住まいの安全 心の健康 住まい塾 21

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TPPによる、医療のグローバル化

2011年12月02日 | 日記
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  TPPは、韓国が米国と結んだFTA(自由貿易協定)と比較されることが多く、一般には「加盟国間で取引される全品目について関税を撤廃すること」と理解 されているようです。 しかし、TPPは貿易協定であるFTAとは異なり、「2015年度までに農作物、工業製品、サービスなどすべての商品について、例外 なしに関税その他の貿易障壁を撤廃する」ことが目標とされています。

 サービスには、金融や医療も含まれますし、その他の貿易障壁には食料安全基準に加え て、法律などの制度も含まれます。 ですから、TPPの問題の本質は関税ではありません。
金融・医療・食料・法律を含めた、現在日本に存在するありとあらゆ る規制を他国(主として米国)に準じて「現在のグローバルスタンダードである市場原理に任せるのか否か」が問われているのです。


 医療に関して言うと、良質の最新医療を受けるならば、多くの家庭では借金しないと支払えないくらいの大金が必要になります。 それが、市場原理が支配するグ ローバルスタンダードに合わせるということです。 日本の健康保険制度のもとでは、報酬が点数によってあらかじめ決まっているため、医療機関はたいした利益 が上がらないような仕組みになっています。
この制度が功を奏して、日本はこれまで「国民皆保険制度」で、世界一安くて質の高い医療をすべての人に平等に 行ってきました。 その医療制度が、TPPへの参加によって崩壊するのです。 大金持ちしか満足な医療を受けることができず、中間層以下の人たちは十分な治療 を受けられず、命を落としてしまうかもしれない。 そんな医療格差を本当に作ってしまってよいのでしょうか。


 日本の医療には、他国と比べて決定的に違う規制が2つあります。

1つ目は、国民皆保険が存在するため、すべての国民が公的保険による医療を受けることがで きるという点です。

2つ目は、市場をほぼ100%独占する国民皆保険の価格を決める全国一律の保険点数により、医療費の水準自体を国家が押さえ込んでいる (過去10年で言うとマイナス改訂)ということです。

 他国では存在しないこの二重の規制は、50年以上にわたりあまりにも長く、日本では日常的に運営されてきました。 そのため、「空気」と同じようになってしまっていて、その恩恵の大きさを認識できていない人たちがほとんどだと思われます。

 でも、この日本特有の「統制経済」である国民皆保険により、医療費が払えなくて破産したり、医療費が払えないために十分な医療が受けられないまま命を落と したりする事態は、日本においてはほぼ皆無なのです。

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  ***  以上全文引用 下記URLより   終  ***

   http://sun.ap.teacup.com/souun/6123.html#readmore


 家族生活の、貧困格差がそのまま命の貧困格差、生きる為の貧困格差となって反映される事が懸念されます。  もう少し解りやすく云えば、貧乏人は臓器移植の為の資材の提供側、一パーセントの富裕層は其の提供された臓器を使用し、命を永らえる側と言ったら解り易いでしょうか・・・ 。


 別に、ここでは命を永らえることが必ずしも幸せを指していない事は、云うまでもありません。