのなかで貴重なページが「フィガロ・ジャパン」の原由美子さんと「クロワッサン」のきものページです。

ファッション誌で、原さんがきものを紹介できるのは、ご自分もお召しになることから、業界になじみがあるからでしょうか。

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「きもの着ます。」(原由美子・文化出版局)

毎回覗くようにしていますが、今月のフィガロ・ジャポンでは原さん、「大人のアンティーク」を紹介しています。

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「フィガロ・ジャポン」(阪急コミュニケーションズ)

この雑誌のターゲットは20代から40代と幅広く、最近の雑誌が20代、30、40、50代と細分化しているなかでは珍しいです。

だから原さんのきもののページも、ご覧の通りピンク系と少しシック系な二通りと幅広い年代層を考えています。

きものを着始めた頃は、アンティークの色合いや優しさ、懐かしさに惹かれたものですが、年を経る(取る)につれて離れていってしまいました。

そんなとき見たこのページ。

原さんは、初心者に向けて「反物選びに自信のない人は出来上がっているアンティークがおすすめ」としています。

「現代ものでは見つけられない色や柄、雰囲気のものをじっくりと探してください」とアドヴァイスしています。

きものもグレーや黒、紺といった現代的な色を使うことも多くなりましたが、クリスマスや忘年会といった年末にかけて、「大人のアンティーク」は、華やかで周りを楽しくさせるかもしれません。

左側のベージュと山吹のきもの、もう少し色を抑えれば着れそうな~?

若い人のアンティークも素敵ですが、年配の人が厳選したアンティークを身にまとうー年齢が雰囲気を醸しだせるようになれば高価なきものに負けない、と思うのですがいかがでしょうか。

 

原さんは、きものは「はんなりが好き」と言いますが、実際にはやはり少し渋目をよくお召しになっています。

「原由美子さんのブログ見つけた!」

はんなりのなかに現代的な匂いを感じさせ、お値段は別にしても色合いなどはお手本にしたい人の一人です。

で、もう一つ覗いたのは「クロワッサン」のページ。

ここは、業界人にご自分のきものを紹介してもらって、経費の面でも(!)グッドアイデアですね。

最近のこのページはきもの雑誌に準じるコーディが多いように感じますが、今回、藍色に白の辻が花という正統派コーディが新鮮に映りました。

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「クロワッサン」(マガジンハウス)

すっきり爽やか

モデルの田沢美亜さんは「きものはアート作品、コレクターに近い感覚でそろえています」とコメント。

「でもアート作品は鑑賞するだけですが、きものは身にまとうことができる」

まさに、そう思います。

きものは日本に伝わる伝統アート、それを身にまとうことができるのは、なんとシアワセなことでしょう。

パーティやお出かけと、シーンごとにまったく違うアートを身にまとってみたいと思ったことでした。

お財布が許せば、ですが。

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宮沢りえオマージュ「miwa」三色三態コーディ

2013-10-29 17:40:23 | きものコーディネイト

先日の野田秀樹作・演出、三輪明宏さんの半生を宮沢りえさんが演じた舞台「miwa」。

miwaコーディで宮沢りえの「miwa」観劇。

その日は、台風が次々と日本を襲っていました。

 

東京も夜からは雨足が強くなるとの予想。

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私の最初の色コーディは黄色でした。

 

しかし台風のなか、この色はあまりに目立つだろう、それに帰りにはどんだけ雨や風になるかわからないということで、急きょ、変更。

 

緑のポリにしました。

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帯や帯締めは同じ。

帯揚げの紫をピンクの柄に変えました。

急いで変えたので帯周りはナシ。

これならどんな嵐が来ようと、どんなに濡れてもOK

 

意外に小降りだったんですけどね。

 

この劇場は駅とつながっているから濡れずに行けます。

 

さて、「miwa」の舞台はいろんな色にあふれていました。

 

りえmiwaは紫、と思った方多いと思いますが、彼女はブルーに統一。

 

ブルーは清楚、高潔を表す色ですが、赤や白、黄色、紫など色が氾濫する舞台で彼女のブルーは際立っていました。

さすが、です。

 

色の海のなかを、ブルーの線を引いたような、一陣の風が吹き渡るような爽やかさでした。

 

で、次の日、ストレス解消もあってきもの遊び。

 

