こんにちは! 新日本婦人の会 王寺支部です

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台風被災地「奈良県十津川村、野迫川村などへ」救援活動・・現地・地元では、がんばる元同僚たち

2011年09月23日 01時35分01秒 | 奈良県での命の重さは、どうなってるの?
台風一過 王寺町は大した被害もなく? 明神3丁目街角情景 秋バラ ゼラニウム 鮮やかな花色
 

このところ連日テレビ放映されている、奈良県十津川村と野迫川村、五条市大塔町。台風と大雨による土砂災害、そしてもういつ決壊してもおかしくない土砂ダム。

私事になりますが、現地には昔の同僚や恩師、教え子も。そしてみんな必死になって村と村民のためにがんばっている様子が。地元紙(奈良民報9/18付)でも報道。

その中に、5年前まで地元の中学校の校長をしていたOさんが。今は地域の総代。新聞紙面の顔写真を見ても?生まれは大阪、十津川村に赴任して36年の教員生活。人一倍子どもを愛し、村を愛してきた姿が、村の一大事で一層鮮明に。がんばって!(下記と写真は、奈良民報や奈良県会議員ブログから引用)

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十津川村平谷で、物資の集積と仕分けをしている生活改善センターを訪れ、平谷集落の総代をしておられるOさんに米60キロを届けました。総代として、老人いこいの家を拠点に住民のみなさんと力を合わせて、救援に取り組んでおられました。途中、折立では折立橋の橋げたが落ちて、無惨な姿をさらしています。

Oさんは、十津川村全体が孤立していたとき、食糧がなくなったので、集落のお金で、船を使って、桑畑まで川を下って、更に陸路で田辺市まで行って12時間以上かけて和歌山県田辺市へ買い出しに出かけ、米や生鮮食品、日用品を買いだしていたとのことです。今でも、生鮮食品が不足していると。ここでも避難している村民の疲労もピークに。Oさんは今度の災害について、自然災害とともに、ダムの問題や国が田舎を放置してきた問題を指摘。「田舎を放置してきた代償やと思う。国道168号線も169号線も危険やとわかっているのに、こうした目にあわなければ政府は施策をとらない」と話しました。
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そして偶然のことですが、Oさんとは台風12号襲来(9/3)の前(8/26)に、手紙のやり取りをしていて、校長退任時の卒業式式辞「都会と田舎」文などを読ませてもらっていました。その手紙の中に、「人間賛歌」と言う一文が。十津川村の子どもたちや教え子たち、そして多くの村民のみなさんにも、この機会だからこそもう一度、O元校長の思いを知っていただきたいと思い、以下に。

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  < 人間賛歌 >
36年と9ヶ月の教員人生でしたが、教育に対する私の結論は「教育とは子どもたちを励ますもの」ということです。・・(中略)・・ややもすれば、人の非を見つけ攻撃するのが現代社会の風潮ですが、私は人の良さを見つけること、人を信じることを信条にしたいと常々思っています。子どもたちに接するときも、そうしてきたつもりです。・・(中略)・・人は自信を持てば喜びになります。子どもは、自信を持てば飛躍します。子どもたちの飛躍は笑顔であり、それは教師への励ましです。人は励まし合えば、生きているのが楽しくなります。切磋琢磨という言葉の意味は、本来こういうことだと思うのです。
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フランスの詩人ルイ・アラゴンの詩の一節を思いおこします。「教えるとは、希望(未来)を共に語ること。学ぶとは、真実(まこと)を胸に刻むこと。」・・ 長くなりましたが、ここで是非とも紹介したいのが【十津川村のホームページ】。全国の地方自治体(都道府県・市町村)にホームページがありますが、出色の出来ばえだと思います?よかったら、一度ご覧下さい。
  こころのふるさと 十津川村 ホームページ
 
王寺町明神3丁目 台風一過 何事もなかったかのように美しく ハツユキカズラ ムカゴトラノオ?

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