住まいの安全 心の健康 住まい塾 21

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政府の言葉遊び・『ステップ2』 終了

2011年12月16日 | 日記
 前にも、原子力発電所利益集団『原発ムラ』が、危険さを刺激しやすい言葉を、オブラートに包んで言い方を変える手法を、新聞記事で指摘したが、この『ノダ首相』の記者会見でも、それが遺憾なく発揮されている。

 『冷温停止・状・態・』『(健康、生活に)直ちに影響は無い』と言い続けたエダノ氏同様の言い回しは、弁護士でなくてもいくらでも言い逃れの出来る、ずるい表現手法であろう。
原発処理の担当に回っている、『ホソノ大臣』。 色欲に囚われ、人間関係を疎かにするような人の言葉を、真に受ける国民ばかりではない事を、理解のうえ国民に語り掛けるべきである。
これまでの、政府筋のあるいは電力、保安院の発表が、国民を危険に導くものであっただけに、これから政府の言う事を信用して欲しいと言っても、無駄な話である。

 もしそのようなことを国民に望むなら、政府はエダノ氏を無過失責任で、降格させる必要が有るのではなかろうか・・ 。  個人的に、彼だけはどうしても許される事には、納得が行かない。


  *** 以下引用 Asahi.com 12/16付 ***

 ― 首相「原発事故は収束」と表明 ―
 野田政権は16日の原子力災害対策本部で、東京電力福島第一原発事故の収束に向けた工程表ステップ2(冷温停止状態の達成)終了を確認した。

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 ― 福島県知事「事故は収束していない」 ―
東京電力福島第一原発の事故について、福島県の佐藤雄平知事は16日午後、記者団に対し「事故は収束していない」との認識を示した。野田佳彦首相が事故収束に向けた工程表のステップ2終了を宣言して「事故そのものは収束に至った」と述べたことに反論した。

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  ***  以上引用  終   ***



 さらに、NHKは国民が信頼してない政府発表に対し、同様の態度を見せる海外メディアの、反応を記事にしているが、全く其の通りで、今日と明日の近隣住民の危険性が大きく動いて安全になったわけではない。 今日も明日も、其の爆発に対する危険性は全く無くなった訳ではないし、放射能核種の放出が止まった訳でもない。
体裁を整えただけで、現実的には意味の無い、儀式だったということは誰もが判っている。


  ***  以下全文引用  NHKネットニュース 12/16付 ***

 ― 海外メディア 冷温停止を疑問視 ―
 野田総理大臣が、「原子炉は『冷温停止状態』に達した」と述べ、事故の収束に向けた工程表の「ステップ2」を完了したことを宣言したことについて、海外のメディアは宣言の信ぴょう性を疑問視する見方や、完全な収束には相当な時間がかかるという見方を伝えています。

 このうち、アメリカの新聞、「ニューヨークタイムズ」は、電子版で「専門家は『冷温停止状態』の宣言を強く疑問視している」としたうえで、「年内にステップ2を達成するという公約を果たすための、現実を無視した宣言であり、原子炉の安全性への脅威から目をそらせることがねらいだ」とする専門家の見方を伝えています。

また、イギリスのBBCは、野田総理大臣の記者会見の模様を生中継で放送し、「冷温停止は1つの節目だが、それは汚染された地域の除染や福島第一原発の廃炉といった今後の長い道のりの中の一歩にすぎない。 避難を余儀なくされている人々が故郷に戻って普通の生活を始められるめどは立っていない」と伝えました。

このほか、中国国営、新華社通信の英語版は、複数の専門家の話として、「損傷した原子炉内の温度を正確に測定することはできず、原子炉がどれほど安定した状態にあるかを断定することはできない」としたうえで、「世界の人々に間違った印象を与えるおそれがあり、日本政府は、ステップ2を年内に達成するということに固執しすぎるべきではない」と伝えています。

  *** 以上 引用 終  ***