江東区図書館生活

本棚の本をずいぶん少なくすることができました。

マジンガーZ―オリジナル版 (第1巻)

2006-10-29 22:03:03 | ★★★☆☆おもしろかった
マジンガーZ―オリジナル版 (第1巻) (文庫)
永井 豪 (著)


場所:江東区図書館
再読:特に再読するほどではないかと
推薦:特にお薦めするほどではないかと

兜甲児の祖父の十蔵が自宅の地下室で作りましたマジンガーZ。
特許収入で作ってしまったようです、すげぇ。
甲児の両親は十蔵の実験中の事故で死んだとか。
甲児、高校生?中学生?バイクを乗り回すもノーヘル、古き良き時代です。
地震がおこって爺ちゃんは機材の下敷きになって死亡、マジンガーZが甲児に残されます。
とりあえず乗ってみたものの操縦法がわかりません、町を破壊しまくるマジンガーZ。
ヒーローにあるまじきスタート…。
光子力開発研究所の弓教授と弓さやか。
アフロダイAでマジンガーZを止めに。
やっと操縦法がわかってマジンガーZ止まります。
駿河湾に現れた機械獣、率いるはアシュラ男爵、体の半分半分が男と女。
簡単にやっつけてしまいました。
アシュラ男爵の上司は、ドクターヘル。
バードス島の巨人伝説を信じ、発掘に成功、機械中を手に入れました。
で、そのエネルギーとして光子力エネルギーが必要なわけです。
なもんで、光子力開発研究所やマジンガーZを襲うわけです。
そういうことだったのかぁ、子供のころアニメを見ていましたが、何が目的でやってきていたのか知りませんでした。
アシュラ男爵も色々と手を使います。
同時に日本の各都市で機械獣を暴れさしたり。
偽のマジンガーZを使って甲児をおびき寄せたり。
金髪美女、しかも三人、を使って甲児を殺そうとしたり。
で、一巻の最後は、弓教授に、日本中の市民への攻撃をやめるかわりにマジンガーZをよこせと取引を持ちかけ、マジンガーZを手に入れもって行ってしまいます。
甲児、パイルダーで追いかけますが…
二巻に続きます。

そうそう、特筆しておくべきことが。
金髪美女、しかも三人は実はアンドロイドで、甲児を殺そうとするわけですが、そこに居合わせた番長が、アンドロイドの攻撃で裸にされてしまいます。
その流れでハレンチ学園の宣伝をどうどうとコマーシャル。
ヌードカットつき。
古き良き時代です;)

トヨタだけがなぜ儲かるのか!? ~財務をカイゼンする12のルール~

2006-10-29 11:50:34 | ★★★☆☆おもしろかった
トヨタだけがなぜ儲かるのか!? ~財務をカイゼンする12のルール~ (ムック)
山田 真哉


場所:江東区図書館
再読:なし、一度読めば充分かな
推薦:あり

いわゆる山田本。
今回は、竿竹屋ではなくて、トヨタに注目してみました。
財務を切り口にトヨタがなぜかくも強いのかを解説。
カイゼン、視える化を財務の面から解説。
すごいです、どうして毎年こんなに絞り込めるのでしょう。
管理会計がしっかりしている、というか使えるものになっているのですね、やっぱり。
どこにどんな無駄があってというのがカイゼンの端緒になるわけです。
闇雲にやっているわけではありません。
アクティビティを管理会計に視える化して、その上で経営判断があって、カイゼンなわけです。
この管理会計をどうやって現場に浸透させていったのでしょう。
そこにすごく興味がわきます。
管理会計をちゃんとしようとすると、現場には管理コストがかかります。
もちろんそのコストは大事で最終的には現場の役に立つものなのですが、近視眼的には現場には無駄に見えてしまうものです。
ここをどうやって乗り越えたのか。
トヨタマンはみんな意識が高くて、現場の末端にいたるまで経営的視点でものが考えられるようになっているのか。
そうじゃないよなぁ。
きっとシステムとしてうまくできているんだろうなぁ。
このあたり、また違う本でぜひ学びたいところであります。





敗者のゲーム―なぜ資産運用に勝てないのか

2006-10-29 11:14:48 | ★★★★☆もう一回ぐらい読みたいかな
敗者のゲーム―なぜ資産運用に勝てないのか (単行本)
チャールズ・D. エリス (著), Charles D. Ellis (原著), 鹿毛 雄二 (翻訳)


場所:江東区図書館
再読:時間がたってから読み直したい
推薦:資産運用を始める前に読んでおきたいところではあるが、書かれている内容を噛み締めるには資産運用の経験が必要でしょう。特に痛みを伴う経験が…。ともかく資産運用に興味がある全ての人の必読書ではないかと。

資産運用は敗者のゲーム。
勝者のゲームは基本的にはミスをしない者同士が戦っているときに積極的に勝ちに行かないと勝てないゲーム。
対して、敗者のゲームは、相手のミスで勝負が決まる。
素人のテニスがよい例。
そのため敗者のゲームに勝つには、とにかくミスをしないこと。
資産運用とはそういうものなのです。
もちろん幸運に幸運が重なって、積極的に勝ちに行って勝てることもあるでしょう。
でも、それは万人に普遍化できるものではありません。
そういうこともありますというだけのこと。
そんな資産運用について、知っておくべきこと考えておくべきことがいろいろと書いてあります。
市場に勝とうとすることは割りに合いそうにありません。
市場に勝とうと取るリスク分のリターンがあるかというと疑問なのであります。
ここから出る結論はくそつまらないですが、市場を買っておくしかないということです。
インデックスにフルインベストメント、つまらないけれども、基本はこれ。
「市場タイミングに賭けてみようというのは「悪魔の囁き」だ。決して耳を傾けてはいけない」
投資家は、「稲妻が輝く時に」市場に居合わせなければなりません。
そうすれば負けないはずです。
負けないことが大事です。
怖いのはインフレだから。

本書はもともと機関投資家向けに書かれていたので、中盤の記述はそのようになっています。
はっきりいって、理解できていません、難しかったです。
終盤は後から追加された、個人投資家向けの記述になっています。
もちろんですがアメリカの制度にのっとって書かれているのでそのまま日本にというわけにはいきませんが、幹の部分は充分に援用できるものであると思います。

時間がたってからもう一度、といわず二度三度と噛み締めたい本であります。