へなちょこかいご

アルツハイマー型認知症・80代の母との暮らしで思う事。
母は2021年秋に亡くなりました。父の事も少し。

入院していた母

2020年02月29日 | 日記
股関節付近の筋肉に炎症を起こして痛みがひどくなり、

点滴治療とリハビリのため、1ヶ月弱入院していました。

最初の受診と検査から翌週の再検査までの間に、初めての真夜中の徘徊や、

夜通しのひとり言などがありました。

微熱もあったせいか、体調も認知症の症状も悪化していました。

立てない程の痛みがあるのに外に出て結構な速さで歩く母の姿に、

認知症ってすごいなと思いつつ、追いかけました。

治療もリハビリも順調に進み、退院も予定より早まり、デイサービスも再開。

入院した時は、院内の移動もベッドのままで、なんだか認知症も進んだようで、

病院側の書類作成のために、退院後はどちらに、ときかれても、

どんな状態での退院になるのか検討がつかず、経過を見ながら、としか言えませんでした。

「壁に虫が…」などとも言い出しましたし。

もしかしたら老健か有料のホームになるのか…特養も申し込んでいた方が…

自宅ならレンタルは何を…と、もんもんとしました。

結局は、同室の方々に迷惑をかけることもなく(多分)、するすると退院。

家の中くらいなら歩けて、トイレの場所も覚えていたし、お風呂も介助したら入れます。


入院中、私は少しは休めるかと思いました。

母の世話をしなくていいので。

でも、それまでの疲れが出たのと、いつどんな状態での退院になるのか、

介護用品を見に行ってはもんもんとしたり、用事をしたり、自分の病院に行ったりして

面会時間には母の病院に行って。

あまり休めた感覚はないのです。

時間がある今こそと、遠方から友人が来てくれて帰りの時間を気にせず会えた事が

唯一楽しかったくらいで。



みんなに驚かれますが、母は本当に元気だなあと思います。

何かあっても必ず復活する、その底力。

コロナウイルスに関する注意事項のプリントがデイサービスから来て、

本人はもちろん、家族の体調の変化に気をつけるなどありましたが、

今後もしかしたらデイサービス自体がお休みになる可能性もあるかと思うと、

いろんな意味でおそろしいです。