和がまま紫苑の人生「思うがまま」

きもの着付けは引き寄せのとてもいいレッスンだとほかのことに応用。環境どんどんいい方向に。探求、実践してみます。

漂う死の影そして再生・映画「繕い裁つ人」

2018-03-20 12:49:07 | 映画・演劇

 

本日の東京は雨。

肌寒い~~。


先に漫画で拝読した

「繕い裁つ人」(池辺葵・講談社)

「纏うことの心と技~繕い裁つ人」

 

映画版が配信されていたの観ました。

すごくよかった


映画公式HP「繕い裁つ人」

 中谷美紀主演。

 

作品のテーマは洋服ですが、

むしろきものを着ている人のほうが

より納得するかも。

今、洋服はあとに遺すより処分する人のほうが多い~~。


マンガではあまり感じなかったのですが、

映画では、の影が濃く漂っている

ように思いました。

特に前半。


志乃の葬儀のシーン。

 

マンガでも市江の祖母志乃の影響は

至るところにあるのですが、

こちらはもう全編ならぬ前編は「死の影」強く。

 

出演者の多くが志乃の同世代、

それを映像で見ることの

イメージの強さだと思います。


それとも私が「死」に近くなったからかな。


志乃さんを見送るシーン。

女性はベールをかぶっています。


そして、年に一度の「夜会」。

これは志乃さんが作ったドレスを着て楽しむ

イベントです。


普段はなりふり構わない人が

この夜だけはおしゃれして楽しむ~~。


 

それを覗いている娘たちが

「わあ。お母さんじゃないみたい」

普段は~~、

 

娘たちのその言葉を耳にした市江が言うの。

「お帰りください。

子どもの前では親の顔になる。

それでは楽しめませんわ」

 なるほど、その通りだわ。

 

「たまには親の顔になって」と娘言い~~。

 

「夜会」には亡き人の衣装を飾って~~。

これがだんだん増えていく~~?

 

祖母の意思を受け継ぐために自分はいる、

とかたくなに自分の作品を

作ろうとしない市江。

「あなたは挑戦するのが怖いんですね」と

密かに思いを寄せる男性、藤井。


ちなみに藤井は三浦貴大、そう百恵さんの息子。

この人、目が百恵にそっくりなのね。

そっちですか、はい。


 

で、後半は市江の新たな道への再生~。


前半の黒、あいだのいろいろ、そして再生の白へ~~。

色彩が物語を作っているのはさすが。



藤井の妹のウエディングドレスを作る市江~~。

映画では藤井とパリに行くような結末で

それが私には不満(おい! 別にいいじゃないか)

でしたが、

映画では、そこまで行かなくて再生。

このエンディングもよかった。

この映画、むしろ着物を大切に思う人が観ると

すごく納得いくと思う。

何度も言うなよ。


それに夜会。

洋服でこんな風にはなかなか楽しめないけど、

きものではこんな風に楽しむ人多いもの。

 

夜会のシーン、ホントいいシーンです。


「夜会」は難しいけど、たまには親の顔も

日ごろの憂さも捨てて

おしゃれして楽しみましょう。

「親の顔、もう捨てているじゃないか」と娘言い~~。


おしゃれはまた心をも再生させるってこと。

映画も再生して何度も観ようっと。


というわけで、

いつも応援ポチ

ありがとうございました。

励みになっています。



にほんブログ村
にほんブログ村

コメント

祝!アカデミー賞「ラ・ラ・ランド」観ました。久米島紬

2017-02-27 18:30:03 | 映画・演劇

 

本年度アカデミー賞、主演女優賞を受賞した

エマ・ストーン。

「ラ・ラ・ランド」観てきました。

 

これで勝つ!!エマ・ストーン」ドレスカタログ集。

 

 

アカデミー賞を受賞したとは知らずに、

どこかで紹介されていた

冒頭の大勢で踊るダンスシーンの素晴らしさと、

いや、これはロングの長まわしで撮っているから、

一人でも間違えると撮り直し~~。


「セッション」の監督、

古い映画「シェルブールの雨傘」の影響を受けた、

この三つの情報で、

内容は知らないままに行ったんですね。


カトリーヌ・ドヌーブ主演のこの古い映画が大好き

「甘ったるいキャンディ」みたいですが、

ものすごく色彩きれい。


 

