江東区図書館生活

本棚の本をずいぶん少なくすることができました。

2日で人生が変わる「箱」の法則 [単行本(ソフトカバー)]

2012-06-03 17:09:15 | ★★★★★繰り返し手にしたい一冊
2日で人生が変わる「箱」の法則 [単行本(ソフトカバー)]
アービンジャー・インスティチュート (著), 門田 美鈴 (翻訳)



場所:江東区図書館

「箱」本、2冊目、こちらもなかなか。
読み応えアリ、噛み応えアリ、繰り返しかみ締めるべき本、てことで殿堂入り。
以下、メモ。

●<P.265>澄んだ平和な心を取り戻す(四つの要素)
箱からの脱出
1.箱の兆候を探す(非難、正当化、冷酷さ、よくある箱のタイプなど)
2.箱の外の場所を見つける(箱の外の人間関係、記憶、行動、場所など)
3.状況をあらためて考える(すなわち、箱の外の観点から)。次のような質問をする
・この人やこの人の難題、重荷、苦しみは何か?
・私や私の所属するグループが、その難題、試練、重荷、苦しみをどのように増大させているか?
・私や私のグループが、この人やこのグループを他のどんなやり方で、ないがしろにしたり、虐待したりしてきたか?
・私の優越、当然、体裁、劣等感などの箱が、どのように他者と私自身についての事実を見えなくし、解決を妨げているか?
・この人やこのグループのために、私は何をすべきか?助けるために何ができるだろうか?
箱の外にとどまる
4.私が見つけたことに基づいて行動する…私がすべきだと感じていることをする
★「箱」本を読んだけれども、まだまだ「箱」の中にいることに後から気づくことがしばしばある。
改善が必要な局面は多々あるが、まずは、部下の前では「箱」の外にいられるようにしたい。


●<P.281>和平ピラミッド(その2)
正す

教え、伝える

聴き、知る

関係を築く

影響力を持つ他者との関係を築く

箱から脱出する、平和な心を獲得する
★信頼関係がなければ、いくら正しいことを言っても伝わらない、ということはコーチングでも学んできたところ。
その信頼関係を築くには、「箱」の外にいなければならない。
そりゃそうだ。
「箱」の中にいて、自分は正しい、おかしいのはお前ら、という態度で、自分と信頼関係を築いてくれといっても難しい。
やっぱり、まずは「箱」の外に出る。
そうした中から信頼関係を築く。
その上で、相手のことを聴く、知る。
そこで初めて教えることができる、伝えることができる。


●<P.285>教訓1
ピラミッドの下段に時間と努力をそそぐこと。
●<P.286>教訓2
ピラミッドのある段の問題の解決策は、その段より下にある。
●<P.288>教訓3
ピラミッドの各段階で効果を上げられるか否かは、ピラミッドの最下段―あり方―にかかっている。
★遠回りのようでも、土台を固めることが実は近道。



【アクション】
部下の前では「箱」の外にいつづける。
部下に対するとき、事前に必ず「箱」の外にいることを確認する。
更に、「箱」の外にいつづけることを決意する。
そのためにできる工夫を考える。
その上で、部下に対したい。
事後的に振り返り、「箱」の外にいたか?、それはどういう工夫が効いたか?、なぜ「箱」の中に入ってしまったか?、どうやれば踏みとどまれたか?、次に生かすべきは何か?、を心に刻みたい。


【これまでに読んだ著者の本】
自分の小さな「箱」から脱出する方法 [単行本(ソフトカバー)]
アービンジャー インスティチュート (著), 金森 重樹 (著), 冨永 星 (著)
http://blog.goo.ne.jp/shinyability/e/db05fd1533d642e9a2fbef8fac58f110