黒部ダムの入り口の町、大町市にも春を告げる福寿草が咲き始めていました。
写真はお借りしました。
散漫ですが、今の気持ちをここに書き留めて置きたいと思いました。
でも、後で削除するかも知れません。
義父が余命三ヶ月と宣告されたのは春の終わり。
抗がん剤治療を続け入退院を繰り返していました。
幸いなことに体調も良く、帰宅し一緒に年越しも出来ました。
安心していた矢先再入院。
先月の末からは日を追うごとに衰弱が進みました。
毎晩病室に泊まり込む義母に代わり、病室に泊まった日。
色々な管に繋がれ、意識も朦朧とし言葉も発する事が出来なくなってしまった義父。
それでも懸命に痛みと闘っているように見えました。
見守ってる事しか出来ないのがもどかしくなって
義父に話し掛けたり童謡を唄ったりしながら夜を過ごしました。
その時、義父の頬が少しだけ緩んだように見えました。
でもそんな気がしただけなのかも知れません。
前回のブログ『Come On Over』をUPした日。
その日は電車に揺られ病院に向かいました。
義母と交代し、義父の傍で日中を過ごし帰宅。
翌朝、義父は静かな最期を迎えました。
それからは悲しみを感じている時間が無い程、慌ただしい日々。
初めてのことなので戸惑う事ばかりです。
まだ四十九日法要までは色々な事がある様です。
義父が亡くなってしまったのに
偲ぶ気持ちにはまだなれないと言うのが正直なところです。
故人となってしまった実感がないのです。
遺影に手を合せている時でさえ現実では無いような不思議な気持ち。
でも “人生には終わりがあること” を実感してしまいました。