女優への夢を持つ女性と

ジャズへの強いこだわりを持つピアニスト。

まあ、ラブストリーというより、

もう映像と音楽とダンスを楽しむ。


「シェルブール」や「理由なき反抗」などとにかく

いろんな映画へのオマージュが入っていて

あ、このシーンはあの映画のあのシーンだ、と

映画好きならつい言ってしまうかも


ラスト、これも「シェルブール」を思わせるけど、

それより手が込んだ仕掛け。

単純に楽しかった。

 

着用したのは、


 

 久米島紬。

いわゆるよく知られた柄とは違い、こちらは

ヤマモモ・クルボー染(黄色)

それに博多帯。

帯どめはバイオリン。

さかさまになっちゃった(汗)

まあ、音楽つながりということで。


帯締めが後ろから出ています。

直しました。

銀座結びで。



というわけで、映画もスイーツは

美味しい。


久しぶりの映画。

次々に行きたくなります。


いつも応援ポチ

ありがとうございます。


にほんブ
にほんブログ村

コメント (4)

芭蕉柄の紗・銀座で「帰ってきたヒトラー」

2016-07-23 09:10:54 | 映画・演劇

 

日比谷公園

 

銀座で集まりがあり、その前に

前から気になっていた映画「帰ってきたヒトラー」を

観ました。

本を読んであまりに面白いので

映画ではどうなっているかと。

いやあ、面白かった。

笑いながらじわじわと怖さが伝わってくる。

映画ではラスト、変えてある。


 

ナチス関係の本をよく読みます。

普通の人が、普通のことをすることで、

どんなに怖い状況になることか。

密告やら裏切りやら。

私自身、わざわざ密告はしないけど、

それは正義のためというより

「巻き込まれたく」ないから。


アメリカの大統領選だって、

「アメリカのことしか考えない」なんていう人が

候補に~~。

 

ヨーロッパでは難民を受け入れる、いれないで

大きな問題が。

ワタシのような「巻き込まれたくない」人が

どんどん増えて、

世界はどんどんアブナイ方向に。

ヒトラーが政権をとった時代と現代の状況

似ているのだとか。

そうかも。

「私は選挙で選ばれた。私を選んだのは

あなたたちなんだ」とヒトラー。

選ぶ前は、どんな人なのかわからない。


おりしも銀座では都知事選の運動たけなわ。

「若者に未来はあるのか」

若者だけではないでしょ。

未来に希望が欲しいのは。

どんな人を選ぶかが未来を決めるけど、

選挙のあとにボロを出す人が多すぎる。


あてにできないので、

不器用ですけど手作りの未来、希望。


そんなわけで、つい熱くなってしまった。


熱さを覚ませというように

涼しい日だったので、

これはもう着物でしょう。


芭蕉柄の紗に羅の帯。

茶屋辻のモノトーン絽の帯揚げ。

模様見えないね。



日比谷公園では、早くも「ポケモンGO」を

やっている若者たちが。

 

「ニッポン、へいわ~~」とは

愚息のクチグセ。

ホントか?

 

おりしも、バングラディッシュでは日本人が

テロに遭遇。

日本人だっていつまでも安全ではいられない。

じわじわと迫ってくる気配。


若者に未来はあるのか?

一見のどかで平和に見える日本、

東京、銀座、日比谷。

ポケモンGO~~。


いつも応援ポチ

ありがとうございます。

にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ
にほんブログ村 にほんブログ村 シニア日記ブログへ
にほんブログ村

コメント

人生が二度あれば~~。スミレスミ

2016-02-11 17:48:19 | 映画・演劇

 

ある程度年を重ねた人間が、ある日いきなり若返る~~。

こんな究極の夢を抱く人は多いのか、

小説やドラマでは大きなテーマですね。

ワタクシも、若い頃から! この手の小説が好きで

いろいろ読みましたよ。

この手のお話はふつう本人の若い頃の時代に

戻るケースが多いように思うのですが、

たまたまパソコンでユーチューブでやっていたのは

スミカスミレ」(テレビ朝日金曜夜11時15分)。

 

 

 閉じ込められていた黒猫の陰謀で~~?

