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エッセイとショートショートと―あちこち話が飛びますが

イノキ・ボンバイエ!

2021-12-05 07:54:30 | エッセイ
 久しぶりに姿を見たと思ったら、見間違えるほど痩せこけ声にも元気がなく、苦しそうにリハビリをするアントニオ猪木だった。NHK-BSPで放送された『燃える闘魂 ラストスタンド』である。(僕もここんとこ体調良くないので、身に詰まされないこともない)
 100万人に数人という難病とかで、「強さの象徴」だったあのアゴは「痛々しさの象徴」となってしまい、何とも気の毒。あんなに強かったのに不条理と言えば不条理。古くは旧約聖書のヨブから、古今東西こんなことがたっくさん起きてきたことだろう。(だからいいってわけではない)
 何の慰みにもならないが「試練は、それを克服できない人には与えられない」はよく言われること。僕なら、すぐ音を上げることだろう。(あの孫悟空だって「天下一」にならなければフリーザとも戦わずに済んだかも)
 世の中に難病は何百もあるという。そのいずれにも罹らずにいられるってことは、他の災難に遭わないこと含め、実にラッキーなことかも。難病と言えば、生き物すべていずれ死ぬっていう「死の病」に罹っていることもよく言われること。
 かく言う僕も(あなたも)いつ何どき不条理な目に遭わないとも限らない。だからこそ「今」を懸命に生きなきゃなあ、と思う次第。
   


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