百瓶逸酒

我が家にある各種開封・未開封のお酒を記録するのが目的のブログです。
単なる自分の整理のためだけですが^^;

第9回 テイスティング会

2008年01月27日 | テイスティング会

 土曜日はandrews恒例のテイスティング会。早目に到着したので、常連のがむさん、ほねろっくさんと腹ごしらえ。ほんっとにひさしぶりのビリケンさん。考えれてみれば揚げ物も久しぶりだなぁ。

 今回のコンセプトは『ちょっといいアイラモルトを…』。合わせるは、去年と同じく牡蠣。うーん、胸が高鳴ります。あ、そういえば今年初牡蠣だ。

 生だけでなく、焼き牡蠣+トマトソースも。これも意外に(?)ベストマッチング。パスタが食べたくなりました。

 さて、今回のモルト。リッチなモルトがそろいました。
「ブナハーブン 37y マーレイ・マクダヴィット」 1966年蒸留・オロロソで40.3%
 恐らくとても繊細なモルトかなと思いましたが、予想通り柔らかな深窓の令嬢でした。
 香りは、オロロソシェリー、ヘレス、経過と共に奈良漬、シェリー香が消えると糖蜜、砂糖漬けのドライフルーツ。複雑で、香りを追い続けるだけでたっぷり楽しめる。
 味わいは、漢方薬、丁子、とにかくドライ、かすかにスモーキー。
 フィニッシュは早く、決して加水してはいけない。綱渡りのようなバランスの上に乗っている。

 お次は「ラフロイグ 17y SMWS29.59」。89年蒸留、06年ボトリング。リフィルバットの58.9%。
 ソサエティのコメントでは「シェリーとフェノールのマリッジの勝利」。
 香り。関西風に上品にとった昆布出汁、時間経過と共にシェリー香が消え、ヨード香が支配。ラフロイグ強し。微妙に柑橘系。海風に吹かれながら立つみかん畑。
 味。胡椒の爆発、素晴らしくスパイシー、スモーキーだがアルコール分由来の甘みも強い。笑うくらいの暴れん坊。
 フィニッシュは予想通りの長さ。特に牡蠣の後味を粉砕する。今回、一番たくさん飲みました。