 

松坂 慶子さんが「65年間、彼氏歴なし」、

もちろん結婚歴なし、

キビシイ親の元で育てられたため青春時代なし

というあり得ない設定。

青春を体験してみたいという彼女の願いが

叶えられ、朝起きたら、18歳だか、20歳だかに

変身していたというもの。

若いころのスミレに桐谷 美玲さん。

 

 

このドラマが面白かったのは、彼女の若い頃、

つまり昭和に戻るのではない、

若返って「いま」=平成を生きるということ。

若返ったスミレが体験するのは

現代の若者ワールド。

ここがこれまでと違って(?)

面白かった。

「なに、オバン臭いカッコして」なんて言われて。

いや、いまの60代でもこんなカッコしないでしょ、

とツッコミいれたくなるけど、唯一納得したのが靴。

 

この靴

歩くのに楽だから、こういう靴、履いているよね。

スーパーに行くときなんか

おばさんとおばさんじゃないことの

違いは「靴」だと誰かが言ってました。

だから着物は楽なんだってばあ。

 

ドラマが面白かったので、原作読みたいと

書店で探してみたけど、原作は漫画。

ワタシ漫画、あまり読めないんです。

そこでノベライズをぺらぺらめくってみたものの、

活字人間には物足りない、つい書棚に戻して

しまいました。

でも、「人生が二度あったら」

「また若い頃に戻れたら~~」

なんて考えてみたりして~~?。

 

現代の時代に若返るより、

ワタシはやはり昭和の私に戻りたいな。

 

 

 

激動の現代に、中身は60代のまま、「若い女の子」、

やる元気ない~~。

 

ワタシがこれまで読んだとの内容で

「人生がやり直せたら」のベスト本は~~、

 

「リプレイ」(新潮文庫)

ケン・グリムウッド作。

これはね、二度どころか、43歳になるたびに

何度も何度も、18歳に戻るわけ。

疲れるね=。

でもそのたびに、これまでとは違う選択、違う経験をして、

最後にたどりついた「哲学」は~~。

「仕事も友情も女性との関係も、それらはすべて

価値あるものではあるが、

人生を限定したりコントロールするものではない。

自分の人生は自分の責任であり、

自分だけのものだ」というもの。

前に読んだときんは、この結論に納得したのか?

だけどねえ、「自分だけの人生」って何?

って今思ってしまう。

再読して、また考えてみよう。

結論はともかく、この本は面白かった。

「人生が二度あれば」

何するかなあ、ワタシ~~。

「人生二度あっても同じ人生歩きたい」

という人はシアワセ、きっと。

 「昭和コーディであまりに昭和な時間」→昭和なワタシ。

 

コメント

「アリスのままで」鑑賞・夏塩沢&カエル帯

2015-06-30 08:42:16 | 映画・演劇

 

映画「アリスのままで」を観ました。

「海街diary」とどちらにしようかと迷ったのですが、こちらのほうが差し迫った課題なので。

 

緑の夏塩沢に蛙のつづれ帯。先の半幅を作った余りの生地を帯揚げにしました。

でも前帯には蛙いないね

主演はジュリアン・ムーア。

アカデミー主演女優賞受賞。

この人、「羊たちの沈黙」の続編で、ジュディ―・フォスターの代わりに出演したことを覚えています。

ジュディの印象があまりに強すぎて、ミスキャストじゃない?と思ったことも。

でも、今回はすごかった。

顔が、本当に徐々に老けていき、表情やら生気やらが抜け落ちていくのね。

でも、ときどき、雲間から太陽が顔を覗かせるように、笑顔が戻ってくる~~。

言語学者という知性も教養もある女性が50歳で、若年性アルツハイマーにかかるというもの。

言語学者なんて、普通の人以上に言葉を使っているので、そういうのあり?なんて思っていたら、彼女は「遺伝性」なのです。

「知的職業についている人のほうが、発見が遅れる」と医者。

「脳の機能が衰えても、自分でコントロールするから」ですって。

皆さま、気を付けてくださいませ。

症状が進むにつて、「自分が自分ではなくなっていく」、これは怖い。

お涙頂戴的な要素を極力抑えて、でも、やはり、ずっと喉に熱い塊ができて、飲み込むのに苦労しました。

「人は死んで魂となって、宇宙に浮かぶ。でも魂とオゾンは同じ分子でできているのよ。だから人は死んでもずっと宇宙に~~」という話は、「千の風になって」と同じ考えですね。

荻原浩さんの「明日の記憶」、これもアルツハイマーの小説。

こちらも身につまされた。

ラストがどうなるのか、これはもう、見るしかないでしょう~~。

 

後ろの蛙ちゃん、ボケ写真でやはり見えない、のでアップ写真。

記憶が、よみカエル?