早速ブルー・コーディをしてみました

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ブルーの真綿紬にブルーの紬帯

帯揚げも同系色

帯締めブルーと紺の二色。

りえさん、ブルーにシーンによっては真っ赤な口紅。

帯締めか帯揚げに赤を持ってくればよかったな。

ブルーに身を包んだりえさんは、最初は少年のような爽やかさで表れ、少しずつ変化、最後歌手となって歌い上げるときには、同じブルーがまさに「高潔」なイメージになっていました。

 

ポスターでは、出演者たちが、それぞれに表情を作っています。

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野田秀樹さん。苦しそう

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青木さやかさん

で、こちらも遊んでみました。

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首絞められてるの?っていうポーズもあるけど

サムネイルで写真どんどん入れようとしたらブログに拒否されたから、まあ、このくらいで。

カラフルとは色とりどり、多様性を意味する言葉でもあります。

 

誰もが自分の色を探し求めていますが、どんな色になりたいのか、最後はどんな色になっているのか楽しみでもあります。

 

舞台でのカーテンコールは三回。

初日は四回。りえさんの目は真っ赤でうるうるしていたそうです。

 

今回のりえさんは、少年から貫禄あふれる歌手、そして最後のカーテンコールでは少女のようなはにかみが印象的でした。

 

ブルーリボン賞という賞があります。

 

美輪さんは「人間最優秀」という意味を込めて、野田さんはブルーという色を選んだのかもしれません。

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miwaコーディで宮沢りえの「miwa」観劇

2013-10-27 19:58:17 | 歌舞伎・演劇・映画


野田秀樹さんが美輪明宏さんの半生を舞台化した「
miwa」を観てきました。

 

池袋にある芸術劇場です。

 

主演は宮沢りえさん。

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野田&宮沢の舞台といえば、それだけで入手困難なのに、美輪さんのファンも押し寄せて?大変な人気。

 

この五月には三谷幸喜作「おのれナポレオン」での天海祐希さんの代役を、たった二日間の稽古で、セリフ、ノーミスでこなした宮沢さん。

 

そんなことも、人気に拍車をかけているのかな、と思ったのですが、そんなあれやこれや関係なく、とにかくすごい、面白い

 

これで美輪明宏さんは、生きながら神話になりましたね(もうなってる?)

 

宮沢りえさんは、超一流の舞台女優になりましたね。

 

声量も増えていて、これまでの彼女の声とは思えない貫禄。

 

歌は、美輪さんの吹き替えですが、彼女の振りがまた素晴らしい。

 

これから先何年も、この舞台のことは語り継がれていくでしょうね。

 

今年、大賞受賞クラスの舞台~~。

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5月にNHKで放送した「真夏の夜の美輪明宏スペシャル」に出演した宮沢さん。

野田さんはパンフレットに、

 

「今、地球上に生存する人間のなかで一番面白いと思った人」という美輪明宏さんの半生、というか「生まれる前」!から描いています。

 

意表をついた開幕シーン。

 

虚実入り混じって、というか、育った環境、長崎の原爆投下、上京して歌手として歩きはじめる、ゲイとしての迫害~~などなど「実」と思われることをNODA流にアレンジ。

 

自分のなかの「醜い部分」を「化け物」として人間化(古田新太・朝ドラ「あまちゃん」のプロデューサー役の人です)するという発想。

 

つまり古田さんは常にりえさんのそばにいて、二人で美輪を演じているのです。

 

休憩なしの二時間十分をりえさん、ものすごい量のセリフを機関銃のように次々と、出ずっぱりでこなします。

 

テーマは、迫害され嫌悪されてきた「ゲイ」の~~、と言いたいところですが、これはあくまで象徴ととらえたい。

 

誰の心のなかにもある世の中と馴染めない部分、と考えてもいいのではないでしょうか。

 

それを押し殺そうとすると自分が壊れるか、人を攻撃する側にまわる。

 

美輪さんが壊れもせず、逆に人を愛する方向に向かったのは、自分のなかの「化け物=多くの人は認めてくれないけど自分が自分であるために必要なもの」を含めて愛してくれた人がいつもそばにいたからかもしれません。

 

皆、違うからこそ、世界は、人間は面白い、と謳います。

 

舞台のなかで、ある歌手が足を折り、松葉杖でmiwaに「どうしましょう」と相談を持ちかけます。

 

するとmiwa「そのままで出ればいいじゃない」

 

