住まいの安全 心の健康 住まい塾 21

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三隣亡・三輪宝・さんりんぼう

2010年01月26日 | 日記
 2010年、今年は、どうやら『さんりんぼう』らしい。
-- 三輪宝・三隣亡・山林亡 ーー
山形県には、未だに迷信、妄信、言い伝えが多い。
「さんりんぼう」と言う言葉も、住宅に携わる職人にとっては、はなはだ迷惑この上ない言葉である。 江戸時代には「三輪宝」、近代では「三隣亡」、現代もここ山形のみしか知らないが、「三隣亡」である。
この日に建築祭事を行うと三軒両隣まで亡ぼすと言う事らしい。


 @@ カレンダー屋と神主が儲かるのはわかるのだが… ? @@


  ***  以下 引用  ***
「さんりんぼう」は、江戸時代初期の「かな暦」などの民間暦には掲載されていませんでしたが、中期ごろから「大安、仏滅・・・」などの六曜などと同様に記載されて流行し、特に明治時代になって大流行しました。
ただ、当初は「三輪宝」と書かれていて「屋立てよし」「蔵立てよし」と注記されていました。
すなわち、現在とは正反対の吉日だった事になります。
これが、何時の頃からか「屋立てあし」「蔵立てあし」と書かれる様になったと言われています。 これが、ある年に暦の編者が「よ」と「あ」を書き間違え、其れがそのまま伝わってしまったのではないかと考えられています。
そして後に、「三輪“宝”」が凶日では都合が悪いという事で、同音の「三隣“亡”」に書き改められたといわれています。(以上―下記URL)
   http://www.sagae-hachimangu.org/sanrinbou.pdf


 「さんりんぼう」も配列があって、1、4、7、10月は亥の日、2、5、8、11月は寅の日、3、6、9、12月は午の日が三隣亡に当たるらしい。 しかし庄内地方では、「さんりんぼう」の年に当たれば一年中三隣亡、すなわち大工他職人は、住宅改造工事以外の仕事が出来ないということになる。 村山地区でも殆ど同様だろう。(情報源―語源由来辞典)


 設計屋の端くれとしては、『山林亡』という言葉を信じて、山を大切にしようぜと言う説を信じたい。
その昔、イスラエル辺りはレバノン杉のジャングルだったのだろうし、北朝鮮韓国、中国なんかも、今のような禿山ばっかりではなかったのだろう・・・。
もし、外国人も日本人と同じ性状ならアメリカ、ブラジルなんかでは、まだ緑が有るうちに『山林亡』と言う言葉を広めたいところだ・・・。