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エッセイとショートショートと―あちこち話が飛びますが

2005年宇宙の旅

2005-07-31 08:47:18 | 科学/考察
 野口聡一さんがようやく宇宙に飛び立ち、現在は国際宇宙ステーションで船外活動などを行なっている。映画『2001年宇宙の旅』で見たようなシーンが、今も僕らの頭のずーっと上の方で繰り広げられていることだろう(まさかコンピュータの反乱はないだろうが)。
 映画では、地上の様子は確かテレビ電話の画面で少し映っただけだったと記憶しているが、宇宙ステーションができる時代になれば、地上はどこも平和になり、浮上式の自動車なんかがスイスイ走っているものだと思っていた。
 でも、大きな戦争はないものの、貧困に飢餓、テロに核問題は依然としてあり、映画を見た時のイメージとはだいぶ異なっている。勝手にイメージした方が悪い、と言われればそれまでだが、悲しむべきことである。
 宇宙への進出、という華々しいシーンの一方で、地上での問題はなかなか解決されずにいる。そのため、宇宙開発よりも社会不安の解消のためにお金をかけるべきだ、という意見もあるらしい。ただ、宇宙へ進出するのは必然であろうし、人類が火星まで行こうが太陽系を飛び出すことになろうが、こういった問題は何かしら残るものだと思う。もちろん、問題を解決するための努力は必要なのだが。

 …真夏の青空を見上げながら、こんなことを考えていました。
コメント
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