「そんなことするとヘンに思われます」

 

「ヘン? 私よりヘンな人はいないんだから」

 

迫害され「化け物」と言われてきた美輪さん。

 

だからこそ「強くなれた」と。

 

「強くなれた」どころか、自分のなかの「化け物」の部分を世の中に認知させ、自分の魅力、オーラに変えていったんですね。

 

というわけで、感想、興奮は尽きませんが、まずは本日のきもの。

 

私のなかでは美輪明宏さんは、紫と黄色のイメージなんですね。

なぜか紅型で美輪シネマ黒蜥蜴

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そこで「最初」のコーディはこちら。

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黄色の紬。

自分で作った帯。

ちなみにこのポーズはmiwaポスターのマネ,というかヴァリエーション。

こういう顔隠しのほうがいいよね。

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ふふ、とかげの帯留だよ~ん。

これは置きコーディなので帯締めが違いますが、色がよく出ているので。

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これで出かけようとしたのですが~台風の影響で雨。

 

どのくらい降るのかわからないので変更。

 

そのコーディは色で遊んでいるので、別にアップします。

 

というのは、美輪さんのファッションもカラフルなら、舞台もカラフル。

 

りえmiwaは、どんなカラーで登場したと思いますか。

次はりえmiwaカラー着物、着用したのをアップしますね。

 

気が向いたら覗いてみてね

関連記事

堤真一&宮沢りえ「今ひとたびの修羅」観劇

似合うって何だーー宮沢りえさんで考える」

なぜか紅型で美輪シネマ「黒蜥蜴」

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絵画に学ぶ「砂丘できもの」のさばくコーディ

2013-10-26 11:50:29 | きものコーディネイト

先日の東京ステーションギャラリーの「植田正治の作り方」展。

今回は「さばくコーディ」を紹介させてください。

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それにしても新装なった東京駅の二階に、こんなギャラリーができたんですね。

東京駅を通ったときに、ちょっと覗いてみるといいかもしれません。

ギャラリーの渡り廊下から見た東京駅もまたいいもの

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二階と三階が展示室になっていて、階段もまた素敵です。

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さて、展示会に行ったときのきもの、「さばくコーディ」と勝手に名付けましたが、これは日本画家平山郁夫さんの「シルクロード」の絵を参考にしました

「絵画に学ぶカラーコーディ」です。

参考にした絵はこちら。

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「シルクロード」平山郁夫

で、私のコーディはこちら。

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砂色(とあえて言います)生紬にムガシルクの袋帯。

袋帯の砂色濃淡を砂漠の風紋に、

帯揚げのオレンジを夕日に見立てます。

砂漠ながら、少し緑が欲しいので、帯揚げと襦袢に少し緑を入れます。

 

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帯締めの市松並びはラクダの行列?

帯留は黒と金のあられで、これを砂嵐に見立てます。

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後ろはこんな感じ。

生紬の八掛はアースカラー、すなわち地球・大地のイメージで。

帯の横じまのほうが、より風紋に近い?

平山さんの絵画は「夕暮れのシルクロード」ですから、オレンジが強いです。

でも着物でオレンジ使うと、まったく砂漠のイメージではなくなってしまうので、あえてベージュを使いました。

というわけで、こちらは、ギャラリーから見た「東京砂漠」?

P1070213

絵画に学ぶカラー・コーディ」二回目でした。

これのいいところは、名画といわれる絵をじっくり観るようになることです。

まったく同じにする必要はなくて、あくまで自分のイメージを膨らませていくほうが面白いのではないでしょうか。

せっかく着物という日本のアートに興味を持ったなら、それをきっかけにセンスを磨きたいと思っています。

 

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さばく色コーディで「砂丘で着物」の植田正治展へ

2013-10-25 15:24:15 | アート・美術展


植田正治さんという写真家の展示会「植田正治の作り方」が東京駅のステーションギャラリーであると知り行ってきました。

彼は恵比寿の写真美術展に行ったとき、その通路に飾ってあった写真を撮った人です。

「なぜか紅型帯で美輪シネマ「黒蜥蜴」

鳥取の砂丘を背景に家族の写真や近所の人々を撮り続けたユニークな写真家です。

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恵比寿の写真美術館の通路。

私が彼を知ったのは、「手から手へ」へという一冊の詩集でした。

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「手から手へ」(集英社)

