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エッセイとショートショートと―あちこち話が飛びますが

受験シーズン

2005-03-06 09:55:19 | エッセイ
身近に受験生もいないし、僕自身の受験時代ももう何十年も前のことだから状況がよくわからないのだが、私立の大学や高校が終わって、今は国公立の大学入試が真っ盛りといったところだろうか。
世の中の仕組みとはいえ、受験とは大変なもの。もうあのような思いはしたくない、というのが正直な気持ちだ。

とは言っても、限られた科目の範囲内での勉強をし、その範囲からの問題に答えればいいのだから、やる気さえあれば、そう難しいことではない。それに、人格まで否定される訳ではないのだから、もし合格できなくてもその部分だけがダメだったのだと考えればいい。うまく行かなくても、そこで人生終わるわけではない。それはそれで、素敵な将来につながっていると考えたい。
仮に、人間性を見るテスト、なんてのが現われたら現われたで、その準備を充分やった者が合格するという、何だか気味の悪いことになってしまう。

決められた科目なしで試験される、というのが本当のテストだと思うが、それはおそらく、社会に出てからの、例えば会社での人事考課といったものがより近いと言えるだろう。もちろん運もあるし、会社なら会社にとって役に立っているかどうかというのがその尺度になるのだが、人間性を含め、何年にもわたって評価されるというのは、考えようによってはペーパーテストよりも正確な分、怖いと言えるかもしれない。

話がちとそれてしまったが、受験に限らず、自分の人生うまく行かないな、と感じた人には、デール・カーネギーの『道は開ける』という本をお勧めしたい。全世界で何千万部と売れている大ベスト&ロングセラーで、僕も何度となく救ってもらっている。1600円と少々値は張るが、一食、いや二食抜いてでも、是非!
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