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エッセイとショートショートと―あちこち話が飛びますが

センセイと呼ばれる人たちは

2021-12-19 07:23:03 | エッセイ
 
 師走。先生がたも走り回る時季である。

・医者
 少々体調を悪くして病院に通っているが、薬を飲んでもなかなかスッキリしなくて試行錯誤しているとこ。
 処方どおりに服用すればいいのだろうとは思いつつ、飲んだ人間にしかわからない〈感覚〉というものはあるもので、それに従って薬の量を加減している。「調子はどうですか」と聞いてくれるドクターは専門医であるけれども、病人の感覚には従わざるを得ないと思う。何てったってその病状についてはその病人が一番わかっているはずだから。
・教師
 自分の説明に酔っているような教師もいるにはいたが、理解できてるかどうかは生徒自身にしかわからぬこと。教師が〈教えるプロ〉なら生徒は〈教わるプロ〉なんだから、「わかった」という感覚を教師は生徒から「教えて」もらわざるを得ない.
・議員
 議員が〈政治のプロ〉なら庶民は〈生活のプロ〉。生きやすいかどうかの感覚を、議員は庶民に教えてもらわないとやって行けないはず。
    

 要するに「先生」と呼ばれる人たちってのは皆から持ち上げられているんだけど、患者なり生徒なり庶民に教えてもらわねばやって行けないはず。(ヤボな話だけど)
 ところで、中国では人に呼び掛ける時「○○先生」と言うようだ。これはなかなか気持ちのいいもので、僕も「□□先生はどう思いますか?」と聞かれると、嬉しくてホイホイと答えていたもの。
    


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