植田さんの写真と池井昌樹さんの詩のコラボで、山本純司さんという編集者が、ふたりの写真と詩を組み合わせて作ったものです。

池井さんの詩は、

「やさしいちちとやさしいははとのあいだに生まれたおまえたちは、やさしい子だから

おまえたちは不幸な生をあゆむだろう」という書き出しで始められ、

「そのやさしさがおもたくなったら

そのやさしさがくるしくなったら

そんなときにはひかりのほうをむいていよ

いないいないばあ」

なんてユーモアを交えながら綴られています。

その詩と植田さんの家族の写真があまりにもマッチして、見ているだけでなんだか涙が出てきました。

それ以来気になっていた写真家で、ある駅のホームに告知が出ていたの覗いてみたわけです。

なかでも引かれたのは、着物を着た彼の奥さんと子どもが砂丘で写っているシリーズ。

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これはそのなかの一枚です。

なんともミスマッチで現代的ではありませんか。

昭和20年代の写真とは思えないシュールさです。

このセンス、ぜったいにファッションや広告に生かせるよなあ、と思っていたら、この方70歳になってからメンズファッションのキクチタケオの写真を撮っていたそうです。

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どうです。カッコいいでしょう。

で、私の砂漠きものは載せるスペースがなくなってしまいました。

というのは、最近、このブログ、しょっちゅう不具合を起こすして、あまりたくさん写真乗せると「重いよう!」と不平をいうのが「保存」ができなくなるのです。

というわけで、すぐにアップします。

これに懲りず、また覗いてみてくださいね。

植田正治さんの「砂漠で着物」素敵でしょ。

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絵画に学ぶカラー・コーディ

2013-10-23 19:57:07 | きものコーディネイト

きもののコーディネイトをするとき、参考にするのは雑誌や単行本のコーディですね。

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「ううん、ステキ」と、同じような手持ちのきものや帯を持ってきて合わせるものの、たいていしっくりきません。

雑誌のきものや帯はお値段が一桁くらい違う上、プロのカメラマンが撮っているので、手持ちのものとは数倍ステキなのは当然なわけです。

「ああ、こんな帯や着物が欲しい」と雑誌を見るたびに「今度はあんな帯、着物」と物欲はとどまるところを知りません。

このままではヤバイなあと、自分なりのコーディの法則を作ることにしました。

それが「絵画に学ぶカラー・コーディ」というわけです。

またの名を「箪笥の肥やし着物活用法」です。

さて、うまくいきますか~~。

参考にするのはこの一冊です。

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「巨匠に学ぶ配色の基本」(視覚デザイン研究所)

この本は、マチスの「色を見る、色を楽しむ」展に行ったときに購入しました。

とても面白くて、時間があると眺めていましたが、ふと、着物の配色も、巨匠に教えていただけないだろうかと思ったわけです。

この本は、「名画はなぜ名画なのか」を、配色から解き明かしたものです。

同系色、反対色の使い方の基本を丁寧に記していますが、ここではこの本に触発された私の方法を書いてみます。

まず、好きな画家の絵を持ってきます。

好きな画家といっても、ここでは思想的なものは抜きにして、あくまで「こういう色調が好き」というものを選んでください。

わかりやすいので、ここではマリー・ローランサンの絵にします。

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彼女の絵の特徴は「淡い濁色」だそうです。濁色とは、ある色に白や黒を加えたものです。いわゆる淡いトーンですね。

この色を同じような色の着物や帯を出してみます。

「違うじゃないの」と思うかもしれませんが、あくまでイメージで捉えてください。

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ピンクを中心に、淡い色調と捉えます。

こうして見ると青が足りませんね。

とにかく、最初の一歩

これを着て見ます。

P1070183

帯はグレーに紅葉のオレンジ・緑。

帯揚げはブルーです。

ここに、何色の帯締めを加えるか、再度ローランサンの絵を見ます。

黒か青か赤のどれかが入っていますが、ここでは濃い色でで引き締め効果を狙って濃い灰色の帯締めにしました。

P1070186

で、出来上がりはこちら。

どこかに青を持ってくるとより近づくかもしれませんが、最初ですので無難に?

