地震と台風とは関係があるんじゃないだろうか、という話。
去る11日、ここ静岡を中心に地震があった。
明け方5時過ぎにグラッとなり、「(東海地震が)ついに来たか」と寝ぼけ頭で思ったものだが、どうもそうではないらしい。幸い、棚の上の物がいくつか落ちる程度で済んだものの、ちょうど台風9号が近付いていたので、あれで自宅に被害があれば、雨ざらしになるところだった。
台風(あるいは低気圧)が近付いていると、どうも地震が起きやすいように前々から感じている。冒頭のような動画は一度は目にしたことがあると思うが、地震というのは、地球表面のプレート同士の境界において、相対的に軽い方のプレートがはじけて起きるものだ。この2つのプレート間の摩擦力が、台風などで気圧が下がることにより、小さくなるのではないかと、単純ながら考えている。
空気というのは軽いものだが、大気の層になっているため、気圧がたとえば20ヘクトパスカル下がれば、1平方メートル当たりで204kg、1平方キロメートル当たりだと20万4千tも軽くなる(計算合ってると思うけど)。プレート自体の重さに比べればおそらく微々たるものにせよ、これだけ軽くなれば、歪んだプレートも元に戻りやすいんじゃないか、と。
どなたか、そういう研究でもしている人はいないものか。
ところで今回の静岡沖地震でも「緊急地震速報」というのが出て、ケータイなんかで事前(と言っても今回は5秒ほど前)に知ることができたそうだ。
これ、震源付近の揺れ、特に先に伝わってくるP波(縦波)を捉え、そこからの予測に基づいて出されるもののようだ(便利になったもんだ)。そしてあとから伝わってくるS波(横波)が、本格的な揺れとなる。
このP波とかS波とか、高校の地学か物理で教わると思うが、PはPrimary(1番目の)の、SはSecondary(2番目の)の頭文字というのは、あまり教えてはくれないんだろうね。縦とか横とかで和英辞典をいくら調べても、PやSは出てこないものだ。
こういう余分な知識が、意外と役に立つもの。
ともあれ、そのうち東海地震はやって来るのだろう。くわばらくわばら。
〔動画は、静岡県地震防災センターのHPより〕