ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫

書籍「年金五万円が教えてくれたお金の向き合い方」「あるもので工夫する楽しい節約生活」は9万部。工夫の毎日は続く。

「女着物」だって、自由にいこう!

2015-05-14 08:22:06 | しきたり、ルールについて考えた

 

長襦袢の洗いのことが気になって、

書店であれこれ見ていたら、

女性向けのきもの本ではなく

男着物」の本で見つけました。


「自由にいこう! 男着物」

(鴨志田直樹氏著・河出書房新社」

 著者は舞台演出家。

年齢は記してないけけど多分40代。

 あるときから着物に目覚めたとか。

 


この本、初心者向け着物本で、

とにかくシンプル。

かつわかりやすい。

男きものは、着つけもカンタン?だからかな。

 

目次をざっと見ただけでも、

その気軽さがわかります。(小文字は本の著者の考えです。)


着物を着るなら人の目を気にするな」

見たければ見ればよい。

「ふだん着の着物なら堅苦しく考えない」

→「着物が伝統文化」「粋」というのはやめませんか。

この考えが敷居をたかくしている。

「着物のルールという厄介者」

冠婚葬祭には着ていかない。

方や家柄によってルールが違うから。


著者は2980円で買った無地浴衣を

着物として着用、高いものは買わない。

女子学生が呉服屋にいって「予算は?」

と聞かれ「一万円」と答えたら、

「そんな安い着物はありません」と笑われた。

だから「もう着物は着ない」と彼女は言い、

そういう消費者の金銭感覚を理解して欲しい、とか~~。


そう、今や着物は呉服店ではわからないけど、

一万円で十分ゲットできるのよ。

 

、襦袢の項目には


「こまめに襦袢ごと洗っているから、

襟は付けっぱなし」

ゆえに使っている襦袢は、

麻と化繊混だそうです。

着物は単衣を冬でも着用、

絹でも木綿でも洗濯機で洗う。

足元は足袋にスポーツサンダル~~。

 

 女性の着物は、私もそうでしたが、

やはりあの美しい彩りや模様に魅かれて着始める人が

多いように思うので、

ガンガン洗うというわけにはいきませんが。

 

でも、初心者がきものを着たいなと思ったとき、

男女に関係なく、この精神は参考になる思います。

とにかく着てみる、

いろいろ知りたくなったら学べばいい、

という考えです。


若い人のふだん着物の着始めは浴衣が多く、

これからの季節、

「女着物」も「自由にいって」ほしいものです。


「女着物」も、フォーマルはファーマルとして、

普段きものはファッションとして、

もう分けて考えたほうがいい.


冠婚葬祭のときには、ワタシも、

自分で着るなんて意地張らないで、

もう着つけの方にやってもらおうかなあ、

肩の力抜けた気分。

きもの歴8年のワタクシにも、

とても参考になりました。

 襦袢に麻、は滑りがいいので、

夏だけではなく使えるかも。

 

「男着物」、まったく興味なかったけど、

めくってよかった、よかった。


男着物って結構、参考になるのよね。

大人の色半襟」男きものを参考に。

自転車に乗っている後姿が可愛い!?


また自由になれた気がする~~。

 息子にも着せようかな、

まだ着ないだろうな~~。

ルールより難しい自由」

自由に疲れた日のコーディは」

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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ミーシャ)
2015-05-14 08:59:23
こんにちは。
「ふだん着物は堅苦しく考えない」って激しく同意ですわ。
そうじゃないとますます敷居が高くなって、日本の大事な文化が失われていくだけですものね。
「名和好子のきもの遊び」という本では、名和先生が本当に自由な着こなしを提案されています。かなり昔の本ですが、すでに70代に差し掛かっていらした名和先生の柔軟な感性には驚かされます。
好き好きはあるかと思いますが、名和先生のようにもっとのびのびと着物ライフを楽しみたいものです。
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男着物本、参考になるんです♪ ()
2015-05-14 11:08:55
こんにちは

男着物の本、私も図書館で借りて読みました。
特にいろいろな情報が入っていてとても面白く、且つ為になったのは、<塙ちと>著作の2冊。

下駄の構造から、履き方まで丁寧な解説があり、現代人の下駄や草履の履き方・歩き方がいかに靴仕様であるかを知りまして。
その為の鼻緒のすげ方など、そこらの履物屋さんでも、案外知らないって事あるんじゃないかと。
足裏が丸見え=足と履物の台が離れてしまう歩き方は、美しくないんですね。確かに。

●「男のきもの 達人ノート」
●「男のきもの 雑学ノート」塙ちと
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きもの文化残したいなら (紫苑)
2015-05-15 09:23:11
ミーシャさん
きものをたくさんの人に着て欲しいなら、「こうでなくてはならない」という考えは遠ざけるばかりだと思います。
まずきものの楽しさを身体で知って、伝統文化やしきたりなどは興味のある人はがゆっくり学べばいい。
私も江戸時代などまったく興味なかったけど、きもの着るようになって興味の範囲がぐっと広がりました。
名和先生の本、書店においてないですね。
でも見てみますね。貴重な情報ありがとうございます。
またいろいろ教えてください。
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読んでみますね (紫苑)
2015-05-15 09:26:21
松さま
コメントありがとうございます。
「男着物」のジャンル、まったくスルーしていたのですが、女にも役立つんですね。
逆に、女性のきもの本、男性にとって役に立つのでしょうか。面倒なこと多いんだなと、女性のきものって、と思ってしまいました。
推薦の本、ぜひ拝見します。
ありがとうございます。
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お読みいただきありがとうございます (鴨志田です。)
2017-06-13 08:02:07
「自由にいこう」の鴨志田です。
お読みいただき、参考にしていただけたようで、感謝いたします。
基本、ネットの評判を検索しないので今頃コメントするなどと言う大きなタイムラグでのコメントとなりました。
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ぜひまた本を (紫苑)
2017-06-13 10:03:33
鴨志田さま
わざわざのコメントありがとうございます。あの本は本当にいい本です。二冊目の本も拝読させていただきました。その後のきものライフはいかがですか。若い?女性にきもの文化が広まらないのは、男性があまり着物を着ないからだそうです。出会いがない!そうです。
ぜひ、より多くの男性に着物を着ていただいて、女性着物文化も広めてください(笑)。
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私の回りは圧倒的に着物女子ばかり(笑) (鴨志田です。)
2017-06-19 00:05:47
着物女子に圧倒されています(笑)。
時々、着物男子向けのイベント・本を書いた時に助けていただいたお店の関係イベント等でお手伝いもしますが、なかなか。イベントに来られる初心者カップルとお話すると、彼女さんが私の本を読んでいる事が多いのですよ。女性の読者が多いのかもしれません。
洋服の延長線上の男子着物ブランドが原宿にあったりもします。ローブジャポニカで検索してみてください。そこのデザイナーさんは私の本を読んでいただいてました。

二冊でほぼ全て書ききりましたし、三冊目の機会は無いでしょうが、もし万が一の時は何を書きましょうか。
返信する
気軽なきもの (紫苑)
2017-06-19 21:15:16
鴨志田さまの著書に女性読者が多いのは、気軽な女性きものの本がないからです。むしろ普段きものはブログのほうが進んでいます。女性きものは、着付けというハードルがあるからかな。男性用のきものだって、結構お高いですものね。鴨志田さんは、そこを気軽に突破なさったと思います。この動きをもっと広めたいものです。三冊目企画考えなきゃね(笑)
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