goo

「1Q84」BOOK2 読書日誌 第13章

青豆さん,
リーダーを殺害したが,

それは天吾くんを護るため。
ふーむ,

死に意味を求めようとすると,
それはいつも献身という形になってしまう。

だが,その献身は
自分が自分であることを保証する

自己証明という個人的倫理によって制限されるため
献身はいつも匿名の献身となり,発表されず埋もれてしまう。

だれも知らない,献身。
鼠もそうやって死んでいったのだし,

リーダーもそうやって死んでいこうとし,
青豆さんもそういう選択を行ってしまった。

それはなぜ必要か。
すべては,主人公の孤独に臨界を迎えさせるため。

孤独は臨界に達し,割れる。
そこから,光が差すが,それはいつも涙として表出する。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

閑話休題

あー,
疲れた。

読書は疲れるよ。
楽しいけど,さ。

こんなに楽しい読書をさせてくれるのは,
オレには村上春樹と大江健三郎しかいない(笑。

あ。あと,夏目漱石。
この三人の方には感謝をこめて

論をまとめていきたいと思う。
それがオレの今後10年くらいのライフワークに

なるだろう。
10年じゃあ,終わらないかもなあ。

いま村上春樹論を構想しているが,
それにはやはり親鸞を読む必要があって,

「教行信証」を読み始めている。
「歎異抄」は短いからいいが,

「教行信証」は引用だから,
いずれ元の文献も読む必要がある。

ということは,やはり仏典を
避けて通れないということなんだなあ(笑。

しょーがない。
地道にやろ。

そのくらいは生きる(笑。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

「1Q84」BOOK2 読書日誌 第12章

いかん,だんだん
ふかえりちゃん小説みたいにして読んでいる(笑。

「ノルウェイの森」では,
ふたりが抱き合ったのが,雨の日だった。

雨。
今度は,雷だ。

天吾とふかえりが
抱き合うが,しかし,

そのことにはいたらないと思う。
雨が降ってないから(笑。

もし,
激しい雨が降るのなら,そういう事態もありうる。

だがそうはならないだろう。
雨は雷を伴ってはならないのだ。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

「1Q84」BOOK2 読書日誌 第11章

おおおおおおっっっっ,
新たなる展開っ!

なに,リーダーが
羊男の役割をしようとしているのかっ!

自分を使用している
リトル・ピープルの通路を塞ごうとしているのは

リーダーだったのか!
おおおおお。

だが,青豆さん,
なぜ宗教家をそれほど卑小化しようとするのだ。

それ,そこ,
そのニュートラルになれない部分が

あなたの危険な部位なのだ。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

「1Q84」BOOK2 読書日誌 第10章

おっと,ふかえりちゃん,
戻ってきたねえ,うれしいよ(笑。

やっぱりリトル・ピープルの動きを
ふかえりちゃんは感じ取れるんだね。

そして,いま,リトル・ピープルは
青豆さんのそばに出現しようとしているのだろう。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

「1Q84」BOOK2 読書日誌 第9章

ふうーっ,
ああ,疲れた(笑。

青豆さん,
こういう巨魁の男に

アイスピック攻撃できるのかなあ。
リーダーは,「羊」に乗っ取られた先生みたいな

存在なんだね。
ということは,あれれ,

だれかがリトル・ピープルと
闘わなければならなくなってしまう,というか

リトル・ピープルの通路を塞ぐ人柱が
必要になるということなんだな。

ふかえり(笑!?
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

「1Q84」BOOK2 読書日誌 第8章

ついに現在の父親,登場。
父親は,老いと病の両方の仮面をかぶせられている。

老いは病の時間的形態ともいえる。
病は老いの臓器的形態ともいえる。

なぜ,両方をかぶせる必要があったのだろうか。
私は,片方だけの父親を登場させてほしかった。

これでは,まだ不明瞭な部分が残ってしまう。
妻小説が終わったら,村上春樹は

親子小説を書くべきなのだ。
あ,もしかして,これがそれ(笑。

いやあ,まだまだ,
これではまだまだ。

これでやっと,
読んだところまで書きおえたので

読書に戻ります。
第9章,ああ,

青豆さん,
せめて逃げ出せればいいのだけれど。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

「1Q84」BOOK2 読書日誌 第7章

いやあ,なんか
ドキドキしてきたよ(笑。

青豆さん,
無事に仕事を終えてほしいけれども,

それは無理とみた。
おそらく,リーダーを

リトル・ピープルが
護っているのだと思う。

リトル・ピープルがどういう正体のものかは
よく分からないままだが

つばさちゃんの口から出てきて,
老婦人になにも害を働かなかったところから考えてみると

直接的な害を与えるものではないらしい。
しかし,彼らを呼び出してくれるものへの

忠誠は果たすにだろう。
彼らは,アナザーワールドかなにかに住んでいて

この現実次元にやってくる。
そしてなにかを紡ぎ出す,「空気さなぎ」ってやつをね。

それは,人間にとっては十分に悪用する価値のあるものなのだ。
天吾くんが,「空気さなぎ」についてあんまり言及しないので

中味が分からない。
天吾くん,もっとそれについて考えてくれ(笑。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

「1Q84」BOOK2 読書日誌 第6章

ここでは,人妻のガールフレンドが
来なくなる事態が語られている。

まあ,想定内。
これから,天吾くんは

少しずつ,関係性を
剥がれていくのだろう。

そして,孤独の素顔が
露わになっていく。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

「1Q84」BOOK2 読書日誌 第5章

ここではね,
タマルが語る,菜食主義者の猫の話が

浮いてる(笑。
タマルはこういう長い話を語る人物としては

描かれていない。
それなのに,こういうことを語るというのは

伏線です(笑。
それ以外に考えられない(笑。

ひょっとすると,
タマルはすでに教団に抱え込まれていて,

青豆さんに危機を教えているのかもしれない。
「おまえをくわえていって,レタスと交換する」というのが

それだ(笑。
青豆は,教団に拉致される(笑。

やだなあー,
そんなストーリーを読むのは(笑。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 前ページ