出がけに、公園で撮ってもらいました。

アリスの旦那さま、遠い昔に見たことがあるわ。

こんなに太ってなかった気がするけど。

誰だったかしらと、ワタシも一緒に記憶力のテスト。

~~ええと、別れた旦那だったかしらん~~。ナワケナイカ。

途中で「そうだ、アレックス・ボールドウイン、すごくきれいな女優さんと結婚したわ」

でも、その女優の名前が思い出せない、あーあ。

私もマジ、検査に行ったほうがいい、今度行ってきます、いや、本気。

元気であれば、いい。

半襟も蛙ちゃんです。

帰って調べたら、キム・ベイシンガーだった。でも、二人もう別れたんだって~~。

そうなんだ。

原題「ステイ・アリス」

「自分が自分であること」「自分が自分であり続けること」がどんなに恵まれたことか。

怒って、笑って、泣いて、それができること自体が素晴らしいこと。

「自分に問題あり?」、それがわかるのも、またいいことなのね。

 

映画のなかで娘との喧嘩が、わが家のケンカと似ていて、どこも同じなんだなあと、これも身につまされました。

気が向いたら

応援ポチ嬉しいです。

にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ
にほんブログ村にほんブログ村 ファッションブログ ふだん着物(和服)へ

コメント (2)

琉球絣・杏さん&林檎「百日紅」を観る

2015-05-15 09:11:06 | 映画・演劇

 

杉浦日向子さん原作「百日紅」(さるすべり)を観ました。

江戸時代の名高い、あまりに名高い浮世絵師葛飾北斎の娘、お栄を描いたアニメです。

百日紅」公式HP

お栄の声の吹き替えに杏さん。

北斎に松重豊さん、

そうあの「デートー恋とはどんなものかしら」で父と娘を演じたふたりです。

きものは琉球絣にブルーの帯。

 

この父と娘、とにかく絵を描くことだけしか頭にない、

「掃除も料理もしない。汚れたら引っ越しする」という生活。

駆け込みで北斎展」→展覧会に行ったときのブログ

今の時代に通じるお栄の生き方。

いや、今でもこうはいかないでしょ。

掃除しろとか、女はメシを作れとか言わない北斎。

普通の暮らし、富にも名誉にも興味を示さずひたすら浮世絵を描く年月。

「あと10年、いや5年生きれば少しはマシな絵師になれたものを」と言って死んだとか。

 

大好きな杉浦さんの著書。

 

「龍は描くもんじゃねえ、降りてくるのを待つんだ」とか、

杉浦さんらしい怪奇現象がいっぱい。

そのなかで、盲目の妹とのやり取りは、もう観ているだけで涙腺が緩みます。

何気ない普通の風景のほうが最近は泣きたくなるのです。

浅草や吉原、大川、特に日本橋の景色は圧巻。

それこそ江戸時代にタイムスリップ。

若衆買いや春画などキワドいシーンもあったりして、江戸風俗も満載。

これは江戸好きには見逃せないでしょう。

きものは琉球絣。

 帯揚げは百均のピンクチェック。

半襟と同じにするとまとまります。

ウソツキ作ったり半襟つけたり」

この映画の吹き替えのとき、杏さん、きものを着ていったとか。

「きもの着ていると声の出方が違う気がして」

そうかもしれない。

声の出方、気を付けてみよう。

 

 お栄は、一度嫁ぎ、また北斎のもとに戻り、彼の死をみとって、そのあと消息不明になったとか。

彼女も、世間の煩わしいことすべて捨てて、ひたすら絵を描きたかったのではないでしょうか.

