百瓶逸酒

我が家にある各種開封・未開封のお酒を記録するのが目的のブログです。
単なる自分の整理のためだけですが^^;

レ・カイユ・デュ・パラディ・ラシーヌ/2003・クロード・クルトワ

2008年01月21日 | ワイン

 一昨晩と昨晩飲んだワイン。珍しくボトルを二日に分けての完飲。熱狂的なファンと、同じくらいのアンチを持つクロード・クルトワ。人にそれだけの毀誉褒貶をもたらすということは、いずれにせよそれだけなにか人をゆさぶる作り手であることは間違いないと思います。実はこのワイン、ヴィンテージ違いを以前に飲んでます。その時は、そのものすごい還元臭にへきえきさせられました。なんというか、飼っていたハムスターをそばに置いて飲んでいるような。
 で、今回は2003ヴィンテージに再チャレンジです。ややドキドキしながら一昨晩に抜栓。うへっ、また還元臭。ん?以前ほどインパクトが無い…。デキャンタ無いので、少量づつスワリングしながら、飲み進める。ふーん。なんだか拍子抜け。普通のビオだな。じゃあ、ということで、その夜は終了。酸化をすすめて還元臭をとばすため、栓無しで一晩放置。
 昨晩は念の為、デキャンティングポワラーも装着し準備万端。あー、大分臭いがとびました。酸味が強いが、ライトなタイプではなく、まさにラシーヌ(木の根)の名のとおり、どっしりと骨太に根をはった、腰の座ったワインでした。後味に出汁を感じて、飲んだ印象は梅昆布茶。