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琉球絣・杏さん&林檎「百日紅」を観る

2015-05-15 09:11:06 | 映画・演劇

 

杉浦日向子さん原作「百日紅」(さるすべり)を観ました。

江戸時代の名高い、あまりに名高い浮世絵師葛飾北斎の娘、お栄を描いたアニメです。

百日紅」公式HP

お栄の声の吹き替えに杏さん。

北斎に松重豊さん、

そうあの「デートー恋とはどんなものかしら」で父と娘を演じたふたりです。

きものは琉球絣にブルーの帯。

 

この父と娘、とにかく絵を描くことだけしか頭にない、

「掃除も料理もしない。汚れたら引っ越しする」という生活。

駆け込みで北斎展」→展覧会に行ったときのブログ

今の時代に通じるお栄の生き方。

いや、今でもこうはいかないでしょ。

掃除しろとか、女はメシを作れとか言わない北斎。

普通の暮らし、富にも名誉にも興味を示さずひたすら浮世絵を描く年月。

「あと10年、いや5年生きれば少しはマシな絵師になれたものを」と言って死んだとか。

 

大好きな杉浦さんの著書。

 

「龍は描くもんじゃねえ、降りてくるのを待つんだ」とか、

杉浦さんらしい怪奇現象がいっぱい。

そのなかで、盲目の妹とのやり取りは、もう観ているだけで涙腺が緩みます。

何気ない普通の風景のほうが最近は泣きたくなるのです。

浅草や吉原、大川、特に日本橋の景色は圧巻。

それこそ江戸時代にタイムスリップ。

若衆買いや春画などキワドいシーンもあったりして、江戸風俗も満載。

これは江戸好きには見逃せないでしょう。

きものは琉球絣。

 帯揚げは百均のピンクチェック。

半襟と同じにするとまとまります。

ウソツキ作ったり半襟つけたり」

この映画の吹き替えのとき、杏さん、きものを着ていったとか。

「きもの着ていると声の出方が違う気がして」

そうかもしれない。

声の出方、気を付けてみよう。

 

 お栄は、一度嫁ぎ、また北斎のもとに戻り、彼の死をみとって、そのあと消息不明になったとか。

彼女も、世間の煩わしいことすべて捨てて、ひたすら絵を描きたかったのではないでしょうか.

でも残した絵は数少なく~~。

吉原を描いた一枚。「北斎展」で拝見。

光と影の使い方が素晴らしい。

最後までありがとうございました。

江戸に興味のある人はこちらも覗いてみてね。

江戸の恋はどんな恋」

江戸の美人、移り変わり」

 「アート・文化」

 音楽は椎名林檎さん。

すべてコスプレの潔さ」

 

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コメント (6)
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