誰もが義務教育期間中に習ったと思う裁判の大原則『疑わしきは罰せず』あるいは『推定無罪』。 裁判に、あるいは検察官に、あるいは警察に有る間違い、何処に其の冤罪の間違いが有っても、おかしくは無いし、其れが再び起こる可能性も無くなったわけではない。
今日のニュースの何処でも、冤罪の菅家さんを取り上げていた。 其れは其れで良いのだけれども、どこのTvでも菅家さんがもし自分だったら、と言う切羽詰った報道が欠けていた。
*** 以下 魚の目より 要約 ***
菅家さんが(物心ついてからの)一生の半分を、刑務所で暮らすことの過ちを正す事が出来る場面は、何回か有ったようである。
・最初が、事件発生から7年後弁護人の『DNA再鑑定』要求時。
・宇都宮地裁裁判長・再審請求を5年間放置→再審棄却・池本寿美子氏
・栃木県警・菅家氏を犯人と特定した→ 橋本文夫刑事、芳村武夫刑事、
・宇都宮地裁検事・刑事たちの仕事の検証をせず犯人と断定→森川大司氏
途方もなく長い拘留・服役中に、父親と母親は亡くなった。逮捕時45歳だった菅家さんは、すでに60歳を越えている。17年半という空白が、これからの人生に重くのしかかるかもしれない。「冤罪」の責任は、誰がとるのか?
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「菅家さんのDNA鑑定が間違っているらしいと分かったのは12年前です。 その時点で、われわれ弁護人は最高裁にDNAの再鑑定を求めました。 事件は’90年に発生し、当時の時効は15年。 われわれがDNAの再鑑定を求めたのは’97年だから、時効までまだ8年残っていました。
その時点で再鑑定を行っていたら、真犯人を突き止めることができたかもしれません。 ところが検察や裁判所は、犯人は菅家さんだと延々と言い続け、再鑑定は実施されなかった。 その結果、真犯人を捕らえる機会が失われてしまったのです」
長い時間を耐え続けた菅家さん、彼を支え続けた近しい人たちはいま、喜びよりもむしろ、心の奥底から染みだす、悔しさ、無念さに襲われているのだ。
***以上 魚の目より引用 URLは下記 ***
http://uonome.jp/topic/495
どの報道を見ても、再発防止のための具体的提言は、無かった。
明日は、あなたが無実の罪で17年間刑務所暮らしを、するかも・・・・・。
現在の真実と思われていることが、永遠に真実であると言う保証は無い。