シャバ駄馬男「シャバでひとつ…」

秋田のタレント、シャバ駄馬男のたわいない日常ダイヤリー

女性というものの強さ

2012年07月10日 | ブラウブリッツ秋田
7月8日日曜日。

今期初開催の由利本荘地区。

西目カントリーパークサッカー場での、vs Y.S.C.C.戦。



0-1の敗戦。

この日の主審は、Jリーグ初の女性審判となった、梶山芙紗子さん。



 クルム伊達さんのような、笑顔のとても素敵な人だったが、ひとたびピッチの立つと表情はかわる。



 スタンドからはもちろん、選手やベンチから、自分のチームに不利益なジャッジがあると、たとえ女性審判であっても、問答無用に罵声が飛ぶ。

キムタクと青木さやかが合体したような、

「どこ見てんだよ!」

から、

「今のファールだろ!」

「蹴った!蹴られた!」

「ふざけんな」

等々。

 選手達は必死だから、自分の正当性を主張するのは当たり前だし、それで試合の流れが変わる局面だったらなおさら熱くなる。

 そんな猛者達を前に、梶山さんは至って冷静に、至って厳格に、それはもう見事なほど、毅然としたジャッジだった。

サッカーのルールとともに、自分のルールもしっかり持っていないと主審など出来るわけがない。

 主審にとって大事なのは、笛を吹きゲームを止めた後の、ゲーム再開の方法を熟知しているのかどうか。

激しい緊張感の中で自分の仕事をしっかりこなす姿。

惚れますよ本当に。

いずれにせよ、ホームで勝てない、この厳しい状況。

 何よりも辛いのは選手達であり、終了のホイッスルが鳴った瞬間、最後の最後まで立ち上がることが出来なかった松ヶ枝選手や、ダウン中、一人だけテントの中で、顔にタオルを乗せたまま大の字に横たわって微動だにしなかった野本選手など。

サポーターのストレスもあるけど、みんな選手が一番辛いんだって事はわかってる。

 だからこそ今年のサポーターは、負けて悔しくても、その悔しさを押し殺し、フリーでサッカー観戦に来てくれた人達に、また来てくださいと声をかける。

必ず、必ずみんなが笑える日はくるんだ!

悔しいけど、そんなときだからこそその日を楽しみに待とうじゃないか!