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これにもう少し黒を加えてみます。

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この着物は買ってはみたものの、パーソナルカラーではないためか、着ても落ち着きませんでした。

でもこうしてみると、結構着れるかなと思うのですがいかがでしょうか。

使っている色の分量が違うのでイメージは変わりますが、色使いの参考にはなるのではないでしょうか。

最初の試みです。

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次は、ほかの画家で試してみたいと思っています。

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きものどこで着る、誰に見せる?&衣装比べ

2013-10-22 13:14:31 | きもの仲間


少し年上のお姉さまがた、

ときどき本音というか

意表をついた問いを発して楽しませて、

考えさせてくれます。

いいご身分ですね、と言われたって

亭主の定年とウツとお出かけの関係


「いつも同じ仲間で集まっているけど、

ときどき誰に見せるために

着ているるのかわからなくなるわ」ですって。


ときどき参加の私は、ちょっとよそ者です。

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きもの着る前は興味のなかったのに~~。

能楽堂にて昨年。


いうのはお姉さまがた、

同じ着付け教室で知りあい、

仲よくなりすぎて?

一人がある呉服屋さんで「秘密の部屋」とか

「あの産地の紬が破格のお値段」

という情報を仕入れてくると、

「ええ、じゃあ、みなで行きましょう」

ということになって揃って購入。

「わあ、ステキ」と同じ帯や着物を

購入することもあり、

観劇観劇などでバッティングすることも。

仲がいいので、それはそれ。

「わあ、似合うわ。

その着物に合わせるの。上手だわあ」

と褒めあいはするものの、

ちょっと新鮮味、なくない?

というわけです。

着付けやお茶をやっている人、

仕事に関わっている人はともかく、

我々趣味や気分転換での着物、

着物好きになったあとは、

どこに着ていくのかは

次なる大きな?課題です。

着始めの頃は、仲間を求めて

いろんなオフ会に参加する

着物ジプシー」でした。

 

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ジプシー時代?

で、そのなかの一人、

たまには他流試合がしたい、喝采を浴びたい

と、なんと地中海クルーズに参加。

ランチやらディナーやらで着物着まくり、

「おお、ビューティフル」

と大いに注目を浴びたと大喜び

「ああ、気持ちよかった。

これで着物も浮かばれるわ」ですって。

さぞ、気持ちよかったことでしょうとも。

同じ乗船客のなかには、

「この場で孫に着物デビューさせたい」

と振袖を持参した人もいたとか。

「ワンダフル」の言葉を

シャンパンのごとく浴びて、

「いい思い出になりました」

そうでしょうとも。

 

きもの、どこで着るのか、誰に見せるのか~?

 もう一つは江戸時代のスケールの大きな

「衣装比べ」のお話。

有吉佐和子さんの「真砂屋お峰」は、

それを小説にしています。

よく知られたエピソードですが、

その後日談は意外に知られていないのでは。

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種本はこちら。

「江戸のきものと衣生活」(丸山伸彦・小学館)

江戸の町人六兵衛の妻は、

江戸では並ぶもののない着物道楽。

噂を聞いた京都の町人の妻が戦いを挑んだとさ。

京都は、緋綸子の洛中の絵を縫い取った小袖。

一方の江戸は、黒の羽二重に南天の立ち木。

あまりの地味さに京都の勝利だと思われたが、

よく見ると、

南天は珊瑚が縫い留めてあったとかで、

江戸の大勝。

まあ、ここまではご存じの人も多いとして、

調子に乗った?彼女、

なんと将軍綱吉に勝負を挑んだとか。

将軍の参拝の途中に町屋を借りて、

女中からお付の女性すべてに

華麗な着物を着せて見せびらかしたとさ。

呆れた綱吉、その行き過ぎた奢侈を咎め、

夫婦の財産を没収した上、

江戸追放としてしまったというお話。

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なんとも、スケールの大きな衣装道楽。

追放された彼女は、

そのイベントを後悔したでしょうか。

私には、どこかの長屋でおかみさん相手に、

「私はね、昔、将軍様を相手に~~」

少し得意で話している彼女が

見えるような気がします。

身上潰しても、どこか誇らしく思う女心。

マネしようもありませんが、

そんな女心はわかるような気がします。

着物、どこで着る~?

