へなちょこかいご

アルツハイマー型認知症・80代の母との暮らしで思う事。
母は2021年秋に亡くなりました。父の事も少し。

母娘

2015年02月14日 | 日記
一緒に出掛ける前、したくをしない母にイラッとしました。

髪も寝起きのボサボサなので、直すと言うと、

「じゃあ行かない」とすねる。

髪は、この間切ろうと言ったら断られたから、そっちのタイミングでいつ切るか決めてね、

などと言うと、

「長くして結ぶから」

伸ばすのね。

「私1人で切るから」

伸ばすって言ったじゃん。


水スプレーして、ドライヤーで整える。

その間、

私と母はこうしてやり合って暮らして行くのだ、と思いました。

それが母娘だと。

ここを、深刻にとらえてしまい、私が1人で出かけて、出先でもんもんとしたり、

自分をかわいそうがったり、

一緒に出てもイライラプンプンして母を無視したりしてはダメなんだ。

私と母はこういうふうに、ぶつかったり言い合ったりしながら、

助け合って暮らす。

お互い年を取っても。

母の認知症が進んでも。

言い合っても実は仲良しで、のんびりと暮らす。

過剰でも深刻でもなく。

ただの母と娘で。