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エッセイとショートショートと―あちこち話が飛びますが

夏だ! 祭りだ!

2009-08-02 07:16:24 | 時事
 
 ようやく、よーうやく総選挙なのでございます。

 今回は民主党に追い風が吹いているようで、大差か僅差かはともかく、政権交代の可能性が非常に高い。長いこと、ほとんど自民党の支配にあったわけですし、官僚の抵抗に伴う混乱が、最も懸念されるところでありまーす。
 夢のような、とまでは行かなくても、それぞれなかなかいい公約もあります。ただ、無理なく実現できるかどうかが問題です。ある部分良くなっても、他の部分で思い切り悪くなってしまっては、元も子もありません。

 とーもかく、4年に1度のお祭りなのです! オリンピックにワールドカップ、それにアメリカ大統領選挙が4年おきに行なわれるのは、大きな祭りとしてちょうどいい間隔だからなのでしょう。大統領と同じく直接選ぶわけではないものの、自民党に入れれば麻生氏(あるいは別の人)を、民主党に入れれば鳩山氏を、首相にしたいという意思表示をするわけですから、今回ほどやりがいのある投票というのも、ないのでありまーす。
 テレビで偉そうにしている人たちの命運が自分の1票に懸かっていることが、今回ほど実感できることもなかなかないのではないでしょうか。昭和から平成への改元、20世紀から21世紀への移り目、そして加担するか抵抗するかは別として、今回政権交代の場に立ち会えれば、孫の代まで自慢できるに違いあーりません。

 気分それに景気が停滞してるのも、祭りをやらないからです。規模は多少小さくとも、たとえば商店街の祭りでも、華やかな気分になれます。カタルシス的な効果もありますし、今回それが1ヶ月も楽しめるんですから!
 すでに週刊誌では獲得議席予想も大はやり。売上げもアップしていることでしょう。

 しばらく混乱するかもしれませんが、まあ一度民主党にやらせてもいいんじゃないか、という意見が多いだろうと思います。ヒドいようであれば、また元に戻せばいいだけの話。高速料金や子ども手当など、僕らの暮らしに直結することではあるけれど、面白い時代になってきました。
 また「誰がなっても同じ」という言い方が通用しなくなります。ある程度変わるのも、いいことかもしれません。2大政党制は、日本ではなじまないように感じていますが、政権が緊張感を持たざるを得ないのは、いいことなのでしょう。
 ただ総理大臣も、やりづらい時代であることは確かです。

 あともう一つの懸念は、当選したはいいけど、経験もない、右も左もわからん若いのばかり、というのもあります。だから、政権とっても失敗する可能性も高いわけですが、そうしたら、民主にとって回復は難しいに違いありません。ここはやはり長年の付き合いのある自民に、ということにもなりかねません。

 では選挙日まで、楽しませてもらうとしましょう。
 祭りだ祭り、どうせアホなら踊らにゃ損々!

(ちょっと選挙演説風に)

コメント
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