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安らかに眠れ、シノとふたり、夢も見ずに・・
『ガン×ソード』 §夢の終わり
争い絶えない宇宙のどん底。
ここは惑星エンドレスイリュージョン。
月はその触手を伸ばし、惑星を抱く。
前触れもない天変地異に、人々は逃げ惑うのみ。
***
カルメン 「もう!ヴァンは何やってんのよ!」
・・と言う事で、
今週の主役はレイとジョシュアでした!
エルドラの爺さん達とプリシラは生きていると信じてます。
危ない危ないってわかってたのに、
レイの最期の、この哀しさは何でしょう。
エルドラの爺さん達への毒づきは心遣いの裏返し。
今までのジョシュアへの冷たい態度も優しさの裏返し。
シノの死を受け入れる事さえ出来ずに、
復讐というカタチで逃げていたんですね。
ジョシュアがシノを好きだった事もわかっていて、
でも彼女と結ばれたのは自分だった。
その彼女を守れなかった後悔、自責。
そんな自分を変わらず慕ってくれるジョシュ。
気持ちの整理をしてジョシュアにもそれを語り、
ひとり死地に赴くレイ。
ジョシュアがシノを好きだったという話はちょっと唐突でしたが、
取って付けたような感じはしませんでした。
レイのジョシュアに対する複雑な感情がわかって、
今までのレイの態度の意味がすんなり飲み込めました。
今回この兄弟は、作中最も長く会話してたと思うんですが、
自分の一番正直な気持ちを吐露するという場面で、
その声の主の表情は映らなかったんです。
う~ん。
上手いなぁとしみじみ・・
こないだの売女発言が気に障ったか、
ファサリナは今回は色香攻撃を止めましたね。
その身を男に売って生きて来たファサリナには、
レイの夢など理解出来なかったかもしれませんね。
(何がささやかな夢よ!
その頃アタシがどんな不幸の中で生きていたか!
アンタみたいにおめでたい人にわかって堪るもんですか!
同志だけがアタシを人として認めて下さったのよ!)
カギ爪がヨロイに向かう時の、
歩いてく姿の影の不気味さ。
エスカレーターで登ってく時に鼻歌歌う無邪気さ。
狂気を映して恐ろしげでありながら、どこか滑稽。
スタッフさまはどのキャラに対しても愛情深いのではないかと思います。
ファサリナとお互いの身を削る戦いをして、
遂には「許せ!ヴォルケイン!」と、
シノの形見のようなヨロイを犠牲に・・
最後はカギ爪を殺すという形ではなく、
カギ爪の夢を終わらせるという復讐で完結させました。
振り返ったカギ爪の何とも言えない表情。
レイは心から満足し、
「ありがとうジョッシュ。」(たぶん昔からの愛称)
と落ちて行きます。そして、
ジョシュアの絶叫!
私は号泣! (真面にです・・
転がるように走ってくジョシュ。
彼は兄さんが大好きだったんだね。
シノが死んだ時は、そりゃあ取り乱して泣いたのかもしれないね。
一直線のあまり少しおマヌケ。
だけど、だけど、愛しいヤツ。
彼に兄さんを返してあげたかったな・・
場面一転。
海辺の静かな田舎家。
レイはロッキングチェアーに座っていた。
家の前で真っ白なシーツを干している人影が見える。
「ひとりにさせて悪かった。」
「うぅん。おかえり、レイ。」
ふたりが抱きあう姿はまた、
シルエットのみでありました・・
うわあああ~~~!涙涙涙・・
え~、まず純粋にストーリーを楽しむ為に通しで見。
感想書きの為にも一度見。
子どもに見せない為に録画を消去した後思いました。
これはDVDを買わなければ・・と!
(どうせ買っても見る暇なんて無いんだけど、これは買わなきゃイケンと!)