でも残した絵は数少なく~~。

吉原を描いた一枚。「北斎展」で拝見。

光と影の使い方が素晴らしい。

最後までありがとうございました。

江戸に興味のある人はこちらも覗いてみてね。

江戸の恋はどんな恋」

江戸の美人、移り変わり」

 「アート・文化」

 音楽は椎名林檎さん。

すべてコスプレの潔さ」

 

気が向いたら

応援ポチ嬉しいです。

にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ
にほんブログ村にほんブログ村 ファッションブログ ふだん着物(和服)へ

コメント (6)

女が女でいられること・唐桟木綿&菊唐草帯

2015-04-20 08:44:52 | 映画・演劇

 

友達に誘われて少し前の映画を観てきました。

「アルバート氏の人生」。これがまあ、すごい映画で。

2011年制作ということですが、当時私はなぜか知らなくて、このたび観てびっくり。

この男性、だれだかわかりますか。

グレン・グローズ、そうあの「危険な情事」で、ものすごく怖い愛人を演じた女優さんです。このとき64歳。

映画は、19世紀のアイルランドで男性として生きた女性の話です。

映画を観る前は、宝塚の男役みたいでカッコいいな、などという軽いノリだったのですが、映画はある事情から男性として生きる女性の話。

当時のイギリス社会では、女性がとても生きづらい社会だったのです。

右の男性も女性よ!。いい映画を観たわ。

二人ともものすごい演技力、それにメイクの力がすごい。

 

若い人には信じられないかもしれないけど、少し前までの日本では女性差別なるものがありました。いや、今でも形を変えて残っているけど。

私たち若い頃には「人は女に生まれない。女になるのだ」というボーボワールの「第二の性」という著作は必読書だったのです。

ああ、遠い昔だけど、この言葉は真実をついていると思うわ。

人は女の子として育てられるうちに「女性特有の振舞いや考えを身に着ける」ということ。

男だって同じですけどね、人は男に生まれない、男になるのだ。

「男の子でしょ、泣いちゃダメ」などと言われてね。

 今はむしろ男性のほうが生きづらいかもしれない~~。時代は変わるものですね。

 男でも女でも悲しいときには泣いていいと思うよ。

 

 それはさておき、この映画のグレース、わかっていても女性には見えない(演技とメイクのせいで)。

彼(彼女)が生涯に一度だけ、女性の洋服を身に着けるところなんか、まさに男性が女装したとしか見えない倒錯の世界、でもだんだん歓びがわいてくるところなど、ホント、滂沱の涙。

私たち女性が、きものをはじめ、美しいものを身に着けることは、ものすごく恵まれたことなんだと、つくづく実感します。

 

そんな日の私は、唐桟木綿に草木染め唐草帯です。

木綿はいいわあ。

水玉の下駄。

帯揚げはベージュ。

帯締めはあっさりブルー系。半襟に合わせました。

こういう場所での映画です。ちょっと宇宙的でしょ。

 

映画が終わったあとは、近くにある飛鳥山公園をお散歩。

作家展で彫金の先生と」→飛鳥山には前にも。

ここでは毎年夏に「薪能」が行われます。

梅若や狂言では万作や萬斎が出演する本格的な舞台です。

何度か観たけど、舞台もよくて幻想的な世界にすぐに引き込まれるほどの環境です。

普段は自転車置き場になっているんだね。

 

 

たまたまネットで、タレントの「女性同士が結婚」というニュースが。

すごいね。いい時代になったものだわ。

自分が自分でいられないのは、辛いもんね。

というわけで~~、女になったからには、どんどん美しいきものを身につけましょうね。いや、私はまだまだ女道発展途上、「女になるため」にきもの着てます。

長いのに、最後までありがとうございました。

 気が向いたら

応援ポチ嬉しいです。

にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ
にほんブログ村にほんブログ村 ファッションブログ ふだん着物(和服)へ

コメント (2)