誰に見せる~?こちらは「福分」、

分相応な着物を楽しむとして、

他流試合もまた楽し。


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初袷はイチョウ小紋できもの友達と御苑

2013-10-20 14:55:50 | きものでレトロ散歩

涼しいというより、いきなり寒くなった東京。

初袷のきものは瑠璃色の銀杏小紋です。

テンプレートを秋らしいものに変えてみました。

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久しぶりに会ったきもの友達は、7月の前田邸以来。

三姉妹、前田侯爵邸へ

とにかくおしゃべりがしたいと、場所は新宿御苑。

ランチ、散歩、お茶、飲み会と、とにかくしゃべり尽くそうというわけです。

最初に行ったのはイタリアン「イル バッティクオーレ

安くて美味しい。ワインがいっぱいのお店。

おしゃべりに夢中になって、料理の写真を撮るのをすっかり忘れました。

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食べ終わった頃、お店の人が写真を撮ってくださいました

そのあと新宿御苑へ。

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樹木がいっぱいで都会とは思えない。

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変わらず元気で美しい二人。

左の唐草と右は博多帯。

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梅もどき。

御苑を散歩したあとはケーキ

そのあとはちょっと飲み会

仕事の話、未来(老後?)の話、家庭、子供の話、映画や本の話、もちろんきものの話もと、いつまでも本音トークは続くのでした。

本日のきもの。

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瑠璃色いちょう小紋。

膨れ織りの帯。

山吹色の帯揚げ。

ヘアは「ちょっと神隠し、もとい耳隠し

瑠璃色のなかに反対色の山吹色を加えることで元気な表情が生まれます。

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ベージュの三部紐に鼈甲・林檎帯留。

帯留の琥珀色と足し算で。

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自分で刺した雷?ビーズ刺繍の半襟。

女三人寄れば姦(かしま)しくも楽しい

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着物解いて&イカットで帯二本作成&コーディ

2013-10-18 18:39:44 | 手仕事 和裁

先日、娘からのバリ島土産のイカット布で帯を作りました。

娘のバリ島土産イカット・尽くし」

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これは前に洗っておいた裏布。

結城紬を自分で洗ったお話」のときに一緒に洗った紬解き。

あとで紹介する、もう一つの帯の裏に使いました。

縮みもしなければ伸びもしないとてもいい子

これ自体、とてもきれい

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イカットの裏はバラ柄の木綿です。

イカットの布が長くて、3メートル50センチくらいあるので、そのまま裏をつけていけばいいのですが裏の布が足りません。

そこで、裏布と帯芯は、お太鼓の部分と手先だけ。

あとは半分に折ってミシンでダダダと縫っていきました。

ファブリック帯だと思えばいいわけです。

でもファブリックだと、お太鼓の形が決まらないので、そこには芯を入れたわけです。

使うのは絹芯です。

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袋帯用ですが、柔らかいのでお太鼓がとても優しくできし、なにより縫いやすいのです。

出来上がったものを紬に合わせてみました。

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真ん中の部分には帯芯は入っていません

帯板使うのであまりシワにはなりません。

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ミシンを出したついでに、もう一本、前に解いた着物でついでにざざっと帯を作りました。

裏は最初にアップした黄色の紬です。

ミシンを出す前には、いつも「家事や仕事のことは忘れるぞ」とおまじないをかけます。

ミシン出すと、やりたいこと一気にやらないと、また出すのが億劫になってしまいます。

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出来上がった帯。

着用してみます

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着つけがゆるい

でも帯は気に入って、「秋の雪」と名付けました

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爽やかさを出すためにグレーブルーの帯揚げを空に見立てて。

鼈甲の葡萄帯留

布は名古屋帯くらいの長さがありましたが、あえて二部式です。

その理由は、これも全部の長さに帯芯を入れると、どこかで歪みが出るからです。

布も、お太鼓部分が1メートル20センチながく、もう一方の部分も2メートル50センチと長いです。

だからあえて紐はつけず、後ろで半幅帯のように結んでその上にお太鼓を乗せます。

こうすると、二部式にありがちな、後ろぺったんこ、銀座結びできないという欠点が解消されます。

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垂れ先から後ろの布が見えますね

あとでキセをかけてちゃんと直しましょう。

というわけで、わが家はどんどん帯も増殖していきます。

きものは何にでも化けます

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きれいな女たちの舞台裏ー幸田文「流れる」の世界

2013-10-17 09:27:25 | きものの本&本

先日行った「幸田文」展で購入した小説「流れる」。

 

この本、持っているのですが、いかんせん古いので活字が小さい。

 

「活字が大きくきなって読みやすくなりました」に引かれたわけです。

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この人の初期作品、狭いといえば狭い世界を描くのが特徴です。

