江東区図書館生活

本棚の本をずいぶん少なくすることができました。

〈ゼロからのサイエンス〉多変量解析がわかった (ゼロからのサイエンス) [単行本(ソフトカバー)]

2012-06-02 10:42:50 | ★★★★★繰り返し手にしたい一冊
〈ゼロからのサイエンス〉多変量解析がわかった (ゼロからのサイエンス) [単行本(ソフトカバー)]
涌井 良幸 (著)



場所:江東区図書館

ちょうど読みたかったレベル感の本。
それぞれの分析手法が、直感的にどういう意味を持っているのか、解釈をすればよいのかがわかりやすく書いてある。
こういうのを読みたかった。
手元においておいて、リファレンスとして使えそう。
てことで、殿堂入り。

・主成分分析、各教科の点数の和を取って総合点を出すよりも、適当な重み付けをして和を取った方がバラつきを大きくすることができる、というかそういう風になるように重み付けを考える、その和が主成分
・判別分析、全変動は群間変動(グループ間の距離)と郡内変動(グループ内の散らばり)にわけられるから、相関比、すなわち全変動に対する群間変動の割合が大きくなるように各変数の重み付けを設定できれば、二つのグループは線形判別できる。もうひとつのやり方として、グループの重心からのマハラノビスの距離を利用する方法もある。
・因子分析、共通因子がどれだけ影響を及ぼしているか、発展させたものとして共分散構造分析がある。
・クラスター分析、階層的クラスター分析はデンドログラム(樹状図)を作成、非階層的クラスター分析は代表的なものとしてk-means法。
・非数値データの多変量解析として、数量化Ⅰ類~Ⅳ類、コレスポンデンス分析。


【アクション】
この著者の統計本、続けて読んでみる。


【これまでに読んだ著者の本】
なし