最後の桜コーディde映画「サクラサク」

2014-04-06 08:39:12 | 映画・演劇

知人と映画「サクラサク」の舞台挨拶上映会に行ってきました。

映画は「利休にたずねよ」と同じ監督(田中光敏監督」ですが、「利休~」が耽美風、美を追求する話だったとすれば、こちらはまったく違って「家族再生」の物語です。

利休コーディで映画・利休にたずねよ


P1090306



仕事一筋の主人公(緒形直人)の仕事場に、妻(南果歩)から突然の電話がかかってきます。

父親(藤竜也)の粗相(そそう)に動転して「あなた、どうにかして!」というもの。

妻は、自分の父親が認知症にかかって外を出歩こうと、粗相をしようと、まったく手助けしようとはしない~~。

「なぜなんだ、ひどい妻だな~~」と思う観客に、次第にその理由が明らかにされるのですが、主人公(緒形)が改めて自分の家族を見直してみると、どうしようもなく崩れ、冷え切ったものになっていた~~。

ガーデニングしか興味がない妻(南果歩)、フリーターの長男、漫画しか読まない(?)長女という家族が徐々に絆を取り戻していくのですが、そのキーワードになるのは「父親の子どものころの記憶」。


P3312303sakura1_2

光と影の桜。


父の記憶は本物なのか、実は認知症が起こした願望なのかを探っていくプロセスは、なかなかに面白いものがありました。

記憶をたどるロードムービー、旅の最中に、家族が徐々に再生していくというストーリーです。



認知症の父親の役を演じたのは、40年も前に「時間ですよ」という人気番組で、いつも篠ひろ子さん営む小料理屋に黙って座っている「謎の男」という設定で人気を博した方です。

いや「愛のコリーダ」が代表作でしょうと、まあ、若い人はまったく知らない回顧の方向に行きたくなるのを、グイッと力ずくで現代に戻すと、いやあ、その方が認知症で、粗相、ですよ~~。

Thhujisann3


ところが藤さん、舞台挨拶では「僕がいままで演じたなかでは一番カッコいい役だと思います」

まあ、なんてカッコいいお言葉でしょう!

いや、確かに、本当に。現在72歳。老いて、なおカッコいい。

会場では拍手が起きましたよ。

老いて、なお麗し~。

老いて、なお楽し。

映画のあとは、日比谷の話題のお店「ルパン・コディアン」でランチ。


Lepalun0596158 P1090311sakura

P1090313

私は「キッシュ・ランチ」

娘と変わらない年齢の可愛い、可愛い仕事仲間。









桜はほぼ満開、桜にに因んだ作品なので、今年最後の桜コーディです。


P4042388sionn1

きもの・梅模様訪問着

妻役の南果歩さんの「梅ちゃん先生」出演(母親役)に因んで裾梅模様。

P1090304

帯・源氏香に桜模様の西陣

桜絞り帯揚げ


市松帯締めに桜の帯留,帰りに、真ん中の花がなくなっていました。私の場合、サクラサクではなく散ったのね~~。

というわけで、今年の桜はこれにて終わりです。

P3312298

それでも、まだまだ「サクラサク」  

悲しいことも嬉しいことも起きる日々の暮らしなかで、何を思い出し何を記憶していくかがその人を作っていく、その人の未来を作っていく~~。

そんなことをじんわりと感じさせてくれた映画でした。

励みになります。

応援ポチ嬉しいです。

にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ
にほんブログ村にほんブログ村 ファッションブログ ふだん着物(和服)へ

 

 

 

コメント (1)

シャネルコーディ?で伝説の「カール・ラガーフィールド」

2013-12-06 08:27:49 | 映画・演劇



女優の松下奈緒さんがシャネルの実像に迫った
ココ・シャネル 奇跡の復活」を見て以来
気になっていた「ファッションを創る男・カール・ラガーフィールド」

の記録映画を見てきました。

ラガーフィールドは、低迷していたシャネルを

1982年以来引き受け復活させた

「美のカリスマ」と言われるデザイナーです。

日本では考えられないことですが、

クロエやフェンディなどのデザイナーを兼任しています。

シャネルというブランドにはあまり興味はなく、

また買えるはずもないのですが、

孤児院から身を起し、シャネルというブランドを作った女性

には興味を持っていました。

映画はシャネルというより、秘密のベールに包まれていた

カールという男性に迫ったもので、まず映像の美しさに惹かれます。

P1070718

裕福な家庭に生まれ、20歳のときに同性愛だと母に告げたとき

「世の中にはいろんな好みの人がいるものよ」と

クールに返されたといいます。

その母の放任主義を「愛情を押し付けられなくよかった」とも。

「人もファッションもはかない、家族も家もいらない。

経歴もないし、すべて一人で学んできた」と、

世の中の常識とは逆の考えを堂々と述べますが、

そういう人だから美のカリスマになれたのか、

あるいはカリスマだからそう言えるのか、

なかなかに興味深いことではありました。

そんな映画を見た日のコーディは、

もちろんシャネル・コーディ!?