 

継母との確執、あるいは家事を細かく分解していたり、きもの一着一着へのこだわりと愛着を描いてみたり~。

 

だから、その世界に興味のない場合は読みにくい。

 

15年くらい前には、この作品の芸妓や「女中」と世界にはまったく興味を持てませんでした。きものにも興味なかったし。

 

それでさらさらと流し読み。

先に映画を観たことと「さすがの着こなし杉村春子さん」、

 

今回の展示会をきっかけに改めて読み直してみて、またまた驚きの面白さ

 

(ブログ効果です。ありがとうございます。)

 

この作品、小説とはいえ、幸田さんが実際に置屋に女中奉公をした経験が下地になっています。

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映画では置屋の主人の健気さ、年を取り売れなくなった芸者の哀しさ、きものにかける芸者の心意気といった、まだきれいな面が山田五十鈴、高峰秀子、岡田茉莉子といった女優さんが演じています。

 

ところが小説では、冒頭から物理的な汚さの描写で始まります。

「~ずっと見渡す廊下には綿ぼこりがふわふわしている。鎖を引きずって排泄物を掻きちらしながら犬も出てきたし~」

「あなた、台所汚いの平気?平気でないと勤まらないわよ」

「風呂場」はしばらくは焚いたようすはない汚さである」

映画では「女中」の梨花役田中絹代さんは狂言回しに徹していますが、小説ではさすがにおとなしくしていない梨花さん。

 

玄人の粋筋に素人の目を持って対峙しています。

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「ーーわからないはずはない、と挑んでいくような気になり、どこに置いても自分は強いと、ひそかな得意があった」

この梨花さんが「家政婦は見た」シリーズ的に、芸妓たちのずる賢さ、汚さを辛辣に、しかし、そうしなければならない哀しさを理解しつつ描いていきます。

「静かなのは陰気、ことばのいいのはお高くとまっている、実行力のあるのが図々しい、美貌がいやみ、とかなんだか云う」

「聞いていて、梨花は染香の腹を底まで読もうとしていた。~老残である。けれども梨花にはこの人を憎めない感情があった」

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支度をする山田五十鈴さん。

この人の立居振舞を観るだけでも価値がある映画。

もちろん、辛辣なだけではなく、何気ない動きのなかに現れる芸妓の色気に感服し、自分の「色のない半生」を寂しく思う~。

 

きものに関しても、もちろん情報満載

 

女の美醜談義、島田という髪型はその女の顔の一番いいところを引き出す云々~もう芸妓の世界の裏側、本音が描かれています。

「この世界の人は、着物の値段には変な鈍感さがある。同じ金嵩(かねがさ)でも他のものとの金嵩とは違う。~着物の値段は芸妓を混沌とさせるもののようである」

うーん、これはシロウトの世界でも同じなような~~。

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正月のきものを選ぶ女染香。

幸田さま、露伴ものを一通り書いたあと、これまで書いたものから決別するため、「自分でどんな職業に就けるか」と文筆業を断って、仕事探しをしたそうです。

 

それでも40代を過ぎた身には、3、4か月経っても仕事が見つからず、辛い思いをしたとありました。

 

その結果見つけた女中仕事。それを描いたわけです。

 

この経歴で、40代で、こういう仕事ができる強さ、すごい人ですね。

そうそう、この「蔦の屋」の主人のモデルを「幸田文」展で拝見しました。山田五十鈴さんとはまたタイプの違う細い美人。

 

「女の世界」というと、林真理子さん言うところの「妬み、嫉み、なんとか」という感情が付きまといそうですが、さすがに幸田さま、その辛辣な視線に、そういう濁った感情を感じさせない。

 

それは著者が「(彼女たちと)きちんとした線でたてきっている」からでしょう。

絶妙な距離感

 

女三人いれば、いや人が集まれれば必ず沸き起こるさまざまな感情の渦や嵐、日頃は倹約してもきれいなきものを見れば後先のことも考えず買ってしまう女心~。

 

老いや自分の境遇と向き合う気持ち。

 

それらは「芸妓の世界」に限ったことではありません。

そういう意味でも、この小説は「生きる知恵」満載の優れた女の指南書とも言えそうです。

 

映画と小説、展覧会の立体構成?でした

応援ありがとうございます。

キビシくも楽しい女の世界

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