まずは、半襟から~。


Pc046039

 

自分で刺繍しました(笑)

あっというまにできる~~。

このマーク、本当に素晴らしいですよね。

P1070688

 

彼女が育った修道院のステンドグラスが

もとになっているといわれています。

それに若い頃の愛人カペルのCと自分のCを絡ませた~~。

「ココ・シャネル・伝説の軌跡」(メディアパル刊)より。

そして、もう一つのシンボル、

カメリアは有名なオペラ「椿姫」から。

シャネルは、愛のために身を引く高級娼婦の

生き方に強く引かれていたんですって。

自分の恋愛に重ねていたようです。

Pc046041

 

はい、もちろ椿の帯です。
帯留も自作。

シャネルのノベルティグッズを使って自分で作りました



P1070745

映画の前、ランチの後に御苑で記念撮影

 

またまたブログが不具合を。

ブログ、もう限界が近いのでしょうか?

励みになります。

下のどれか一つ応援ポチ嬉しいです

にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ
にほんブログ村にほんブログ村 ファッションブログ ふだん着物(和服)へ
にほんブログ村

コメント (4)

三才小紋で「永遠のゼロ」コーディ・試写会

2013-12-04 07:51:39 | 映画・演劇


戦争映画は苦手です。

映画の原作「永遠のゼロ」(百田尚樹)は、飛行機の知識の詳細ぶり(オタクぶり? そうでもない?)についていけず、最後まで読めませんでした。

彼の「海賊と呼ばれた男」(講談社)全二巻は一気に読みましたが。

そんな私ですが、ゆえあって国際フォーラムで行われた試写会に行ってきました。

P1070724

頂いたパンフレット

岡田淳一さんや山崎貴監督など主なる出演者の舞台挨拶があるとあって、ファンが押し掛けすごい熱気でした。

Pc026022



司法試験に落ち続けている青年(三浦春馬)が、特攻隊で死んだ祖父宮部(岡田准一)のことを、当時の同期を訪ねて調べるという設定。

宮部を「臆病者」とそしる人、「人望があった」と未だに恩義を感じている人。その評価のあいだを揺れ動く青年。

「愛する家族のためにぜったいに死にたくない」と公言していた祖父なのに、なぜ特攻隊を志願して死んでいったのか。

そんな謎を解いていくミステリー仕立てになっています。

P1070725


「お国のために死ぬのは当然」というなかにあって、「この燃料では行くだけで帰ってこれない」と冷静にモノ言う祖父。

いろいろ書きたいことはありますが、ここは祖父の同期の、

「私たちが特別なのではない。戦争に行った人は皆、それぞれの想いを胸に抱え、それを心の奥深くに沈めて戦後を生きてきたのだ」という言葉が心に残ったことを記しておきます。

主題歌はサザンの「蛍」。

蛍は、特攻隊で死んでいった人の象徴です。

歌詞に「青空は悲しい空~」という言葉があります。

たった一度の、多くの人の人生が散っていった青空~。

青空を「悲しい空」にはしたくない、そんな思いを込めて「楽しい青空」コーディを。

まずは飛んでみました。後ろの点々は平和の象徴、鳩です。

飛んでいる鳩を撮ろうとしましたが、うまくいかないので自分でやってみました(笑)

Pc025994tobu

連写で撮りましたが、ブログに入らないのが残念~。

次は後ろから。

Pc026005


コーディの写真、入れようとしましたが、やはり入らないので、すぐにまたアップします。

写真入れ過ぎるのかな

こんなことができるのも平和だからこそ。

ありがたみをひしひしと感じます。

励みになります。

下のどれか一つ応援ポチ嬉しいです

にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ
にほんブログ村にほんブログ村 ファッションブログ ふだん着物(和服)へ
にほんブログ村

コメント (4)